「お金の話なんかするんじゃない!」「節約して、貯金しなさい!」
そんな言葉ぐらいしか子どもの頃、親からお金について学んだ記憶ってありません。
日本人って、お金に関して学ばないまま、大人になって四苦八苦しています。
アメリカの高校生が学ぶ「お金の教科書」に関する本を見つけて、本気で読みました。
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お金のことをここまで学ぶのか!アメリカ人の高校生は!
『アメリカの高校生が学んでいるお金の教科書』(アンドリュー・O・スミス)を読んで、アメリカ人の高校生たちは、ここまでお金のことを学校で学ぶのかと知り、驚かされました。
貯金、銀行だけでなく、信用と借金、破産、投資の基本、金融詐欺、保険、税金など、基本を徹底的に学んでいます。
だからと言って、アメリカ人たちが全て、マネーリテラシーが高いとは言い切れませんが。
それにしても、驚かされる内容の本でした。
お金の必要性を真っ正直に語り、リスクも含めて徹底的に 学ばせようとしている!
ボリュームのある1冊『アメリカの高校生が学んでいるお金の教科書』は、全く知識のない高校生に人生におけるお金に関する全てを伝えている充実した内容でした。
日本ならば、節約、貯金、ローン(借金)、税金のことを少し学ぶ程度だと思います。
しっかりと、お金とキャリアを結びつけて考えることを土台にしています。
つまり、稼ぐことによって、お金が生まれるという当たり前の発想を基本にしているのが、特徴です。(資産運用益で、働かずにラクラク人生!みたいな夢物語は一切語っていません)
そして、予算と支出、借金に対する考え方もストレートに書いています。
投資への金融資産の商品について、わかりやすくまとめられているので、高校生でイメージはつかめるでしょう。
全14章の中身は、日本人もちゃんと理解できていないものもあるはず
とにかく、お金にまつわることであれば、法律と契約のことや税金、社会福祉のことまで徹底して広げて14章の中に散りばめられています。
もちろん、日本とは制度が同じではないものもあるのですが、大筋として、お金に関するトラブルや考え方の基本は把握できます。
もし、一つ一つのことは、高校生の時点で理解できないとしても、奨学金や学資ローンが自分の人生にどう影響を与えるのかという点などは、日本人の高校生、その家族にとっても、しっかりと読んでおいて損はない内容でした。
金融詐欺に関してまで、しっかりとポイントを押さえておく事で、安易に騙されないリテラシーを身につけさせようという優しさと正直さには驚かされました。
私は、お金については必要度に応じて、個別に学びました!包括的な知識は後付け!
私自身、金融機関に勤めたことはありませんが、子どもの頃から、親には節約と貯金の大切さと無借金で生きることをしつこく叩き込まれました。
昭和の日本人の一般的な親としては真っ当なお金の指導だったと思います。
ただ、大事なことは貯めたお金は何に使うのかってことを学んでいなかった点は、残念な気持ちが残っています。
そこまでコツコツと貯めたお金は、家を買いたいのか、将来のリスクに備えてなのか、何のためにお金を用意しておくのか、という点は完全に抜け落ちていました。
社会人になる前後から、金融関連、お金に関する本をあれこれと読んで、お金に対する考え方、仕組み、商品をある程度、インプットしてきました。
ただ、包括的には学べてはいないため、「投資信託」「保険」「税金」「住宅ローン」「仮想通貨」とかバラバラのパーツを頭に入れたので、時間がかかりました。
お金の教育は、ネットと書籍で自習もいいけど、家庭+学校で教えるべき
私も、このブログの中で、マネー本について書評・感想の記事は何本も書いてきました。
年代や状況によって、必要な知識も資産の金額も変わってくるのは当然です。
人の親として、子どもにお金の教育を徹底して教えることを目指しますが、正しく伝えられるか、自信はありません。
本人が、書籍やネット(動画など)で自習してほしい反面、間違った知識を頭にインストールして欲しくないのです。
家庭と学校教育の二本立てでしっかりとお金のことを学ばせてあげることが、最低限、子どもや次世代の人間を不幸にする可能性を下げるための責任だと感じています。
あなたの周りに高校生がいるのであれば、この『アメリカの高校生が学んでいるお金の教科書』をまず読んでもらいましょう。(「金持ち父さん」シリーズ本などは、基本の後で読むのがベストだと思います)
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投稿者プロフィール
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【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。