東野圭吾原作の中で感動作品と言われる、映画『ナミヤ雑貨店の奇蹟
私の素直な感想を書かせてもらいます。
ファンタジー系を東野圭吾が書くのは、適していないのではないか、という話です。
不思議なタイムマシーン物語に感動が入り込むらしい
原作も評価されて、映画化されたもっとも泣ける感動作と言われた『ナミヤ雑貨店の奇蹟
ただ、私の中では、他の映画でも見たタイムマシーン映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー 』と比べてしまいます。
確かに、数名の人生が交差して、時間を経過する不思議な設定というのは、他の日本映画にもある、ファンタジーものとして鉄板で、感動作と言われます。
確かに、その通り、良い映画、キャストが出演しています。
ただ、このストーリーをあえて、東野圭吾が書く必要があったのか、と尋ねると疑問なのです。
彼にしか描けないような作品、『容疑者Xの献身
映画そのものや人間関係図や設定がダメというわけではありません。
別に、他の作家が書いた作品ならば、ここまで評価されたのだろうか、という話です。
タイムマシーンって、もし実現したら、この手の映画は埋もれる
過去に戻れたり、未来に飛べたりという空想モノとして、タイムトラベラー映画は数多くあります。
それは、時間・空間をワープする技術なんて理論上は可能でも、実装することは無理という、大前提に立っているから成り立つ話。
もし、タイムマシーンを22世紀にできてしまったら、この手の映画は面白みが一切なくなってしまいます。
本来ならば、時空を超えてしまい、自分に近い関係者にあってしまえば、未来も過去も大きく変わってしまうので、大変なことになるはず。
技術が開発されても秘密裡になるでしょうし、ちゃんとした規制をかけないと、とんでもないことになるのは想像できます。
過去は変えられない、今と未来しか変えられないという鉄則を大事に
どうして、タイムマシーン的な空想ファンタジーに嫌悪感を持ってしまうかというと、過去は変えられない、今と未来しか変えられないという鉄則のもとで、自分が生きているからです。
誰だって、過去を悔いて変えたい、消したいことはあるでしょう。
失恋であれ、何らかのトラブルであれ、あの時に間違えた判断や行動を書き換えてしまうってことは、正直言って、人生に消しゴムをもつようなもの。
それって、結果として、自分の今を大切にしないということになるわけで。
私の信念には反するので好きにはなれないのかもしれません。
『ナミヤ雑貨店の奇蹟』に星をつけるならば ★★(星二つ)
私が、『ナミヤ雑貨店の奇蹟
一本のストーリーを作った東野さんへのリスペクトはありますし、映画制作関係者の頑張りも想像できたうえで、私個人としての評価です。
奇蹟というならば、もっとすごい奇蹟が見たかったというのが本音です。
ワガママを言ってるのはわかっていますが、ここは譲れないラインです。
あなたは、『ナミヤ雑貨店の奇蹟
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【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
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