アカデミー賞主演女優のサンドラ・ブロックの演技が光る
最初に、映画館で見るから映画という考え方は、もう変えなければいけないのかもしれません。Netflixのオリジナル作品の質を見ると、本当に驚かされました。
映像としても、音楽としても、キャストとしても、映画と遜色がない、それ以上のものをNetflixが世に送り出しており、もはやデバイスや場所を選ばずに、新作映画を楽しめるという環境の変化を既存の映画制作会社や配給会社も意識せざるえない状況になってきているのは間違いありません。(日本のオリジナル作品という点では、Amazonプライム・ビデオに先を越されている感はありますが)
「バードボックス」という得体の知れない恐怖と戦う女性を演じるのが、アカデミー賞主演女優賞を獲得したこともあるサンドラ・ブロック。彼女の演技を見るだけでも、この作品は本気で映画と言える作品だとわかります。
謎の集団自殺という敵と戦う姿は、往年の「ジョーズ」や「13日の金曜日」などのように特定のキャラクターから逃げるスリルあふれる映画と同系統ながらも、実態がわからないだけに恐怖が増しました。
登場人物が一人一人減っていく中で、二人の子供を連れて川を目隠しをして下るマロリー。
あそこまでサバイバルな姿勢でなければ生き残れないサバイバル感は、興奮度が上がります。
作品のベースに、他人を信じるか、信じないのか、という選択が迫られるので、心理的に大きく揺さぶられます。もし、自分だったら、家族も含めた他人という存在をどこまで信じられるのだろうか、と問われているので、視聴後に考えさせられる映画でした。
果たして、ラストシーンに出てくる場所以外は、世界はどうなってしまったのだろうか、という疑問も残ります。
わかりやすい敵よりも見えない存在に襲われる恐怖は深い
この作品と類似の映画の予告編を思い出しました。「クワイエットプレイス」です。
今までの映画というものは、人智を超えた敵、ゴジラ、エイリアンなどであっても、ビジュアル的に戦う相手が明確でした。
味方の存在も去ることながら、敵の存在がはっきりしていることで、どうやって対処するのか、立ち向かう姿がわかりやすかったのです。
邦画・洋画問わず、勧善懲悪で成り立つものは、敵の存在が明確であって、倒す方向に向かうからこそ、のめり込む感覚がありました。
この「バードボックス」や「クワイエットプレイス」のように、敵がよくわからない存在、ある意味、霊のように見えない存在であることで、戦うのではなく、逃げるしかないという選択に話が展開します。
実社会で見た場合、見えない敵と戦うことはあるでしょうか?
何らかの社会悪と退治していく上で、どうしてもわかりやすい相手、敵としての役回りは出てきます。
見えない敵とは戦うこともなく、知らないまま侵食されているのかも知れないのです。
例えば、自分のプライバシーや個人情報を収集されていることも、ある意味の恐怖なのに、無自覚になっています。
ある日、この見えない存在に自分たちが襲われるとしたら、対策も施せないので、あっさりとやられてしまうのでしょう。
敵味方の二項対立軸だけで、物事は考えてはいけない部分はあるのでしょうが、見えない存在とどうやって対峙すればいいのか、「バードボックス」視聴後、私の中では深く胸に突きつけられたままです。
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【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
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