大前研一『稼ぎ続ける力』を読んだ方の感想で一番多いのは「月15万を自力で稼ぐのってハードル高いって!」

大前研一氏といえば、マッキンゼー日本支社長を経て、現在、ビジネス・ブレークスルー大学学長もされており、時代の変化を先取りしながら、オピニオンリーダーとして、著書もたくさん出されています。

最近の本『稼ぎ続ける力 ~「定年消滅」時代の新しい仕事論~(小学館新書)』が気になり、久々に大前さんの本を読んでみました。

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大前研一も定年消滅時代を語る仕事論の本を出した!

メディアにも出演して、新しいビジネスや事業の考え方なども提唱してきた、大前研一氏。

ついに、大前さんも定年消滅時代を語る仕事論の本を世に出したと知り、興味を持って、『稼ぎ続ける力 ~「定年消滅」時代の新しい仕事論~(小学館新書)』を読んでみました。

稼ぎ続けなければいけないのは事実!月15万円をコンスタントに自力で稼げるのか

稼ぎ続ける力 ~「定年消滅」時代の新しい仕事論~(小学館新書)』を読み切った時点で、私だけでなく、誰もが考えてしまったセリフがあります。

個人の力で月15万円を稼ぐって難しくないの?!

経営者や個人事業主(一人社長)として働いている人ならば、月15万円という稼ぎは、それほど難しいハードルではないのかもしれない。

ただ、雇われの身、サラリーマンや公務員などの方が、コンスタントに無理をせずに月15万円を稼ごうとすると、なかなか大変なはず。

60歳以上になって、コンスタントにフルタイム働くのであれば、実現できるレベルだろうけれども、無理のない余裕のある働き方をするならば、単価の高い仕事、いわゆる社会に貢献できる価値を生み出さないといけない。

それも1度だけではなく、毎月、コンスタントに、という点が重要なのです。

単価の高いサービスや労働力でない限り、定年後世代では厳しいハードルだから

定年後の再雇用であったり、高齢者でも働ける環境となると、単価は下がるものが増えます。

もちろん、スペシャリストであったり、固有の付加価値を提供できる人であり、健康体な状態であれば、今の時代なら、何歳までも働けます。

それだけに、本の中でも、高齢者になっても働ける自分の価値と、時代にアップデートする(置いていかれない)自分を意識して、行動しなければならないことは語られています。

スピード勝負では若手人財と競争にならず、新しい考えやテクノロジーにも遅れてしまうと、レガシーな経験を、これから先に生かしていける道を模索して、準備をすることが不可欠。

普通のビジネスパーソン(いわゆる、サラリーマン)であれば、自信をもって、自力で稼げると胸を張れる人は少ないだけに、大前さんの気軽に月15万という話は、理想としてはわかるけども、現実のわが身と考えると、厳しいと感じるのは仕方がありません。

だからこそ、大前研一さんが背中をグイグイと押してくれている本とも言えるのですが。

1か月あたり数万円になる仕事を複数持てれば可能かもしれない

ここで考え方を、1つの仕事で15万円という思い込みを辞めて、複数の稼げる仕事を持って、合計で15万円にしようと思ったらどうなるだろうか。

固定で月数万円コンスタントに稼げる仕事(フルタイムではない)を持ち、ちょっとした手伝いや期間限定のプロジェクトに参加して小額を稼ぐ。

それ以外にも、自分の経験や知識を形にまとめれば、キャッシュポイントにできるかもしれない。

1社に勤めるスタイルではないからこそ、無理のない範囲で、積み上げ式で複数の仕事をやってみればいい。

もちろん、日頃食べる作物を庭やベランダで作ってもいいし、資産があるならば不動産投資的なものをやってもいいのでしょう。

ここで大事なのは、1本に絞って勝負できるものでないならば、組み合わせることで、脳にも生活にもメリハリが可能になるという点だと考えます。

そのうえで、今までの貯蓄・運用資産と、年金があれば、人生100年時代でも生き抜いていけるのではないでしょうか。

自分のライフプランを見直して、無理をしないで稼げる人生を作るしかない!

60歳まで働いて、それ以降は悠々自適な人生を送るというライフプランは、現在の現役世代では不可能になっています。

だからといって、フルパワーで働き続けるのは、体力と気力を鑑みても無理が出てきます。

現役世代中に、がっつり稼ぎ切ってしまえる人を除けば、いつまでも稼げるようなライフプラン(キャリアプランとも言いますが、少しニュアンスが異なります)を計画的に設計しておくことがとても重要なのです。

しかも、時代の変化が早いので、臨機応変に対応する姿勢もキープしながらなので、油断はできないというのは覚悟しないといけないですね。

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投稿者プロフィール

安斎 輝夫
安斎 輝夫
【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。