気象庁の「さくらの開花予想」と「桜前線」の違い
気象庁による「さくらの開花予想」は、1951年(昭和26年)に関東地方を対象に初めて、1965年~2009年は、全国(沖縄・奄美諸島除く)を対象に実施してきました。
2010年以降、予想ではなく、観測のみを行うという形態に変わっています。
この桜の開花日や満開日の観測を行う地点は、全国で68か所ほどあり、おもに、ソメイヨシノを対象としています。
一方、「桜前線」とは、マスメディア側が、日本各地の桜の開花予想日を結んだ線をもとにつくった造語で、1967年頃から用いられています。
「さくらの開花予想」も「桜前線」も、日本の春を感じる季節ニュースとして定着してきました。
気象庁の予測・予報は外れても誰も責めないよね
ここで大事なのは、気象庁の発表する予測・予報は外れても誰も責めないという事実です。
もちろん、年初の今年の経済動向予測などの新聞記事も当たらなくても、当事者はとがめられません。
これが災害を事前に警告する注意報・警報の類との違いです。
あくまで、「天気予報」であって、「天気予定」とは言いませんよね。
予測がはずれて文句を言わないのは、誰もが、確率論の話で合って、絶対という確度を保証するものではないということを理解しているからでしょう。
結局のところ、予想・予測にだけ頼らずに、自分の目で桜を見るに限ります。
桜を観察すると、気によって開花状況は異なる!個性がある!
是非、桜を見る際に、気を配ってほしいのは、桜の木、枝によって個性があることです。
同じ地域にまとまって咲いている桜であっても、日当たり、風向きなどの気候条件なども含めて開花状況は異なっています。
これは、予想・予測というデータではなく、桜の木、枝、花たちも、それぞれ、毎年同じように咲いているようで異なっているという事実です。
まるで、人間と同じです。
年代・性別・学歴などがほぼ同じという人間は世の中にある程度いることはデータとしては明らかですが、本当の意味で、同一な人間はどこにもいません。
桜の木を見て、春を感じる。
本当の花見をしましょう!
あなたの近く、出向いた場所で割いている桜を眺める、心と時間の余裕を持つだけで、春の楽しみ方が倍増できますから。
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【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。