サードプレイス・ブリッジは、リアルとオンラインが混在したイベントが並んでいます。オンラインも、zoomとFacebookライブ、さらに、clubhouse(音声)という種類があります。「大學湯」の石田健さんと銀ソーダさんのコンビでclubhouseで対談トークをするのも、とても心地良いイベントでした。
(2021年11月26日開催)
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コンビの信頼関係が音声で伝わるclubhouseのイベント
11月銭湯跡地「大學湯」開放企画 11/26(金) 公開トーク② 【銭湯跡地「大學湯」保存利活用のお話10】
福岡箱崎の昭和7年創業・銭湯跡地「大學湯」の保存利活用の話をメインにしつつ、トークテーマは”創造の湯”として、アーティスト銀ソーダが手掛けた浴場壁画について深掘りします。
様々なメディアを使っての情報発信を得意としている
福岡県箱崎にある銭湯「大學湯」の跡地利用を進めたいという石田健さんの熱いは、地域の人を引き寄せて、進んでいきました。
その中でも、最大の功労者、キーマンになったのは、アーティストの銀ソーダさん。
彼女のアーティストとしての能力と発信力こそが、プロジェクトを成功へと導く原動力でした。
CAMPFIREのクラウドファンディング開催時も、達成後も定期的に支援者に対して、情報を発信し続けています。
同時に、SNS上でも、自分のアーティスト活動と並行しながら、マメに発信を続けています。
結果として、地元のテレビ局でも「大學湯」の話は取り上げられて、注目されています。
今回のサードプレイス・ブリッジでも、すでに予定されていた企画に、即OKを出して、現地からの情報をライブ配信やclubhouseで展開中のものに、コラボしてくれました。
以前の公開インタビューLIVEも忘れられない
以前、唐突に私がお願いした、【公開インタビューLIVE】(サードプレイス・ラボ)でも、銀ソーダさんと石田健さんは親子のような信頼関係を見せてくれました。
二人の生きてきた人生の接点に「大學湯」が存在して、思いが共有して協力し会える関係って、奇跡としか言いようがないのですが、本当に素晴らしいものです。
古いものを残したいというだけでなく、改めて新しい価値を生み出す場として命を吹き込もうとしている二人の気持ちが伝わってきます。
銭湯といえば、浴場壁画 〜アーティストの作品として〜
銭湯といえば、大きな浴槽と洗い場だけでなく、浴場壁画こそが重要な存在。
今回、浴場壁画の話をアーティスト目線で語ってくれた銀ソーダさんの話は、興味深かったです。
子どもの頃、足を運んだことがある銭湯の浴場壁画の大きさに魅せられた記憶。
その感覚は、アーティストになった彼女が絵を描くときにも生かされる、スケールの大きな青の色彩に溢れる作品と無関係とは言えないと感じました。
音声で聞いているのに、SNS上で見た青い色彩に溢れる浴場壁画のイメージが伝わってくる感覚が印象的な時間になりました。
居心地の良い場所として「大學湯」は利用してもらいたい
今後、アーティストの作品を発表する場として、ワークショップの場やレンタルスペースとして、多くの人に利用してもらえる場に変化を遂げようとしています。
クラウドファンディングで集まった資金を大學湯の修繕に投下したことで、新しい価値とコミュニケーションの場にもなろうとしています。
「銭湯としては戻れないけれども、人が集う場所であって欲しい」
寂しそうでありながらも、決意を込めて語る、石田さんの言葉には深みがあります。
だからこそ、銀ソーダさんを始めとして、地元の関係者が協力をしてくれて着実に前に進んでいる姿こそが、地方創生のシンボルになりうる物語だと感じます。
新しい箱物を作ったり、都会からの新しいノウハウを無理矢理差し込むことなく、地域に溶け込んだ存在を利活用するという考え方とアプローチ。
もっと、多くの人に知ってもらい、利用してもらえる「大學湯」を期待しつつ、今回のサードプレイス・ブリッジも楽しく過ごせました。
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投稿者プロフィール
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【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。