今、映画館では、作品のグッズが販売されています。
昔から変わらずにあるのが、パンフレットです。
映画を観た記念になるので、思わず買ってしまうものの、一度見ると、そのまましまっておくという程度。
今回、「映画えんとつ町のプペル」のパンフレットを読み解いてみます。
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表紙が地味に見えるけど、中身で勝負!
映画のパンフレットを買うときの気持ちは、記念と振り返り、作品への応援と感謝、勢いでしょうか。
事前に中身を見れないのだから、手に入れるまでわかりません。(ビニールや紐で括られている書籍・雑誌のようです)
「映画えんとつ町のプペル」のパンフレットは、地味な黒バックに金のタイトル文字。
完全に中身で勝負するという意思がひしひしと伝わってきました。
アニメだからキャラクターと声優、ストーリーだけで済ませようとしない!裏方を大切にしているパンフレット
映画「えんとつ町のプペル」は、西野亮廣さん自身の絵本を原作として、発展的に作られてた作品。
本人曰く、テレビアニメでもないし、多くの人が知らない存在の作品と断言しています。
一方で、彼は、自らのオンラインサロン「西野亮廣エンタメ研究所」に集うサロンメンバーと協力しながら、制作プロセスを共有することで、共犯的な仲間関係を作り上げていきました。
明らかに普通の映画と違い、完成した作品ではなく、作り上げる工程を一緒に体感するエンターテイメントとして盛り上げてきました。
その一方で、STUDIO4℃の力を結集して、プロフェッショナルなクリエイターたちが必死に、細かい部分にこだわって、作品を作り上げていく部分は、世間には伝わりにくいものでした。
クリエイターは作品が完成するまでの姿を人に見せることはなく、自らと仲間とともに格闘しながら、1つ1つを作り上げていきます。
今回、映画「えんとつ町のプペル」のパンフレットは、半分はクリエイターの紹介やエピソードが詰まっています。
西野亮廣さんが原作・脚本・総指揮を行ったものの、こんな仲間達と一緒に作り上げたという裏方も含めた全てを見せているのです。
普通の人が買えば、前半の作品紹介とキャラクター、声優紹介で十分満足なのにもかかわらず。(むしろ、クリエイターや裏方の存在は知らなくても困らない)
西野亮廣さん自身がクリエイターだから、彼らを大切にしている
どうして、こんな形の変わったパンフレットが出来上がったのかを考えてみます。
答えはシンプルです。
西野さん自身が絵本を描くクリエイターの一人であり、1つの絵、作品を作る苦労や苦悩、大変さを思い知っているからこそ、仲間たちの頑張りも形にして残したかった、という思いの現れではないでしょうか。
それだけに、関係者の名前や役割、エピソードはあっても、顔写真はありません。
どこまでも、映画「えんとつ町のプペル」を作った当事者たちでありながら、完全なる裏方な存在が、クリエイター関係者なのです。
もし、このパンフレットを事前公開していたら、売れたとは思えません。
誰だかよく知らないクリエイターさんの名前や話を聞いても感情移入しにくいので仕方ありません。
映画の影響力で関わった人たちへのリスペクトと感謝を形にして残しておくこと。
わかってもらえないかもしれないけど、世間の人に、プロのクリエイターたちと一生懸命に作り上げた作品だったと伝えるためのアイテムだったのです。
表舞台では知られない存在こそが、作品には不可欠
私たちは、目に見えるもの、表舞台の存在しか意識しません。
ドラマを見ても、俳優やストーリーに意識が向かい、彼らの衣装やセットに、どんなこだわりがあって、意図があるのかを知ることは少ないものです。
完全に、脇役以下の日陰な存在なのです。
ただ、彼らのような裏方がいなければ、表舞台に立つ存在が目立ったり、評価されることはないのです。
裏方の手抜きは確実に影響を及ぼして、作品の質を落とします。
目に見えないところの部分の価値にこだわるからこそ、制作・クリエイティブにはエネルギーもコストもかかって大変なのです。
映画のエンドロールを見ながら、一人一人の存在が作り上げた姿を想像しよう!
もちろん、作品を提供する作り手でなければ、そんな細かいことは気にしません。
面白かった、楽しかった、という単純な感想が残るだけでしょう。
最近、映画館でも、映画のエンドロールまで見続ける観客が増えたような気がします。
もちろん、主題歌が流れ、作品全体を振り返る貴重な時間というのも理由の1つでしょう。
エンドロールに流れる、役割と人の名前なんて、忘れられてしまうし、記憶に残りません。
ただ、映画制作に関わった本人にとってはかけがえのないのがエンドロールなのです。
自分も作品に関わったという証拠ですから。
エンドロールに名前が乗らない人だって、たくさんいます。
エキストラなんて、まとめて一行です。
それだけに、形に残り、手元に残る作品関係者への感謝が詰まった、映画「えんとつ町のプペル」のパンフレットは、大切に残しておきたくなります。
◆ 映画「えんとつ町のプペル」初日舞台挨拶中継も参加してきました!
◆ 日本中から笑われた夢がある男・西野亮廣のエッセイ本『ゴミ人間』を読め!
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【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。