テーマパークと聞いて、東京ディズニーリゾートやユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)を思い浮かべる人は多いと思います。
では、サンリオピューロランドってイメージされる人はどれぐらいいるのでしょうか?
女児のハローキティちゃん付きの屋内施設と勘違いしていませんか?
今、サンリオピューロランドの快進撃を支える、サンリオピューロランド館長・小巻亜矢さんの『を読み、深く理解することをオススメします。 』
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サンリオピューロランドは赤字だった
1990年12月7日に開園した全国初の屋内型テーマパーク、サンリオピューロランド(SPL)は、平成不況、乗り物(ライド)の少なさや都心から遠いといった立地の不便さなどの影響もあり、赤字施設になっていたとのこと。
明らかに、小さな子供、特に女児を狙ったテーマパークというイメージが定着して、リピートして足を運ぶ要素が少ないと感じられたこともあり、苦戦を強いられたという事実は伺えます。
サンリオピューロランド再生に向けてでスタッフの想いを聞き入れる
サンリオピューロランドのレポートを会社に自主的に報告した、小巻亜矢さんは、サンリオに入社し、関連会社勤務、出産育児、大学院への進学などを経験している有能な方です。
彼女は、さンリオピューロランドの抱える問題を的確に経営陣に伝えた結果、彼女自身が、館長としてサンリオピューロランドを任せられることになります。
多くのスタッフに覇気がなく、明るい雰囲気にも欠けていた当時のサンリオピューロランドを復活・再生させるために、小巻さんはスタッフたちの想いや意見を聞き入れるというアプローチを図ります。
一つ一つのアイデアは悪くないものの、諦めている状態をなんとかする為に、彼女を筆頭に奮闘して、見事に来場者数を増やし、成功に導いていきます。
『の中で語られる話は、特別なことというよりは、ある意味、遠回りに見えることを実直に、彼女が取り組み、スタッフと共に歩んできた歴史です。 』
屋内テーマパークの良さをどうやって伝えていくのか。
サンリオ社の「みんななかよく」という経営理念を軸にしながら取り組んだ結果、現在の復活まで至っています。
キャラクタービジネスにエンターテイメント施設を掛け算して世界観を作る
サンリオのキャラクターたちは、とにかく、かわいいし、癒し系ばかり。
このキャラクターたちをエンターテイメント施設に掛け算していくことで世界観を作り上げてきた、サンリオピューロランド。
確かに、キャラクターマーケティングは、ファンを飽きさせなければ継続性が保てる点は、人間のキャラクターよりも安定感が出ます。(不祥事などのトラブルを起こさないので)
サンリオのキャラクターたちは、ハローキティを筆頭に、個人がそれぞれお気に入り、推しの存在がいるものです。
二次元のキャラクターを三次元で感じられるエンターテイメントこそが、テーマパークの人気の秘訣になります。
もちろん、キャラクターたちを引き立てる施設内のスタッフさんの接し方も重要です。
「みんななかよく」を貫くだけに、混雑気味のピューロランド内でも、お客様同士は笑顔でいられます。
キャラクターはグッズ販売中止やコラボ展開などが多い
キャラクタービジネスは、さまざまなグッズ販売を店頭やネット通販などで顧客に届けつつ、他業態とのコラボ展開などをすすめています。
もちろん、IPビジネス(知的財産を活用して収益を得るビジネス)ですから、より多くの方に触れるものを増やしていくことは重要です。
この露出が増えていくことで、キャラクターは継続的に認知も理解もされていくわけで、ファンを作り続けていけるのでしょう。
サンリオも創業者の辻信太郎氏の想いを大切に、着実に成長を遂げてきたサンリオにとって、日本発のキャラクターの屋内テーマパークまで作り上げた手腕は素晴らしいものがあります。
また、小巻亜矢さんが館長を勤めることで、エンタメに不慣れで、デジタルも苦手だった彼女が理解して、牽引していくことで、大きな変化を遂げたのは間違いありません。
館長がスタッフを大切にしたからこそV字回復が実現できた
経営の苦しい状態を打破するために、効率性や利益率だけを考えて再建を目指す経営者は世の中に数多くいらっしゃいます。
ところが、小巻さんは、遠回りにも思えるほど、スタッフを大切にすることを徹底していく、従業員エンゲージメントを通して、よりお客様にも届けられるようになったという手腕は見事です。
数字が苦手だったと正直に言えるからこそ、信用に値する人物だと彼女を評価されるのも理解できます。
これからも、サンリオピューロランドは、より多くのファンを掴み続けて、愛されるテーマパークであり続けてほしいと願うばかりです。
サンリオピューロランドの施設情報
施設名 | サンリオピューロランド |
---|---|
住所 | 東京都多摩市落合1-31 |
最寄駅 | 京王線:京王多摩センター駅 新宿から京王線特急利用 約30分 横浜からJR横浜線→橋本より京王線利用 約60分小田急線:小田急多摩センター駅 新百合ヶ丘から小田急線利用 約12分多摩モノレール:多摩センター駅 立川から多摩モノレール利用 約23分 |
営業時間 | 8:30〜18:00 |
定休日 | 休館日(カレンダーによる) |
URL | https://www.puroland.jp/ |
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【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。