リーマントラベラー東松寛文さんの『休み方改革』をサラリーマンは読みましょう!

「働き方改革」という言葉やテーマの話は、聞き飽きた感がありますよね。

結局、そんな簡単に変われるもんじゃないと諦めている方も多いと察しています。

そんな中「休み方改革」という逆説的な言葉で語る一冊を見つけて、興味深く読みました。

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広告代理店で働いていて、週末と有休を使って海外旅行に行くリーマントラベラーがいた

広告代理店って、営業であっても、制作・クリエィティブ担当であっても、とにかく死ぬほど働く人たちというイメージしかありません。

給料が高いだろうから、ガンガンに働いて、世の中にアピールするものを作るんだから、頑張って当然で、ワーカーホリック的な人たちの集まりに違いないと。

私の知っている方々も、猛烈に働く人たちばかりです。

徐々に変わりつつはありますが、オーバーワークな世界には違いないでしょう。

ところが、その広告代理店に勤めながら、毎週末のように海外旅行に出かける生活を送る人がいたら、どう思うでしょうか。

そもそも、サラリーマンが出張などでもない限り、頻繁に海外旅行(大体は土日では済みませんので、1日程度は追加で休みを取得しないと行けません)に行こうなんて無理です。

時間的なもの、金銭的なもの、トータルで考えても、年1−2回、ハワイやグアム、アジアの国に行ければ十分すぎる贅沢のはず。

東松寛文さんは 『人生の中心が仕事から自分に変わる! 休み方改革』を読むと驚かされます。

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「休み方改革」の秘訣は、DDCAサイクルと忖度

週末だけで世界一周をした男、東松寛文さんも新卒で広告代理店に入社した頃は、長時間労働で、土日も働いていたという、いわゆる“社畜”として働いていたのに、どんな方法で休み方改革を実現したのでしょうか。

この本の中で、早々に書かれている一文で、普通のサラリーマンたちはドキっとさせられます。

休み方改革の本当のゴールは、人生を「自分で決める」ようになることです

東松さんだって、もともと会社が主役の人生だったと正直に語っています。

この休み方改革の魔法のテクニックとして、DDCAサイクルを提唱しています。

Decide:決定

Doing the spadework:根回し

Cutting the work time:時短

Attentive:気配り

PDCAならぬ、DDCAを踏まえれば、可能になってくることを解説しています。

最初にチケットを取るなどの決定をしてしまい、その上で、上司などに根回し(説得)をして、その旅行に向けて仕事が間に合うように、時短で働ける仕組みと段取りをつけて、周りの人たちに気配りをする。

たったそれだけと言うものの、なかなか簡単には感じないはず。

この1冊の中で、ポイントなのは、上司への根回しや忖度といった、サラリーマンなら共感できるポイントを活用している点です。

さらに、休みの満喫自慢ではなく、周りに気遣いを見せる姿により反発を得ない関係性作りに特徴があります。

東松さんのDDCAサイクルを使えば、この問題を解決して、自分のやりたいことに時間を避けるのは間違いありません。

平日夜に予定を入れる私の残業改革とも通じるものがある!

このやり方は、就業後の時間活用に目覚めて、セミナーやイベントに足を運ぶようになった私にも同様のパターンがあります。

気になるテーマやゲスト登壇者などのイベントを見つけると、まずは予定を入れてしまいます。特に、お金をPeatixなどで前払いしてしまうと、参加せざる得ない状況になります。

だって、数千円であってももったいないと思うから、その時間帯には他の予定を入れないスタンスでスタートします。

サラリーマンならば、残業を見込んで仕事の設計をしがち。

だって、残業代は生活給だもの、仕方ないじゃないと言う人もいます。

結果、遅い時間になり、残業仲間の同僚と飲みに出かける。

20代の若手サラリーマンの私もやってました。

無我夢中で楽しい日々だった気もしますが、結局、職場、仕事、組織への愚痴や不満が口から出てくる展開は、今思うと、無駄だったと感じています。

結局、自分中心ではなく、会社中心で生きていた人生だったと言われたら、YESと答えるしかありません。

今は、職場のスケジューラーに、夜の予定がある日をセットします。

ここから逆算して、仕事のスケジュールを組み立てています。

おそらく、「休み方改革」と同じようなアプローチです。

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「休み方」や「オフタイム」の予定から埋めることを最優先にしよう!

結論として、「休み方」「オフタイム」などの予定を最初に埋めることを最優先してください、ということになります。

とにかく、仕事が終わったら、余裕ができたら、などのように優先順位を下げてしまうと、いつまでも「働き方」は変わらないのです。

先に、本業以外の時間を確保してしまうこと、そこから生まれる逆算の時間設計、効率化こそが、実は、本当の働き方改革です。

この部分は、リーマントラベラー東松寛文さんと共感できる最大のポイントでした。

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投稿者プロフィール

安斎 輝夫
安斎 輝夫
【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。