【映画】「サバイバルファミリー」(2017年公開)からライフラインを絶たれたら現代人は生存の危機だと感じる

危機的状況に陥る映画を見ると、リアルでなくても引き寄せられるものがあります。

自分だったらどうなるだろう、次はどうなってしまうのだろう、というハラハラさせられる感覚が迫りくるのだから、当然です。

映画「サバイバルファミリー」も現実ではあり得なそうな設定なのに、笑ってしまうようなシーンもありつつも、最後まで集中して見れました。

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パニックなのにコミカルに明るく感じるのは俳優の演技力

電気も連絡手段も全ての人々が失うというのは、現代人にとって最大のパニック。

そんな設定なのに、コミカル風に明るく感じるのが、映画「サバイバルファミリー」の不思議な魅力です。

ハリウッド映画や、クライシス映画であれば、このような話は暗くなりがちで、必死に足掻くシーンばかりが続きます。

映画制作サイドの意図を汲んで、俳優陣が真面目に、コミカルに演じることで、エンターテイメントとして成立できて、家族で見ても、どこか笑ってしまえる部分がある作品に仕上がっています。

電気もガスもスマホも全て失う状況が訪れるのは恐怖のはず

ある朝、目覚めたら、電気もガスも、水も使えない状況が、全世界に広がっているという不可思議な出来事が起こっていく物語。

おそらく、日頃、ニュースやインターネットから情報を収集して、誰かの知恵やノウハウを借りていることが多いと、このような状況ではパニックにならざるえないでしょう。

何が起きているのかがクリアにならず、結局は、自分たちの判断で行動しなければいけない状況って、まさに、サバイバルです。

鈴木一家も、東京ではなく西日本に行けば電力網が生きているという不確かな噂レベルの情報に従い、妻の実家の鹿児島まで向かいます。

飛行機も電車もない以上、自転車という交通手段で時間をかけて移動するなかで、野宿はするし、食事や水がなくて辛い生活を送っていきます。

明るいコメディなのですが、もし、現実的に起きたら、命の危機を感じる設定なのはいうまでもありません。

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現代人のライフラインは存在して当たり前だから

電気、ガス、水道、通信、交通網などの生活に必要なライフラインは存在して当たり前の存在。

一時的に停電したり、故障することはあっても、無期限で止まってしまうなど想定して生きていません。

そういう意味で、パニックが激しく起きそうな状況なのに、どこか、一般の日本人が能天気に生きている姿が浮かびます。

焦るよりも、そのうち何とかなるだろう。

この甘い考えは、命を危険に晒すのですが、深刻に考えすぎても絶望に駆られてしまうもの。

避難訓練を行っても、全てのライフラインが壊滅になるという前提で考えられてはいないので、実際に起きたら、どうなるのかというシミュレーションを組むことすらありません。

東日本大震災・福島原発事故の時も、自分と家族の命を守るのに必死だった

考えてみれば、東日本大震災・福島原発事故後の日本は、自粛を促すムードだけでなく、このままで自分と家族の命が守れるのか、という複雑な思いとの戦いだったと思い出します。

どの情報が正しいのか、何が疑わしいデマなのか、判断をつけるのは最後は自分。

飲水はどうすればいいのか、屋外は放射能に溢れているのか、どこかに避難するとしたら西日本なのか。

映画「サバイバルファミリー」とは違って、情報量だけは山のようにあるものの何を信じていいのか、判断をつけるのが厳しい日々。

結局、生き残るためにどうすればいいのか、という重い課題に向き合っていました。

今、振り返ってみても、恐ろしい思いを抱えて過ごしていたことは、誰にでも語れます。

家族のつながりの深さが最後は問題を解決するという鉄板な展開は悪くない

映画「サバイバルファミリー」のネタバレはしたくないので、ラストの展開までは、このブログでは書きません。

結局は、家族のつながりの深さに気づいて、お互いへの思いを大切に向き合って生きれば、最後は問題が解決するというのは、古今東西の映画の鉄板ですので。

スケールの大きさではなく、設定の深さとユニークな展開の裏に潜む、大事なメッセージこそが、映画のタイトル「サバイバルファミリー」にも反映されています。

こういう作品だからこそ、小日向文世が主役を演じるには最適だと感じました。

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投稿者プロフィール

安斎 輝夫
安斎 輝夫
【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。