5千円札の人、樋口一葉『たけくらべ』『にごりえ』の小説家という以外、知らないことが多すぎる

2020年現在の5千円札の肖像画は樋口一葉さんです。

文学史(日本史)の世界では、明治時代に『たけくらべ』『にごりえ』などを執筆した女性小説家ということは知っていても、その実態をちゃんと知る機会って、ほとんどないのではないでしょうか?

今回、我が子が図書館から借りてきた、コミック版の伝記を一緒に読んで、樋口一葉さんの人生を垣間見ることができました。

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近代以降で最初の職業女流作家は、活動は1年2ヶ月だけだった!

樋口一葉は、24歳で亡くなっているので、1年2ヶ月ほどの短期間で猛烈な執筆活動を行ったという点が特徴なのですが、ほとんど知られていません。

当時、パソコンもない時代ですから、文章を書いて推敲することを考えると、ものすごい量とスピードで彼女は書き続けたことになります。

今を時くめく人気小説家たちも、樋口一葉のペースで書き続けることは、無理があるでしょう。

逆説的に言えば、たった1年2ヶ月しか小説家としての活動をしていないからこそ、彼女の作品には魂が宿っていたともいえます。

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貧しい生活の中でも彼女の情熱は変わらず

女性差別という概念も確立されていないような、明治時代だけに、学びたくても進学をさせてもらえず、とにかく、家事を覚えて嫁ぐことがスタンダードな価値観でした。

彼女は、その中でも、自ら歌、古典、詩を学びながら、成長を遂げて、『たけくらべ』『にごりえ』などの作品を執筆していきます。

彼女の家は、貧しく、方々に借金をしていたという状況です。

それでも、彼女は、小説を書き続けて、優れた作品を世に残していきました。

才能も認められて、これから、という時に、肺結核でこの世を去ります。

もし、樋口一葉が現代にいたら・・・

若き女流小説家・樋口一葉が現代にいたら、どうなっているか想像してみます。

まず、文学賞を受賞して、一躍有名人になり、小説を原作にした、映像作品(ドラマや映画)によって、世間の人々に印象を残しているでしょう。

大河ドラマの脚本なども依頼されるなど、活躍フィールドは広がっていたはずです。

マスコミも彼女を取り上げて、注目の的になっているでしょうが作品を書くことを優先していたはずです。

現代のテーマに合った作品を書き続けてファンを増やしていく姿が浮かびます。

作品を残して伝えてからこそ、樋口一葉の評価は定着した!

樋口一葉が、短い期間しか世の中で作品を発表しなかったので、もし、彼女の周辺の人物が作品を残そうという活動をしていなければ、忘れられていた存在だと思います。

現代は、SNSやインターネット上で情報のスピードが重視されて、瞬間最大風速のようにブームが起きても、一瞬にしてなかったように消えていってます。

おそらく、しっかりとした作品が語り継がれていくものを残していくことは難しい時代です。

でも、彼女の作品の素晴らしさを残してくれたという周囲の存在のように、私たち一般人も、優れたものは後世にしっかりと伝えていく役割ぐらいは果たしたいものです。

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投稿者プロフィール

安斎 輝夫
安斎 輝夫
【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。