三谷幸喜監督の映画は、引き込まれて笑える喜劇を、真面目な役者が本気で演じていますよね。
特に、三谷作品に出てくる、佐藤浩市の演技は、NHK大河ドラマ「新選組」 の芹沢鴨役のようにスパイスの効いたワンポイントのイメージが強いです。
「ザ・マジックアワー」の“デラ富樫”のようなコメディ色がありながらも、楽しませてくれる配役でも、十分、光るのは彼の長い役者人生を踏まえれば当然なのですが。
エンターテイメントとして十分に笑える作品でした。
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無名の俳優・村田大樹を佐藤浩市が演じる妙
数多くの作品に出演してきた佐藤浩市という役者を、無名の俳優・村田大樹という立場で配役し、しかも、幻の殺し屋“デラ富樫”にして、嘘の映画設定を作り上げた作品。
他の俳優陣も立派ですが、完全に、佐藤浩一ワールドな作品「ザ・マジックアワー」は、彼のギャップある配役と演技があってこそ、成立していました。
コメディなのに、殺し屋を演じても映えてしまう佐藤浩一
三谷幸喜作品ですから、たくさんの俳優陣が参加して、バタバタと喜劇を演じる展開は、予想通りで、鉄板です。
ありえない設定を1回だけで(喜劇エンタメはシリーズにしたい邦画の世界とは大きく異な流のが特徴です)、完結させてしまう。
しかも、佐藤浩市をここまで、コメディタッチな役柄にはめ込んでしまえる段階で、間違いなく大成功です。
殺し屋としての所作、無名役者の本音などが垣間見えて、実にユニークでした。
本音はわかりませんが、十分に、佐藤浩市さん自身が楽しんでいるのが伝わってきました。
デラ富樫って何者なの?
伝説の殺し屋という設定の「デラ富樫」
そもそも、殺し屋と言う稼業が実社会では想定しにくいのですが、このナイフを舐めるような迫力ある(笑えますが)演技を、無名の俳優・村田大樹が映画の中で演じるという設定。
様々な脇役としても活躍してきた村田大樹だからこそ、マネージャーや演出・監督の指示に従って、どのような演技もこなすという中堅の頻出役者のような存在。
この役を佐藤浩市が演じるからこそ、面白いと言えるでしょう。
三谷ファミリーの癖がある俳優だと、当たり前すぎるのです。
お陰で、主役のはずの妻夫木聡さんが霞んだのは、残念な気がしますが。
佐藤浩市さんって、三国廉太郎さんの息子さんだって知ってた?
名優の佐藤浩市さんといえば、お父さんが三国廉太郎さんだったことはご存じでしょうか?
実際の親子関係は、家出をした三国さんと佐藤浩市さんの間には、2000年代まで微妙なものだったと言われていますが、ANAのCMでの共演がものすごく印象に残るものだと評判を呼んでいました。
今は、佐藤浩市さんの息子である、寛一郎(かんいちろう)さんも役者になっているので、3代続けて名優の家系になることが期待されていますよね。
セット・設定もすごいけど、役者さんが本気で楽しませてくれるのは監督の力量?
日本には存在しなそうな港町で、ロケセットもフルに別世界を作り上げています。
そもそも街を牛耳るギャングなんて日本には存在しない(暴力団という組織がありますが)ので、他の配役も現実離れてしていて、完全に作品の中に引き込まていきます。
現実っぽい作品と比べると、エンタメ要素が強くて、ふざけているようにも思える三谷幸喜作品ですが、非現実的な設定を思いっきり楽しんでいることが伝わってきます。
ここまでのものを作り上げるのは、スタッフ全体の温度感も高いのでしょうが、やはり、三谷監督の力量なのだと思います。
映画は感動だけでなく、とにかく楽しめればいい!
映画作品に何を求めるのかは、個人によって違いはあると思いますが、究極的には、とにかく、楽しめればいいのです。
観客がお金を払って見る以上、楽しむのは当然ですが、俳優陣とスタッフも本気で楽しめているかどうかは、伝わるものです。
映画を見終えた感想が「面白かった」「笑えた」というので十分です。
疲れている時には、喜劇なエンターテイメントを笑いながら楽しむのが最高ですよ。
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【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。