ラグビーワールドカップに向けて、興味を持つ人が増えてるラグビー。
ボールを持って走る選手は注目されますが、あの太っているとしか思えない選手はスクラム以外で何をしているの?と思っていませんか?
ラグビーのスクラムの核になる、第一列、プロップ(PR)とフッカー(HO)について簡単にまとめます。
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プロップ(1番と3番)の役割は少し違います!
プロップとは支柱という言葉の意味どおり、スクラムを支える選手で、背番号は1番と3番をつけています。(選手が交代するとわかりにくくなりますが)
プロップは、ラグビーの中でも地味なポジションです。スクラムに誇りを持って、押し負けないことを重要なミッションに持っています。
スクラムを組む時に右側に位置するのが3番と呼ばれ、両肩がスクラムに入ることもあり、いわゆる強いプロップを配置すると言われています。
この3番の選手は両肩がロックされていることで、後ろからは味方のロック(LO)とフランカー(FL)、ナンバー8から押されます。
一方で相手の1番の選手を軸にしながら、前方からもグイグイと押されます。
完全に力がないと前後に挟まれながら、重さに耐えるだけの体が必要なので、太めに見える選手が多くなるのです。(足が遅いのは、スクラムを組む回数によって体力が奪われることも要因の1つだと思います)
スクラムの先頭の左側に位置するのが1番と呼ばれ、右肩のみがスクラムに組まれているので、上手いプロップを配置すると言われています。
どうやって、力を加えるかを2番とフッカーと考えて、相手の3番の選手を崩しにかかるのが役割です。これにより、自分のチームのスクラムが優位になるか、不利になるのかが決まります。
フッカー(2番)は重要なキーマンが配置される
フッカー(2番)の選手は、スクラムの第一列の真ん中、1番と3番に挟まれます。
一番大事な役割は、スクラムに入ったボールを足で引っ掛けて、後方に送っています。
経験者でないと、なかなか見えないアクションですが、これが重要。
押し合いなどの駆け引きのスクラムの中で、確実に後ろにボールを届けて、攻撃の展開につなげる役割があるのです。
さらに、スクラムから離れるのが最後になるため、次の攻撃的には一番最後に入ることになり、走力も求められるので、No.8(8番)の選手同様の動きが必要にあり、「裏のエイト」とも言えるので、ゲーム全体の判断が求められます。
また、ラインアウトのスローワー(ラインの外からボールを投げ入れる役割)もこなすので、クレバーな選手が配置されています。
現在のラグビーの日本代表であれば、ドレッドヘアの堀江翔太選手がフッカーとして活躍しています。
テレビで試合を見るとわかりますが、ほとんどの場合、彼は画面の中に登場しまくっているはずです。(スクラムハーフと同レベル)
大怪我や手術を乗り越えて、最後のワールドカップと決めて、自分の役割とチームのために活躍してくれている堀江選手は要チェックして欲しいプレーヤーです。
私も3番メインで1番もやったプロップ経験者です
実は、私、二十歳頃、2年弱ほど、ラグビーを経験したことがあります
しかも、今回の記事のプロップ、3番のポジションです。
周りは、高校時代からの経験者ばかりですから、素人がいきなり、3番という職人ポジションをやることはありえない話です。
ただ、走力がなく、ラグビーボールのハンドリング(ボールをパスするなどの動き)が上手でない以上、このポジションしかありません。
分厚い身体と太めの首があったからこそ、上半身は怪我することなく、プレーができました。
無茶をしている、危ないというのは事実です。
とにかく、スクラムをしっかりと組んで、密集のポイントに入り、仲間にボールを出したり、相手にタックルをすることでチームに貢献してきました。
試合中ものすごく消耗しましたし、試合後、特に翌日の体はボロボロになりました。
2年目にトレーニングを含めた合宿中に足首を大きくひねったことで靭帯を痛め、スクラムを支えられない状態になったことで、モチベーションが下がり、チームを離れました。
スクラムなんて、日常生活で経験できないですから。
ラグビーはポジションで役割は違うけど、場面によって臨機応変に動く
いわゆるセットプレーであれば、ラグビーはポジションごとに役割は異なリます。
ただ、ゲームが動き出すと、展開次第では、ルールに従った範囲で自由に動きながら、チームのために、プレーを続けます。
プロップと呼ばれる、3番や1番の選手がトライをするシーンは、ほぼ見ることがないかもしれません。
ゲームの流れ次第では、ボールを持ってトライすることもあります。
各ポジションのプレーヤーが、臨機応変に動ける場面があるからこそ、ラグビーって面白さを感じるスポーツなのだと思います。
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【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。