プロセスに巻き込まれるって、不確実性の時代には必要なこと!

尾原和啓の『プロセスエコノミー あなたの物語が価値になる』がベストセラーになったことで、「プロセスエコノミー」の考え方を共通言語で語れる人と、そうでない人に大きな溝が生まれていると感じます。

数年前から、キングコングの西野亮廣さんなども「プロセスエコノミー」について語り、実践している姿を見ていたので、私にとっては違和感なく理解できる考え方でした。

では、「プロセスエコノミー」を実践するためには、何が必要だと思いますか?

お客さん、ファン、仲間などと色々な表現ができますが、自分以外の他者は不可欠。

私は、「プロセスマキコミー」の時代がやってきたと考えています。

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文化祭って当日よりも準備中が楽しかったと思いませんか

中高生の文化祭、大学生の学園祭という秋の学生たちによるお祭りイベントの記憶ってありますか?

飲食サービスを提供したり、音楽を演奏したり、お化け屋敷を作ったり・・・。

さまざまな企画をクラスの仲間たちと作り上げて楽しんだものです。

冷静に考えると、文化祭当日よりも、事前の準備・段取りの方が盛り上がっていませんでしたか?

作り上げるプロセス(過程)に参加することは、傍観者から当事者に切り替わる

文化祭って、準備するために組織を作ったり、クラスなどで役割を決めて、本番まで一緒に作り上げていきます。

お金を支払って楽しむエンタメとは違い、自分たちが準備をして、考えて、段取りをつけていく家庭では、意見の相違があってケンカしたり、意外な気づきが生まれたりします。

この作り上げるプロセス(過程)にこそ、本来は、大きな価値があって、文化祭当日に成功する、失敗するなどと言うことは、二の次なのです。(プロのイベントなら、本番の失敗はお客さんが許さないですが)

文化祭などであれば、仕切って決めていくリーダーや、コツコツと作業をする職人みたいなメンバーを集めて、徐々に仕上がっていきます。

例えば、漫画「ワンピース」で最初の頃、メンバーが集まっていくストーリーを思い出してください。

ルフィは「海賊王になる」と言う言葉を発して、仲間になろうと声をかけて、彼の魅力に引き寄せられるように、各キャラクターが仲間になり、冒険の当事者になっていきます。

プロセスに巻き込まれていくと、外野からの意見を述べるだけの、批評家やゲストコメンテーターから、作り手がわの一員に変わるのです。

これって、実はすごいことなんです。

一緒に汗をかき、考えて作り上げた時間は、プロセスマキコミーの根幹

一つのものを作り上げるならば、予算や規模は関係なく、誰かの力を借りて、達成する喜びがあります。

一緒に汗をかき、考えて作り上げるには時間がかかります。

無理矢理参加しているのでない限り、そのプロセスは楽しみに変わっていきます。

ゴールをイメージしながら、カントダウンして、完成に近づく体験は、お客さんでは味わえません。

明らかに、自分も当事者の一味になっていなければ、味わえない感情の高まりと、貴重な経験を堪能できること、これを私は、「プロセスマキコミー」と表現しています。

何らかのプロセスに巻き込まれていく様であり、巻き込んでいくことを楽しむ姿は、昔から存在していたのですが、あえて「プロセスマキコミー」と語ったことで、言語化できました。

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社内イベントでプロセスマキコミーをやってみたら

私が社内(部門)イベント企画を手伝うことになったのは、偶然の出来事でした。

社外の活動も忙しい私にとって、前向きに取り組む人が限定的な社内イベントは楽しいものとは思えなかったのです。

「安斎さんの経験と知恵を貸してください」

無償で貸すって、どうなのか。給料をもらっている時間に関わるものだけに、ノーとは言えないものの、どうしても後ろ向きになりがち。

ただ、今回は、企画運営をチームにしてくれたことで、役割分担と議論の機会がいっぱいありました。

当初は設計もコンセプトも存在しないので、時間の無駄だと感じていましたが、開催日が確定してからは、私の逆算思考のスケジューリングが始まり、いつまでに、何をするのかと言うタスクもまとめて、一気に突き進みました。

もう1人のイベントリーダーが熱い人間で、仲間にダメ出しをしながらも、悪戦苦闘している姿を見て、放って置けなかったのです。

1ヶ月近く、本業の工数を下げてでも、時間と労力を注ぎ込みました。

結果として、イベントは大成功。参加者の満足度も高いものでした。

この時、私は、社内イベントという企画に巻き込まれて、そのプロセスを苦しみながらも、楽しんでいました。

もちろん、事前の告知やら、資料展開やらで、参加者を無視せずに、巻き込むプロセスも手ぬかりなく実践した結果だったと思います。

同様なケースは、2020年に開催した、サードプレイス・フェスでも味わったので、記憶に刻まれています。

プロセスマキコミーは、疲れも溜まりますが、なかなか味わえないチームビルディングを実践できるスタイルだと感じています。

不確実性なVUCAの時代こそ、巻き込まれていく姿勢と巻き込んでいくアプローチは必要

時代は先が予測できない、不確実性なVUCAの時代です。

決められた通りに、物事が予定通りに進まず、予定外の事故みたいなことが日夜、発生するのが当たり前になっています。

この状況を悲観するのではなく、あえて自ら巻き込まれていくことを選び、突き進むアプローチをやってみると、人間には大きな変化が生まれます。

ビジネス上でいう人脈とも、ライトな意味での友達とも違う、達成感の思い出を共有できる仲間としての関係性です。

だからこそ、プロセスをお金の価値に変えていくプロセスエコノミーの考え方も必要ですが、まずは、プロセスに対して向き合い、巻き込まれ、巻き込んでいく体験を通して、アウトプットの前工程の喜びを実感しなければ理解できない世界かもしれません。

多少めんどくさいと思っても、あえて巻き込まれてください。

もしくは、頭を下げたり、お願いするのが面倒だなと思わずに、手伝って欲しいと軽く伝えてください。

全てが成功する保証はありませんが、きっと、あなたにも、「プロセスマキコミー」による人生の変化を体感できるはずです。

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投稿者プロフィール

安斎 輝夫
安斎 輝夫
【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。