老後の頑張らない生き方も想像してみよう!

70歳、80歳近くまで頑張らなくちゃ!では窮屈

60代はお年寄りというイメージはすっかり消えてしまいました。

働く、働かないに関わらず、誰もが元気でイキイキとした日々を過ごす方々が多い世代です。

一方で、長生きする人生への不安を口にするのも耳にします。

健康、お金などの問題を意識すると、明るく振る舞えないという気持ちもよくわかります。

だからと言って、健康のために無理に体を動かせば怪我や疲れがたまりますし、無謀な投資を行えば大事な老後資金を失う可能性があります。

どんなライフスタイルや考え方で老後を過ごせばいいのか。

実は、ミドル世代や若い世代も漠然とした心配を抱えています。

精神科医の保坂隆先生が書かれた一冊を読みました。

頑張ってきた世代だからこそ、がんばらないことをすすめている

この本では、明らかに60代をターゲットにしながら書かれています。

現役世代からすると、少しゆるい、楽な生き方の指南書に感じます。

大事なことは、この本を読む団塊の世代と呼ばれる皆さんは、本当に頑張ってきた方々が多いという前提です。

高度成長と呼ばれる時代、真面目に頑張って働いて、家族と一緒に生きてきたからこそ、そのままの生き方からシフトしましょう、という語り口で綴られていることが染みる内容なのです。

私のような団塊ジュニア世代や、それより若い世代は、頑張ることへの意義よりも、無理や無茶という印象があり、ぼちぼちで過ごさないと、身も心も壊れるというトレンドの中で生きてきているので、感覚的には大きく異なります。

本の中で語られている中身が、今も近い感覚で取り組んでいる自分がいるのです。

健康に関してストイックになりすぎたらストレスだし、お金に対してだけ意識を向けたら苦痛が多いので、無理のない範囲を求めている状況です。

大事なメッセージとしては、自分一人で無理をせずに、ゆるく周りの人間や環境を頼って生きることが望ましい、ということだと理解しました。

「頑張れ」「頑張る」世代には、ぜひ、「がんばらない」生き方をしてもらいましょう。

楽をして過度なプレッシャーから逃れてきた世代は、少しは頑張ってみましょうか。

いずれにせよ、ほどほどに頑張り、がんばりすぎない生き方のバランスを考えていくことを、この本から学びました。

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投稿者プロフィール

安斎 輝夫
【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。