脳の栄養不足が発達障害の原因!食事と習慣を見直せば改善できる!

最近、子どもに限らず、大人にも「発達障害」を持つ人が増えています。

この発達障害の原因について、医師の溝口徹さんがまとめた一冊『発達障害は食事でよくなる (青春新書インテリジェンス)』を友人に紹介されて読んでみました。

食事で身体に取り入れるのは毎日のことなので、何を食べる、食べないが、健康に直結しているのは言うまでもありません。

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発達障害も腸の炎症と脳の炎症が連動している!

最近、医療系の注目される部位として、脳と腸を取り上げられるケースが増えています。

しかも、双方が連携しているという説を語る医者・学者が増えています。

脳から腸に指示が流れるのは納得できても、腸内環境が脳へ影響を及ぼすという理屈は意外性があり、疑いの目を向けられていました。

様々なエビデンスが増える中で、腸内環境を整えると脳にも良いという展開が、今、増加するばかりの発達障害に際しても、栄養面での問題解消が重要になっているのです。

糖質・グルテン(小麦粉)、乳製品を控え、油の選択を間違えない

糖質過多で、健康に良くない油によって、生活習慣病に直結するという話を疑う人はいないでしょう。

そこに、食品の中に頻度が多く含まれる小麦が問題であり、健康の源と思われていた乳製品も課題があるという驚くべき話が、この本の中で展開されていきます。

小麦といえば、グルテンフリーのテニスプレーヤー・ジョコビッチによって、一時、大きな話題になった本がありました。

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科学的な検証と専門用語の解説は、書籍内や専門家のサイトに譲ります。

大事なのは、人間の健康にとって重要度が高い栄養バランスと、不適切な栄養に分けて考えるということです。

私たち現代人は、生産性や効率性、刺激的な味覚に訴えるモノに食事を切り替えてしまい、楽で安くて、美味しいものを選択するような生活を送っています。

結果として、食品添加物も接種し続けて、本来、必要な栄養を減らして、体が求めない人工的なものを食べてきました。

結果として、消化や接種を担う、腸を痛めて腸内環境を悪化させて不健康になる説は、散々読んできた健康本にあった話なので違和感はありません。

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腸内環境が脳にもダイレクトに影響する

腸内環境の大切さは、昨今、耳にする機会は増えたものの、まさか、その影響が脳にまでダイレクトに影響するという話には驚かされます。

栄養の吸収を行う腸が、人間の身体、脳にダイレクトな関係を築いているとしたら、私たちは、もっと、日常の食事に関心を払わなければいけません。

有害な食べ物として、食品添加物や、人工甘味料、トランス脂肪酸を避けるべきというのは、通説として納得できます。(身体に良くないと言われても、日常の食事の中に溢れている状況なので、よほど意識をしないと除外できません)

ここからが大事な小麦粉と乳製品が良くないという話にこそ、インパクトがあります。

確かに、グルテンフリーは有名ですが、カゼインフリーというのは、アレルギーでもない限り、躊躇しがちです。

私自身、子供の頃、視力が良くないのは、乳製品を取ることで改善されると眼科医に言われて、牛乳もチーズも散々食べてきたので、今更、こんなことを指摘されても困るというのが本音です。

そして、油の問題も同様です。

バターやラードは動物性の油で良くないと言われてきたからこそ、マーガリンやサラダ油を使っていたのに、真逆だというパラダイムシフト。

これらが、子どもたちの発達障害系のトラブルを回避するというのであれば、家庭での食事の内容を見直したくなるのは必然です。

腸内環境を整えると穏やかで落ち着くって話を聞いた

私の知り合いで、この本を読んで進めてくれた人の家族の話を取り上げます。

当時、家族全体がピリピリとして、怒鳴りあうケンカばかりの状態だったそうです。

スーパーの総菜、レトルト商品、カップラーメン、ファーストフードが中心だった食生活を悔い改めて、小麦を減らす食事、タンパク質を増やしながら、油も「オメガ3系」のα-リノレン酸を意識して、亜麻仁油やエゴマ油、魚油(DHAやEAPを含むもの)にシフトしたそうです。

加えて、ビタミンB、鉄分などのサプリを積極的に取り入れた結果、暴走しそうだった感情が落ち着いて、家族同士の会話が穏やかになったといいます。

家庭内トラブルメーカーだったお子さんが落ち着いてくれたことで、家庭内の不協和音は消え去ったと言います。

当時、心療内科に通って治療・投薬の道を選ぶか悩んでいた時に、知り合いから聞いた溝口学医師の『発達障害は食事でよくなる (青春新書インテリジェンス)』を何度も読んで大切なことだと理解したと教えてくれました。

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食事は味覚や視覚、満腹感で喜ぶのではなく、自分の身体を大切に考えて取捨選択しよう

食事は、味覚を刺激して、見た目としてのボリュームや美しさにこだわり、お腹が満足することだけを意識するのは卒業しましょう。

毎日、食べる食事・食品のことと身体との関係性を考えて、プラスに働くものは積極的に取り入れて、マイナスのインパクトが出るものは控えるという考え方は大切です。

もちろん、極端な食事制限はストレスになるので、強度のアレルギーでもない限り、完全に排除する栄養素はないと考えますが、冷静に食べたものが自分の身体の各臓器や健康へ影響することを理解してください。

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参考サイト

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安斎 輝夫
安斎 輝夫
【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。