編集者・箕輪厚介さんは幻冬舎辞めないって!『死ぬこと以外かすり傷』より

編集者・箕輪厚介さんが、サラリーマンとして働きながら自由な個人として生きている

2018年8月後半にマガジンハウスより出版された『死ぬこと以外かすり傷』を読みました。。

NewsPicks booksから話題の人のビジネス本を毎月、本を出版させ続ける箕輪さんは魅力的な人物であろうと予測はしていたものの、私は距離を置いていました。

私の中で、イメージする編集者は、著者や本を作って世に広める黒子の存在という固定概念がありました。編集者がインフルエンサーのように振る舞うというのは、本を売るというアピール戦略としては正しいのかもしれないけども、長い目で見て、本当に価値を与え続けることができるのだろうか、という素朴な疑問も抱いているのです。

箕輪さんが、突き抜けた人物なのだろうというのは、Twitterの投稿などから垣間見れています。(編集者という仕事をされる方は、尖っていたり、多少のクセがなければ、

賛否両論がAmazonレビューに出ている本『死ぬこと以外かすり傷』を読むか、読むまいか、迷ったうえで、後回しにしてきました。

箕輪編集室というオンラインサロンを運営し、しかも個人の会社として合同会社 波の上商店で講演・プロデュース業を行なっている。

当初、私は、箕輪さんをフリーの編集者に違いないと思い込んでいました。

ところが、今も幻冬舎の編集者として働いている(雇用されているサラリーマンの様子)。

副業、複業をリアルにしている、という点を知り、私は彼の著書を読むと決めました。

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スピード・量をこなしているのは夢中だから

箕輪さんが編集しているNewsPicks booksからリリースされる本は、書店のコーナーが設置されていたり、目立ちます。堀江貴文氏、落合陽一氏などを中心に、天才的な人物をあぶりだす本を作らせたら、ピカイチなのはわかります。

その彼を支えているのが、スピードと量という行動力に尽きます。

このあたりのことを箕輪さんの独自性ではないと揶揄する人はいますが、圧倒的なスピードと量をこなすからこそ、成功している人を見て、話しを聞いて本を書かせてきたからこそ、彼自身にもインストールされている考え方なのだとわかりあす。

誰かに声をかけられた案件・プロジェクトは「やる」と発言してしまう。「やりたい」という願望コメントではなく、「やる」という宣言をしてスタートしてしまう。

彼は、夢中になっているのであって、努力じゃないと言い切ります。(やせ我慢かと思いきや、夢中になっている自分のことが好きなのだと推察します)

若者を中心に、個人の能力やスキルを磨かせて、活躍させるフィールドを用意して、実績を積ませるという人材育成方法。

確かに、素晴らしい。熱意を持った若者をたくさん生み出せるかもしれない。

新しい才能を見出して、プロデュースしながら、書籍にしてブレイクさせるスキームができあがっているのも、若者や、箕輪教の信者に明るい未来を感じさせています。

夢中ってすごい、確かに3歳児ぐらいの子供のように、飽きずに突っ走れる男は、誰もが気になる存在なのです。

私は、100%箕輪教の信者にはなれない!

私は、箕輪編集室には参加していません。時間的な制約もあるし、本来、私の目指すところと軸足が少し違うという感覚があるからです。

オンラインサロンのサロン生(ファン)を増やして、自分と周辺に熱のあるプロジェクトを走らせていくという著名人のビジネスモデルに「やりがい搾取」の恐れを感じているのが大きな理由です。

「やりがい搾取」とは、“経営者が金銭による報酬の代わりに労働者に「やりがい」を強く意識させることにより、その労働力を不当に安く利用する行為”と東京大学教授の教育社会学者の本田由紀さんにより命名されました。

・ファンなんだから、応援してアタリマエだ!という思いで、AKBのCDを大量に買い込む。

・●●さんと一緒にやれることで自分が成長しているのを感じるのが楽しい。時間を使って労力を使って、作品に参加できるなんて幸せ。

例えば、こんな感覚を著名人・インフルエンサー系のオンラインサロンやコミュニティに感じます。

昔のアイドルのファンクラブの会報誌、コンサートチケットや先行販売でゲットなどは、距離があった時代だけに、熱狂できる範囲は限定的でした。

今は、ファンが巻き込まれて当事者になることで、喜びを得る反面、時間と労力を多く費やします。努力じゃなくて夢中になり、旗を立てたコミュニティオーナーを信じてついていく姿。

これは、堀江貴文イノベーション大学校西野亮廣エンタメ研究所、などのオンラインサロンを外側から見るイメージと一緒なのです。

本当に、そのコミュニティに入り、オーナーの信者にならないと、自分のやりたいこと、好きなこと、能力などを磨くことはできないのでしょうか。

規模が大きいオンラインサロンだからこそ、多くの方が参加しているので、人的つながりの化学変化が起きて楽しいというのは良く分かります。

オンラインサロン(コミュニティ)の中にいる人たちの交流は、結局、プロジェクトやチームに分かれていき、オーナーはどこまでかかわってくれるのでしょうか。

彼らは、めちゃくちゃ忙しく走り回る、多動で多能な人たちです。

どうしても、インフルエンサーのオンラインサロンは、オーナーを教祖とした宗教集団のようになっている印象は拭えません。

オンラインサロン(コミュニティ)へ参加(入信)することに価値をもってしまうと、個人としての本当の成長は見込めるのでしょうか。

手伝うプロジェクトは増えます。納期に向けて全力で熱を持って取り組んでいる姿。

本当にハマっている人なら問題ないのですが、世間で言うブラック企業でボロボロになるほど働く人と被るものがあります。

やはり、私は、100%箕輪教信者にはなれない、オッサンなのだと結論づけます。

※ 箕輪厚介さん個人や関係者を批判するものではなく、あくまで、私は、その輪の中に加わるタイプの人間ではないという意味です。

熱が欲しい!閉塞感を破りたい!という「生きるエンジン」としてならば、箕輪編集本は効いているはず

表紙とタイトルのインパクトは時代をつかんでいるし、取り上げる個人に書いてもらうテーマも面白いのが箕輪編集本だと思っています。

あまり知られていないがNewsPicks Book の収益モデルは特殊だ。NewsPicksアカデミアという月額5,000円のサービスがある。1年たって会員は3000人を越えた。アカデミア会員はNewsPicksアカデミアが主催するイベントに参加でき、NewsPicks Bookが毎月1冊自動的に送られる。幻冬舎にはその会員分の書籍売上が入ってくる。今では毎月数百万は安定的に収益が上がるようになってきた。

ここまで裏事情を正直に書いてしまうのが、いかにも、箕輪さんの人柄を感じます。

本を売ることと、著者に注目を集めるイベントとなると、書店イベントや関係者やグループ・団体主催の講演会などになりがちです。

会員制にして、「本+イベント参加」というスキームを作り話題性と、売り上げを確保するということで、口コミ(バズ)を展開させることもできます。結果として、注目度が上がり、本の売り上げも伸びていく。

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私は、ランサーズの西村創一朗さんのNewsPicsアカデミアを辞めた理由にも納得感がありました。(私も対談イベント参加後、主宰者側はニコニコしていたのに、参加者は一目散に帰路を急いでいた姿が交流不足な物足りなさを感じたので)

オンラインサロンやコミュニティは参加者がお客様にだけになっては意味がないし、熱烈なファンクラブになりすぎても、長続きはしないのかもしれません。

ただ、日頃の生活がマンネリすぎて、熱が欲しいと感じる人、閉塞感を破りたいと思っている人にとっては、強烈なエンジンとして、意識改革には繋がることは、箕輪編集本には溢れています。

特に、ワクワクしたり夢中になれるものがない、不完全燃焼な若者たちを着火する役割としては、貢献度が高いのは間違いありません。
(オジサン世代には響かないというか、既成概念に縛られた遅く動かないという古い世代は、排除すべき相手に近い存在として捉えている可能性がありますが)

普通のビジネス本やハウツー本のように、誰もが簡単に真似ができないので、自分の型を作っていくことは次の段階で、それまでの補助エンジンとしては活用してみることをオススメします。

「サードプレイス・ラボ」というコミュニティの目指す道

私は、インフルエンサーと言える存在でも、そのポジションを狙おうという野心を持っていません。

「サードプレイス・ラボ」も今年(2018年)で2年目を終えます。いろいろなチャレンジをして、コミュニケーションを取る場所としての価値は生まれ、毎回、笑顔で終わるイベントになりました。

ただ、日常、このコミュニティに参加している皆さんと私の接点、参加しているメンバー同士の接点は、あまり生まれていません。ここは大いに反省しつつ、運営スタイルを変えていくことを模索中です。

今年は、世代・性別のダイバシティには成功できました。

次は、地域と国籍などの壁を取っ払ってしまいたい。

Expand your life with energy and support. 

私自身がもっといろいろなことに対して拡張したいし、関わる人の新しい側面を拡張させたり、現在の各自の活動を世の中に伝わるように拡張できるようなコミュニティにしていきたい。

クローズドではなく、オープンな形で運営を目指して、楽しめる場にしていきます。

運営をサポートしたい、仲間になりたいという方、是非、ご連絡をください。

<イベント情報>

▼サードプレイス・ラボ

ケーススタディーで学ぶマーケティング勉強会 第6回

AmazonPrimeVideoと Netflix 動画配信サービスで生き残るのは?


日程:12月19日(水)  19時~

場所:マーケティングアイズ株式会社 東京オフィス
東京都新宿区荒木町6-4 ら・ベロルロシュ 101

講師:理央 周さん
マーケティング・コンサルタント、企業研修講師、著者、テレビ・ラジオ・新聞・雑誌への出演、寄稿も多数。

詳細・申込みは下記ページよりお待ちしております。

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