TikTokは「最強のSNS」として君臨して、日本人誰もが使う日が来るのだろうか

世界で最も人気のある、ショートムービー・アプリがTikTokです。

若者が踊る短い動画で、何が面白いのだろうか。

普通の日本人の大人たちならば同じ疑問を持つだろう。

日本で初めて詳細に解説した本、『TikTok 最強のSNSは中国から生まれる』を読んでみました。

コピーキャット、模倣文化の中国発のSNSが世界を制することができるのか

4000年以上の歴史を持つ中国という大国は、かつては文化を周辺国に展開する存在でした。

紆余曲折を経て、中国は、他国の真似をするだけのコピーキャット、模倣文化と揶揄されてきました。

一流品 を真似して、粗悪品を作るというイメージが定着してしまい、中国自身がオリジナルなものを世界に打ち出すことは想像ができていません。

そんな状況の中で、TikTokは中国発のSNSとして世界を制するものになると著者の黄未来さんは語っています。

TikTokが世界的なSNSになる5つの理由

TikTokが一時のブームでない5つの理由を列挙しています。

1.「テキスト・画像から動画へ」という長期トレンドに沿っている。

2.「検索からレコメンドへ」という長期トレンドに沿っている。

3.プラットフォームとして確固とした強みがある。

4.母体となる運営会社の実力が図抜けている。

5.SNSとしての設計、運営戦略が優れている。

確かに、テキストや画像から動画の時代に移ってきた実感は、YouTubeやNetflix の盛り上がりを見れば、納得できます。

だからといって、その分野で、TikTokが勝てるのかというと疑問しか抱けませんでした。

なぜならば、中国のIT関連企業の雄は、スケール的には世界規模であっても、あくまでも中国国内市場で戦うばかりで、外国のマーケットに進出して戦うイメージがまったく湧かないのです。

その点、TikTokは、Douyinという中国国内向けとは別に、海外に向けて作られたショートムービー・アプリという点が特徴です。

国内で成功してから海外進出という王道スタイルで苦しむのではなく、最初から、海外で勝負をかけている点が大きく異なります。

さらに、Googleを筆頭とした検索によるサービス展開ではなく、レコメンド機能での優位性を持とうとしているので、商品ではなくSNS上でのAmazonの事業モデルのような力を持とうとしているようにも受け取れます。

バイトダンス社が徹底的に機械学習の技術を磨き上げて、独自の価値を高めつつ、インフルエンサーとの関係を構築していこうという姿勢。

さらには、SNS設計と戦略がしっかりしている点も、強豪をしっかり調べて、勝てるポジションを見つけてチャレンジしている、中国のユニコーン企業だと認めざるを得ません。

ショートムービーの編集がラク!短い時間の集中力を意識した展開

実際に、TikTokを使ってみると、15秒程度のショートムービの存在に驚かされる。

この世界観に言葉も文化も含めた、余計なものが何もない状態で伝わる投稿に、簡単にいいね!をつけられる感覚。

動画編集という手間のかかる作業を機能でカバーしつつ、自由に作れる設計など、人間の短い時間の集中力を意識した展開。

これならば、誰だってお手軽にコンテンツを作ってアップできるし、自由で、大量のショートムービを味わえる。

笑えるもの、不思議なもの、面白いものを自由に作っていける世界観は、今までなかったかもしれません。

これらを猛スピードで、技術力でブラッシュアップし続けた、バイトダンス社が展開する、TikTokは、若者から広がっているのも納得できます。

YouTubeの5分という世界が長くて仕方ないと感じるならば、15秒〜1分の世界は、軽く流せるので、お気軽に視聴も、参加もしやすいのです。

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◆ 【開催レポート】モリモリ先生からTikTokの使い方レクチャーを受けよう!(サードプレイス・ラボ 第42回)

私も先日、森山正明さんに基本の部分を教えていただき、アプリを試しに使ってみました。楽しそうと感じながらも、本格的にやるかどうかは、しばらく様子を見ようかと考えています。

この世界に、ECであったり、ゲームを連動させて、どこまでビジネスとして成功させることができるのか、未来を考えながら設計して戦略を立てていると感じるだけに、TikTokは今後、世界で覇権を取れるとイメージするのは難しくありません。

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ライブ配信とショートムービーによって、世の中は変わる

各種SNS・プラットフォームがライブ配信機能を付与しているのは、4G、5Gという通信環境の変化を受けています。

加えて、編集が必要なく、気軽にできるライブ配信によって、動画に関わる敷居を大きく下げることに成功しています。(誰だってできる感)

このライブ配信と重なるように、ショートムービーのブレイクスルーが起きるという設計の未来を描くので、TikTokは強いのだと断言しています。

競合他社に真似されるであろう、ショートムービーの世界(ストーリーズ)を猛烈な勢い・スピードで攻めていることで、知らぬ間に世界中の若者文化が、グローバルで親しまれるものになるという話。

納得はできるものの、どうして、そこまで強いと言い切れるのか。

黄未来さんが中国の西安で生まれ、日本で育ち、今、中国に戻ったからこそ、日中の違いについて、きめ細かく分析ができているので、理解が進みました。

TikTokはN対Nのメディアという表現が出てきますが、多くの人が関わることで、よりムーブメントを起こしやすい環境が生まれるとしています。

私たち日本人が知らない、中国のインフルエンサーたちの今についても、具体的に取り上げられています。

中国では、スマホ決済をしている映像を見たことはあるが、今、中国全土で(都市部も農村部も関係なく)、ショートムービーのアプリを楽しんでいるのは知りませんでした。

日本でTikTokは流行るのか?

TikTokは、17LIVE(イチナナ)という日本No.1ライブ配信アプリであったり、SHOWROOM(ショールーム)という生配信可能な双方向コミュニケーションの仮想ライブ空間などと競合するのではないかと指摘される側面があります。

ただ、これらはライブ配信という機能のため、有名人やアイドルなどでないと、伝わらない要素が強いと思われます。

また、ライブ配信というスタイルそのものは、今、様々なSNSも展開している為、個人の視聴時間の奪い合いに終始するような予感があります。

その中で、TikTokはYouTubeと戦うのではないかという予測がありますが、動画の時間の長さや編集にかかる手間などを考慮すると、一般人が参加して、インフルエンサーになる可能性があるTikTokとは完全に異なります。

Instagramの動画配信やストーリーズのようなものと競合する可能性はありますが、どうしても音声BGMなどの部分ではTikTokには勝てないと想像できます。

明らかに、写真が映える、盛る文化で成り立ってきたInstagramとは一線を画しています。

もっと庶民的で、日常の一部に過ぎない良さがTikTokにはあるようです。

では、絶対に日本で大ブレイクするのか、と尋ねられると、1つ大きな問題が残ります。

TikTok(バイトダンス社)が中国の企業であるという時点でのイメージの部分が日本人には警戒心が芽生えてしまう点です。

国際政治や経済の中で、信用できる隣りの大国なのかと言われると、微妙な部分があるので、心理的に壁があると浸透できない可能性があると捉えています。

ただ、日本人はミーハーな存在なので、世界の有名人やスターが使ったり、ビジネスとして成功する未来が見えたら、TikTokを模倣したサービスを既存のものに乗せていくか、楽しく協力・参加していくのかは予測できません。

ただ、日本人・日本単体というよりは、世界で大ブレイクしたら受け入れざるえなくなり、日常の一部に入り込んで、世界1のSNSになる日がきたら、従順に従いつつ、楽しんでいくのだと思います。

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安斎 輝夫
安斎 輝夫
【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
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