絵本『みにくいマルコ』(Akihiro Nishino)は、えんとつ町の恋物語!映画とは別ストーリーが展開

2021年5月末、キングコング・西野亮廣さんは、絵本『みにくいマルコ ~えんとつ町に咲いた花~』を世に出しました。

映画『えんとつ町のプペル』の数年後の物語という帯タイトルはあるものの、ルビッチは出てきません。

みにくいマルコの恋物語です。

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書店で平積みされてます!絵本『みにくいマルコ』(Akihiro Nishino)

70万部のベストセラー『えんとつ町のプペル』のスピンオフ作品

絵本『みにくいマルコ ~えんとつ町に咲いた花~』は、設定は、えんとつ町なのに、登場人物もストーリーも別物として成立しています。

70万部のベストセラーの絵本の続編ではなく、あくまで、スピンオフ的な作品という点が特徴だと理解するのが正解です。

化け物たちの見世物が「天才万博」!活躍できる場所は限られていても無駄じゃない!

主人公のマルコたちが、「天才万博」という化け物たちの見世物小屋で観客に見せている姿。

サーカスとも違い、儚いのは、自分たちは異端のモノとして見られているのを承知の上で、芸やアトラクションをしている点にあります。

ただ、彼らはスターとはいえないですが、自分たちの活躍できる場所で精一杯のショーを見せる演者です。

ここに秘められたメッセージが深いと感じました。

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自分の能力や役割を発揮していれば、認められる世界がある!

自分の特殊な能力を生かした役割を発揮していれば、世の中に不要な存在にはなりません。

むしろ、特別な存在として認められる世界があるのです。

マルコは手が長いという個性を使って、ショーアップすることで、活躍できる場面は生まれています。

もちろん、誰もが自分の個性が誇りに満ち溢れるものとは限りません。

恥ずかしかったり、他人から笑われてバカにされる特徴かもしれないので。

マルコの勘違いから人間の女性と話せて恋が芽生える

ふとしたきっかけで出会ったララという人間の女性とのかかわりのなかで、マルコは自分を相手に伝えるために、花を一輪渡すようになっていきます。

だいたい、ファンタジーものであれば、化け物と人間の心の交流が生まれて、お互いの理解が進むというのは鉄板ストーリーです。

みにくいマルコがララへの恋心が募っていくのは、胸キュンなラブストーリーです

西野亮廣さんは、ラブストーリーなんて描かないと言ってたはずなのに、この展開に首を傾げたくなるのも事実。

最後まで読むと、なるほど、と納得するのですが、ネタバレになるので控えます。

是非、絵本『みにくいマルコ ~えんとつ町に咲いた花~』を読んでみてください。

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世界観は同じなのに、登場人物を変えた別の物語を作れるってすごい才能

えんとつ町の中での話という意味では、同じ世界観を味わっていますが、登場人物もストーリーも、それほどリンクしていません。

普通はシリーズ化すると、同じキャラクターの続編に、新キャラクターが追加されていくのは常套手段です。

ところが、絵本『みにくいマルコ ~えんとつ町に咲いた花~』の場合、つながっているのは、「えんとつ町」という舞台という大枠の設定だけで、登場キャラクターもストーリーも完全に別のものが仕上がっています。

今後、いくらでも「えんとつ町」をベースにしたスピンオフやバリエーションが広がる絵本を作っていけるのでしょう。

また、絵本をチームで作るというフレーム(型)を作ったことで、今までよりも、スピードと質を上げて、絵本を作っていける明るい未来が想像できます。

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投稿者プロフィール

安斎 輝夫
【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。