サードプレイスを普及する、サードプレイスコネクターの安斎です。
このシリーズは、2020年11月27日から12月4日までの8日間、30のオンラインイベントを開催した「サードプレイス・フェス2020」のイベント振り返り記事です。
今回、30の企画の中で、今までにないチャレンジをしようと、堀口英太郎さんと相談して決めた企画が【大人 VS 学生・若者】 本音をちょっと聞いてみよう でした。
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若者とちゃんと話ができていない大人になってる!
今の学生たちが何を考えているのかわからない大人たち
お互いがかみ合わないままでいるなんて、もったいない!
第3の居心地の良い居場所=サードプレイスを作るのは、同世代の仲間だけでなく、世代差のある人との交流から見えてくるものが、存在しています。
日頃、交わることのない学生・若者と大人たちが本音をぶつけあえる、オンライン上のトークバトルを用意しました。
視聴の参加でもOKですが、是非、積極的に参加して、意見の交換をしませんか?
と告知用の文章を作ったものの、果たして、若者や学生が興味を示してくれるのか、彼らがだも集まらなかったらコンテンツとして成立しないという不安がありました。
冷静に、大人たちが、自分の家族や同僚・部下という限られた若者たちとしかコミュニケーションが取れていないので、メディアから流れてくる情報程度でしか、彼らを理解ができていないという危機感がベースにありました。
リハーサルが不可能なのだから、事前アンケートだけが肝になる
サードプレイス・フェスは、通常のサードプレイス・ラボのようにFacebookページのイベントページを作成しませんでした。
個別のイベントページは、全て、Peatixのサードプレイス・ラボ の中に応募を集中させることにしました。
なぜ、Peatixからの応募・エントリー形式にしたかというと3つの理由
1つ目は、Facebookを利用していない方々に参加してもらいたいという考えです。
Facebookは多くの方が使っているものの、限られた方にしか情報が届いていないケースもあり、オープンに参加を求めるのは厳しいと理解していました。
それだけに、イベント・セミナー・コミュニティの集客に強いグループ・イベント管理サービスとして、Peatixは優れています。
2つ目は、課金型(ワンコイン)のイベント時の集金・決済問題の解決です。
オンラインの課金の仕組みはさまざまありますが、クレジットカードが必須だと困る方もいますし、コンビニ決済まで対応できるものは限られています。
その点、Peatixは手数料が安くないのですが、利便性が高いと判断し増田。
3つ目の理由が、応募時点での項目作成が自由にできる点です。
今回の企画、【大人 VS 学生・若者】 本音をちょっと聞いてみよう にとっては、応募時点で、フリーコメント形式での情報が重要でした。
リハーサルができないトークバトルのコンテンツなので、事前にどこまで、司会進行役が、参加者の質問したいポイントを集めて、整理できるかが、られるか、肝になります。
堀口英太郎さんとは、週2ペース以上で、応募者である若者が大人に聞きたい本音と、大人が学生や若者に聞きたい本音のアンケート内容をシェアしていました。
事前アンケートの中身を読み解く時間は、他の準備との兼ね合いで、ハードでした
参加希望者の応募が徐々に増えてくるにつれて、このアンケートの中身と対象者を読み解く時間が必要になります。
参加者の大人メンバーは、私や堀口さん、サードプレイス・フェスの他のイベント参加者や協力してくれた皆さんなので、顔ぶれも、お人柄も想像ができます。
困ったのは、若者・学生側でした。
誰も集まらないと困るから、他のイベントで知り合った若者に参加と協力をお願いしました。
彼らの日常や状況をよく知らないので、質問内容の真意を把握しようとすると、難しかったのです。
日頃、彼らとの接点が薄い(インターンを受け入れる、学生さんバイトと一緒に働く、ボランティア仲間、などの関係性がない)という事実から、丁寧に、細かく準備をしていました。
私自身は、サードプレイス・フェス全体の準備や進捗もあったので、大半の負担を堀口さんに委ねてしまう形になりました。
若者に安心してもらって参加してもらうために
知り合いの大人であれば、若者もリラックスして言いたいことは言えるものの、縁もゆかりもない大人たちと、オンラインで話をしてみようという試みは、正直言ってハードルが高いと感じていました。
学生や若者が、大人たちの場に参加して、意見や質問をしてもらうためにはどうすればいいのだろうか。
参加希望を促すアプローチを個別に行なって、知り合いになっている学生や若者を呼びつつ、彼らの友人や知り合いへも声がけをお願いしていました。
また、Peatixから参加してきた若者たち(サードプレイス・フェスのことなど何も知らない)に安全安心な気持ちになってもらうことが大切だと思って、配慮をしながら準備を進めて本番を迎えました。
ブレイクアウトを使わずに画面に並ぶ顔を見ながら対話する
今回、司会進行役は、堀口さんにお願いをしてスムーズに展開しました。
アンケートをもとにしながら、質問を投げかけるスタイル。
大人から若者・学生への質問はソフトなものから入り込んでいきました。
「今、何にワクワクしてますか?夢中になってることは何ですか?」
見事なオンラインファシリテーションで、誰もが安心して発言できる空気感に溢れていました。
20名以上のメンバーが参加するのであれば、議論をするには、zoomのブレイクアウトルームを使って、グループに分けるのが濃厚になるのですが、全員とゆったりと話がしたくて、全員参加の形式で進めました。
時間の都合もあり、あえて、自己紹介タイムを設けずに、いきなりコアな対話型のトークバトルに突入しました。
学生も初対面で話をしながら、大人がニコニコして参加する
学生は、見知らぬ大人たちの前でも、オンライン上で、ちゃんと話ができていました。
誘われたとはいえ、しっかりと複数の大人たちと、若者・学生たちと一緒に交流する場になりました。
特に、大人側が優しく触れ合いながら、若者の本音を聞きたいという姿勢で、ニコニコしている姿が印象的でした。
詳しくは、下記YouTubeのアーカイブをチェックしてください。(約90分)
大人側は満足したけど、参加した若者は満足できたのだろうか
無事に終了した後、大人側からは満足のメッセージやコメントをたくさん、いただきました。
こういう機会が欲しかった、楽しかったというのが大半でした。
一方で、こういう場に参加してくる層と、世間一般の若者たちは大きく違うのではないだろうか、という声が印象に残りました。
オンラインの公開スタイルで行ったため、もう少し、突っ込んで本音を言うのに躊躇いがあったかもしれません。
クローズドなスタイルで規模を小さくして、今後も、継続的にやっていきたい企画でした。
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【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。