自分が好きな「ひとりキャンプ」をYoutube配信していたヒロシの『働き方1.9』

芸能人が自分の活躍するフィールドをテレビ、ラジオ、映画、舞台、雑誌などという既存メディアから、インターネットの世界にシフトしています。

西野亮廣(キングコング)、中田敦彦(オリエンタルラジオ)、市川海老蔵(歌舞伎役者)などが本業以外の領域で、自分から情報発信を武器に勝負して、実績を出している点が特徴です。芸能・タレント事務所の力よりも個の力で勝負しています。

なかでも異色な存在、「ヒロシ」がYoutuberとして活躍している事実を初めて知りました。彼の『働き方1.9 君も好きなことだけして生きていける』を読んだ感想を盛り込んだ書評記事です。

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「ヒロシです」は秀逸な芸だったけど、長続きはしなそうだった

「ヒロシです」で始まる自虐ネタのお笑い芸で大ブレイクしたのは、もう15年ほど前の出来事です。見事な芸ではあったものの、長続きしないと思ってました。

本人も著書『働き方1.9 君も好きなことだけして生きていける』で書いていますが、臨機応変な対応ができるひな壇芸人にはなれず、先輩後輩と絡みができるMCタイプの人間でもありません。

器用ではなく、不器用な職人タイプの芸人ですから、世の中に飽きられた時に、終わってしまう存在、いわゆる一発屋と言われる姿を想像していました。

最高月収が4,000万円も稼げたことがあるのに、彼は所属事務所にブレイクから5年後「もうテレビには出ません」と意思を伝えて、仕事を減らし続けていきます。

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自分の好きな「ひとりキャンプ」をYoutubeにアップしていく

一時は精神的にも追い込まれたヒロシは、自分の好きな「ひとりキャンプ」の様子を動画撮影し、Youtubeで公開をはじめました。

儲けようとか、仕事にしようというよりは、自分の趣味、好きなことを伝えるために、アップしていたので、当初は人気が出ませんでした。

ところが、今やもうすぐ43万の登録者を抱える ヒロシちゃんねる を展開する人気ユーチューバーに姿を変えていました。

彼は、職人そのもので、自分の世界観を持って、しっかりと動画をアップし続けました。

結果として、オリジナルな世界観に共感してくれるファンを獲得して、好きなことをしながら収入を得られる人間に変わったそうです。

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芸能人だからネットでも大活躍!とはならない

今、芸能人は自分がテレビや雑誌などの既存メディアで取り上げられても、なかなか注目度が上がらないことを理解しています。

タレントや芸能人が、ブログやTwitter、Youtubeにシフトしていったのは、世間の人々の時間の中で、ネットメディアが中心になってきたのだから、当然の成り行きです。

ところが、優劣がはっきり出ている状態になっています。

一方通行な情報提供をファンが喜ぶという時代は終わろうとしています。

個人として何を発信するのか、ユーザー(ファンや世間一般の人)とどう向き合い、何を伝えるのか、という軸を持っているか、いないかで雲泥の差が生まれています。

事務所やマネージャー、台本だけに頼っていた芸能人は、成果が出ずに、長続きしません。

個人ではなく、1つのキャラクターとして芸能人を演じていると、この情報発信というのが実は難しいようです。

個人として発信することで評判を下げたり、炎上するというリスクも考えると、自分で考えて発信することはハードルが高いと言わざるを得ません。

知名度がある分、スタート当初は人気が出ても、発信する情報力、質と頻度が伴わないと成功できないのです。

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最近のトレンド 好きなことがニッチでも勝負できる

ヒロシの「ひとりキャンプ」という世界は、正直言って、マニアックな世界観過ぎます。

それでも、本人が大好きなことで、継続して飽きずに発信を続けていくことで、時間がかかっても興味を持ってくれる人の和が広がっていく社会。

youtubeに限らず、コツコツとある分野に絞って、好きなことを続けていく生き方は、今の時代のトレンドです。

最近のホリエモンを筆頭に、色々な方がこぞって主張しているスタンスです。

逆に、目の前のお金を求めてしまうと、闇営業の世界に足を染めてしまう芸人との大きな違いです。

ニッチな世界で本気で勝負できるってすごい時代だと思いませんか?

私も、サードプレイスは、まだまだ、ニッチで固まっていない世界観だとわかっています。

それでも、自分自身が、幾つになっても新しい分野に興味を持って、知り合える人を増やしながら、ともに成長していけるExpand、拡張できる人生を目指しましょう。

私からのアウトプットは、ブログ、Facebook、Twitter、メルマガ、サードプレイス・ラボ(リアルイベント)で続けていきます。

気になるネタやポイントがあったら、いつでも声をかけてください。お待ちしております。

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投稿者プロフィール

安斎 輝夫
【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。