映画「麦子さんと」を発見したのは、たまたま、Amazonプライムビデオで表示されたという理由にすぎません。
堀北真希さんに久々に出会えた感覚が、嬉しくなりました。
消えていくのではなく、自らの意思で引退の道を選ぶって、日の当たる場所から降りる勇気を感じる女優さんでしたから。
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親子だから分かり合えるわけではない！
主人公の麦子は23歳。
頼りない兄と二人暮らしをしながら、声優を目指している。
ある日、自分たちを捨てた母親が突然舞い戻ってきた。顔も覚えていない母との生活に戸惑う麦子。
そして投げつけた一言、「あなたのこと、母親だと思ってないから」。
その言葉を最後に、母は帰らぬ人となり、納骨のために母親のふるさとを訪れた麦子は、母が町のアイドルだったことを知る。
町の人々に振り回されながら、初めて知る母の青春、母の人生-。そして麦子の心にある思いが広がっていく。
ストーリーとしては、派手なものは何もなく、母娘がそっくりだったという、あるあるな設定だし、田舎にはアイドルや芸能界を目指して都会にチャレンジしようとした人がいたことは想像がつく。
人生の大半を一緒に暮らしていないのだから母と娘が理解し合えるはずもなく、このような展開になることは致し方ないのでしょう。
引退した堀北真希さんがいい感じなのです
2017年2月28日をもって芸能界を引退した、堀北真希さんが主演。
可愛らしい存在であり、俳優・山本耕史の妻として暮らしています。
この作品は、彼女だからこそ、朴訥さと、筋を曲げたくないキャラクターを演じるには最適な女優さんだったことがわかります。
確かに、田舎にあんな子がいたら、地元のアイドルになるのは間違いないでしょう。
親子は信頼関係があって欲しいけれど、すれ違うこともある
夫婦は他人の関係とはいうものの、親子は血のつながった関係だと誰もが言います。
とはいうものの、個人という人間としたら、他人であって、近くにいるけれども、心底分かり合えるのかと言われると難しいものです。
今時は、友達みたいな親子（母と娘）は増えているとはいえ、すれ違ってしまうと、他人よりタチが悪いのかもしれません。
この作品の主人公・麦子さんも、全く知らない母の生まれ故郷の中で、いろいろな人と触れ合う中で、ラストに向けて、気づいていくのが印象的でした。
地味ではあるものの、染み渡るような作品だと感じました。
自分の親の人生を知るって難しいけど、知りたいと思いませんか？
自分の親の人生を子どもが知るって、同世代の期間は一緒にいないだけに難しさはあると思います。
親だって、子どもの頃があったわけで、多感な青春時代も送っていたのは間違いありません。
もちろん、子どもに伝えたくない黒歴史やエピソードだって１つや２つはあるはずです。
生きているうちに、この辺りの話を聞くことは実はとっても大変で、タイムマシーンでもない限り、正確には把握のしようがないのでしょう。
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投稿者プロフィール
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【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー（主宰者）。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える！サードプレイス・メルマガ」（まぐまぐ）の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。
