就活の時に除外した企業だけど、今の「ファミマ改革」は気になる

【サードプレイス】をつなぐブロガー@安斎 輝夫 です。

コンビニ業界は、店舗が過剰になり、24時間営業も限界を迎えて厳しい状況を迎えている。

直営店は少なく、フランチャイズ経営として伸びてきたものの、本部の無理な施策とサービス展開に振り回された、店舗側は疲弊している感じが否めません。

王者・セブンイレブンの牙城を崩せずにいる、ローソンとファミリマート。

今回、ファミリマートの社長として改革を成し遂げている澤田貴司社長にヒアリングを行って、上阪徹さんが書き上げた『職業、挑戦者―澤田貴司が初めて語る「ファミマ改革」』を読み込んで、コンビニ業界、ファミマに改革を行なっている姿を理解してみます。

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「あなたと、コンビに、ファミリーマート」は「音商標」されてる!

コンビニエンスストアの出店が爆発的に増えて、CMも各社がバンバンやっていたのは、1990年台だったと記憶しています。

1989年にファミリーマートが、コーポレイトメッセージとして制定した 「あなたと、コンビに、ファミリーマート」は、「便利(コンビニエンス)な存在であること」と「お客さまといっしょ(コンビに)」との想いが込められている。

そして、特許として「音商標」まで取得している。

群雄割拠のコンビニ業界の中で、合併統合などが相次ぎ、成長を遂げてきたファミリマート。

伊藤忠商事時代から、小売業(コンビニ)をやりたかった男、澤田貴司氏のチャレンジをまとめてくれた一冊に心が踊りました。

現場が大事!本部じゃない!この感覚が澤田貴司社長から溢れてる!

「事件は会議室で起きてるんじゃない!現場で起きてるんだ!」という名ゼリフを残した映画「踊る大捜査線 THE MOVIE 湾岸署史上最悪の3日間!」を見たことがあれば、現場と管理する組織・本部とのギャップには、ビジネスパーソンならば、共感されたフレーズです。

経営者になれば、データに基づく経営判断を行う以上、信じるものは数字、報告書になりがちです。

組織が大きくなればなるほど、現場の姿から離れた場所で意思決定をして、物事を進めていくのが、一般的になっています。

一方で、現場サイドに立って考えてみれば、無茶な指示が落ちてきたり、現場のことを無視したオペレーションなどで疲弊しているのも事実。

お互いが歩み寄れないのは仕方がない、と受け止められがち。

現場に足を運び、社員の話に耳を傾けて、大事な判断ができる経営者は偉大

職業、挑戦者―澤田貴司が初めて語る「ファミマ改革」』を読むと、社長の澤田さんが、どれだけ、小売業・コンビニ業に挑みたかったのかという熱意のヒストリーを感じます。

さらに、澤田さん自身が、社長として、どこまでも現場、店舗の関係者を大事にしていることが伝わってきました。

全国各地に足を運び、地域のオーナーたちに寄り添いながら、社員たちの声も丁寧に拾っている姿勢は感服させられました。

現場の生の声、社員の意見に耳を傾けながら、ファミリーマートという会社を改革していこうという活動全般に感動しました。

もちろん、本の内容通りにキレイにまとまらずに、苦戦している課題もあるはずですが、現場第一主義で、お客さんのことも考えて取り組まれているのは間違いありません。

私はファミマを就職先に選ぶつもりがなかった(セブンイレブン・ローソンは考えたのに)

私は、就職活動のターゲットに流通業界の大手スーパーとコンビニも検討していたので、業界と企業研究をしながら、選考に進み、内定をいただいた企業もあります。

コンビニ業界は、セブン・イレブンとローソンにターゲットを絞りました。

業界トップのセブン・イレブン社には、天才的な経営者でデータ重視の鈴木敏文さんという存在に憧れていたので、本気で入社を考えました。

対抗馬として、ローソンも当時、成長著しいライバル企業なので、面接を受けていました。

当時のファミリーマートには、私にとっては、トップ2社と比べて特徴と魅力がなく感じたので、スルーさせていただいていました。

90年代後半は、コンビニ業界の成長と未来は明るいものを感じていました。

未来予想図として、人口減少に向かう日本という国と、出店が異常なペースで進む業界が苦しくなる予想などできなかったので。

小売業の喜びを感じながら走り続ける「ファミマ改革」に期待

伊藤忠商事を経て、ユニクロの事業拡大に貢献し、ここしかないというタイミングでファミリーマートの社長になった、澤田貴司さん。

小売業の喜びを感じながら、日々、全力で走り続けているのはイメージが湧きます。

自分たちのポジショニングを考えて、本部よりも現場を大切にして、地域のことも考えていこうというスタンスは、末端まで浸透が進めば、新しい成長を遂げられる存在です。

最近、希望退職という形での人員削減は行いましたが、生き残りをかけた戦いにチャレンジできる挑戦者に、ファミリーマートがなっています。

上阪徹さんが丁寧に経営トップへインタビューを行い、作り上げた一冊だけに、読み応えがありました。

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投稿者プロフィール

安斎 輝夫
安斎 輝夫
【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。