堀江貴文×野村克也の『夢中力』は幻の対談本から情報とデータに向き合う重要性を再認識させられた

対談本は、組み合わせ次第で面白くもなれば、かみ合わないものもあります。

故:野村克也監督と、ホリエモン(堀江貴文氏)が対談したらかみ合うのでしょうか?

実は、企画が進んでいたのに、野村さんがお亡くなりになったために実現不可能かと思いきや、発信量の多い二人から、組み合わせと編集をさせると一冊の本、『夢中力 (光文社新書)』に仕上がっているのを読んでみました。

お知らせ

毎週火曜日発行のサードプレイス・メルマガ(まぐまぐ)月額800円(税抜)

【週刊】サードプレイス・メルマガ 登録は こちら >>

オフライン・オンラインで色々な人に会って、一緒に学べる場です。
定期参加も、スポット参加も歓迎します

毎月開催【サードプレイス・ラボ】の詳細は こちら>>

変り者でも筋が通ってる二人

堀江貴文氏や故・野村克也元監督が、もし、直属の上司だったり、仕事の関係者だったら喜べるだろうか。

正直、変り者で、言葉がとがっている二人だけに、傷ついたら、イラっとするような嫌な場面を想像してしまう。

離れた距離にいるからこそ、二人の言葉や考え方は、自分にインストールできるポイントを見つけようという気持ちを保てるのです。

二人とも天才のようだけど、常人にない戦略を支える知恵と恐れないチャレンジ力がある

名監督・知将の野村監督は、高卒で、自分の能力を磨き続けるために、データを活用し始めた最初の野球選手(捕手)です。

結果として、三冠王も取得し、歴代トップクラスの実績を残しつつ、長年、南海やヤクルト、楽天、阪神で監督でチームを導いてきました。

一方、堀江貴文氏は、東大を中退して、インターネットの世界で起業し、事業を急成長させたものの、ライブドア事件で逮捕されるという経歴。

その後、様々な事業を手広く展開する存在として、ファンや仲間を抱えつつ、アンチも多い。

どう考えても、二人はかみ合わない存在では、と思っていたのですが、本の中で、共通点を見出しています。

「一見かみ合うところがなくて『ミスマッチ』のようですが、その実、『思考の方向性』が驚くほど合致していますよ。それを集めると絶対面白い。  まず「IT」と「ID」。お互い、情報やデータを活用するところ。(『夢中力 (光文社新書)』)

彼らは情報・データを重視・活用することで、結果を出してきました。

自ら運命を切り開いてきた存在~知恵と戦略~

名家出身のプリンセスでもなく(どちらかというと、庶民)、自分の知恵で勝負するために、今までの常識とは異なるため、批判や非難もされてきた点も共通しています。

恐れないチャレンジ精神をもって、前に進んできた人生だからこそ、賞賛に値する人物なのです。

「「チャンス」は、人を選ばず巡ってくる。まず自分が変わってみよう。「宿命」は変えられないが「運命」は変えられる。」(『夢中力 (光文社新書)』)

チャンスをつかむために、知恵と戦略を粘ってきて、運と実績をつかみ切った点は、私のような一般の人間には、考えさせられるポイントでした。

そして、信用と信頼の大切さを語るあたり、裏切られることを織り込み済みな二人は、見返りも求めていないのです。

「そして「信じる」には、「信用」と「信頼」がある。 「信用」は、文字通り信じて用いること。 「信頼」は信じて頼ること。だから見返りを期待してはならない。」(『夢中力 (光文社新書)』)

ここまで言い切れるのは覚悟の裏返し、他人に対して過度な期待を持たないことで、割り切れる部分を持ち合わせているようです。

情報やデータに貪欲であるべき!

「情報の「量」が「質」をつくる。データを豊富に「準備」すれば、おのずと「未来」が見えてくる。だが、人間は忘れる動物。情報を繰り返し伝えること。」『夢中力 (光文社新書)』)

一番、私の胸に刺さった部分は上記の部分でした。

結局、社会は情報戦でしかなく、量と質を求めるために、徹底的にデータを集めて準備することを怠らない点にこだわれるかどうか、という話。

野村監督の時代は、そこまでITが進んでいない自分は地道なデータを蓄積しながらの分析を、手元に数字を集めて、自分の頭で徹底的に考えていたはずです。

ホリエモンになれば、本質に近い情報・データを素早く集めて、自らの頭で感が抜いて決断しています。

その結果、発言や考え方が、世間の常識とズレると、炎上などの騒動につながり、物議を生みます。

私自身、大学入試は、一年浪人して合格したのですが、現役受験の時は、明らかに無策で、ひたすら勉強するだけでした。

一浪になってからは、最低限、受験に必要な知識を身に着けて、赤本(過去の各大学の入試問題本)を説いて、自分のウィークポイント、出題傾向、合格最低点などをもとに、どこは受かる、厳しいという自己判断ができていました。

もちろん、情報やデータは、ブレるときもあるのですが、基本は大きく変わらないので、合格可能と自己判断した大学には合格し、合格困難という予想をしていた大学には不合格になりました。

事前に、自分への間違った期待感を抱いていなかったので、納得の大学受験でした。

その後も、ことあるごとにデータや情報を読み込み、理解して、予測を立てるというアクションができると、勝てるパターンばかりです。

もちろん、数字やデータを理解しきれていないと、手が施せないので、運頼みのようになるので、失敗しても後悔しないように腹を括っています。

夢中になれたのは好きだから本気に取り組めた

二人のエピソードや言葉を見ながら、タイトルがなぜ「夢中力」だったのかを振り返ってみました。

自分の好きなこと、得意なこと、興味があることに、無我夢中でのめり込んできたのが二人の共通点でした。

他者よりも深く、広く、考えるために、正しいと信じる答えを見つけるために、情報やデータを徹底的に集めて、分析し、アクションにつなげる。

いたってシンプルなのに、ここまでこだわるからこそ、勝ち続けたり、負けても納得できる戦いにだけ、二人は挑んできたというのが理解できました。

あわせて読みたいブログ記事

毎月開催【サードプレイス・ラボ】

サードプレイス・ラボでは定期的にイベントを開催しております。

★イベント情報★は >>こちら(随時更新)

ご都合が合えば、是非、ご参加いただけると嬉しいです。

関連ブログ記事

[各種SNS]サードプレイス・ラボ

サードプレイス・ラボは各種SNSで情報発信をしております。

是非、フォローやコメント、グループへの参加をお待ちしております。

[週刊]サードプレイス・メルマガ

仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ

「まぐまぐ」毎週火曜日発行 月額:800円(税別)※初月無料です!

私を含めた3人で執筆している週刊メルマガです。

メルマガの詳細は こちら をご一読ください。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

【サードプレイス】ブログへのご意見・ご要望・ご相談、ご依頼などは下記まで

 お問い合わせはこちら

投稿者プロフィール

安斎 輝夫
安斎 輝夫
【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。