この世に生まれたからには、最後は必ず死を迎える。
残酷に聞こえるかもしれないけれども、これが現実なのは、誰もが理解していることです。
人生のスタートは自分にとっては無意識みたいなものであっても、ゴールの死は、いつか突然に、もしくは、期限を迫りながらもやってくる存在だけに、恐怖を感じるのも事実。
精神科医・作家として活躍されている和田秀樹さんの『どうせ死ぬんだから 好きなことだけやって寿命を使いきる』を読んで、頭の中を整理してみました。
◆ 和田秀樹チャンネル2(Youtubeチャンネル)
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死を受け入れ、好きなことをして生きる哲学
『どうせ死ぬんだから 好きなことだけやって寿命を使いきる』は、人生をより自由で充実したものにするための提言書です。
著者は、死を避けられない現実として受け入れ、それを前提に生きることの重要性を説きます。
「世間の常識」や「他人の評価」に縛られず、自分が本当にやりたいことに時間とエネルギーを注ぐべきだと強調する点が印象に残ります。
老後の不安や社会の期待に流されるのではなく、楽しいことに没頭し、後悔のない生き方をすることが幸福につながると主張します。
特に日本社会の「我慢する美徳」や「定年後の不安」に疑問を投げかけ、健康・お金・人間関係の面から、死ぬまで自分らしく生きるための具体的な考え方を提示してくれています。
最終的に、限りある人生を最大限楽しみながら生きることが、最も賢い選択であると結論づけています。
死ぬことを恐れずに、受け入れた上で何をするのかが重要!
死ぬ確率は100%。それは、ありとあらゆる科学的真実以上に真実です。
『どうせ死ぬんだから 好きなことだけやって寿命を使いきる』を読んでみると、私たちが世の中の目線や常識に縛られていて、不安を煽られています。
この不安の三大要素、健康、お金、孤独に対して、どう向き合うと良いのか、という点にまともに向き合う情報よりも、なんとか解決・改善しようというアプローチに見せかけたビジネスに取り込まれがちな人が多い。
自分が社会での役割を果たし、次世代につなぐ前提のパスもできたならば、その先こそ、もっと自分にとって、好きなことだけをやって命を使い果たせばいいとする考え方。
もちろん、他人や社会に迷惑をかける行為・行動ではあってはならないものの、周りがなんと言おうが、自分が好きならばそれで十分なはず。
そのためにも、自分の命は有限なのだと認識した上で、何をするのかが大事なのです。
特に、モーレツに会社や組織の論理で生きてきた人ほど、強い暗示のようなもの掛けられていて、自分中心になるのを控えてしまう傾向にはあるのかもしれません。
死にたくないと思えば思うほど、人生の充実度、幸福度が下がってしまうものです。
和田さんが伝えたいメッセージとして、死を過剰に意識しすぎると、楽しく生きられないじゃないか!と伝えたいのが、読み進めると深く刺さってきます。
若い人の好きなことだけをやれ!とは違う意味
ホリエモンなどを筆頭に若者に対して、好きなことだけをやれ!という論調は、この数年、根付いてきました。
それを100%信用して、楽しく過ごせる人もいれば、一定のまやかしだったと気づいて現実路線に舵を切る人、やっかんでみる人もいますよね。
若い人には、経験が足りなからこそ、周りの大人たち(いわゆる常識人たち)のルールに左右されずに、没頭してやることが自分の能力を高めていくという示唆になります。
だって、好きなことが、寝ること(睡眠)だとしたら、何もせずに、ひたすら惰眠を続けることになり、そこから何かを生み出すのは正直言って無理です。
逆を言えば、嫌なことをやらなきゃいいのに!というアンチテーゼのメッセージだと理解しないと、大きく間違えてしまうポイントだと思いませんか?
気になることを知るために本を読み学び続ける
私の場合、心身ともに疲れるようなことがあったとしても、自分が気になることを知り、理解するために、本を読み続けています。
著者や書籍によっては真逆の主張や考え方が書かれていても気にしません。
世の中には、さまざまな考え方・知識があると知ることに喜びを感じているのです。
もちろん、内容次第では大きく間違っているものもありますが、多読を自分のペースで続けていれば、自己消化されて、納得できるものが染み渡ってきます。
結果として、自分の考え方、生き方のベースになり、場合によっては他者へのヒントやアドバイスになって喜ばれることもあります。
決して、博識になりたいとか、賢くみられたいとか、そんな浅はかな欲求ではありませんが、自分の目が見えるうち(見えなくなったら100%オーディオブックでしょうが)は、本を読み、対話しながら、理解をしていくというのは、続けていきたいと考えています。
もちろん、ブログなりでアウトプットするのも忘れずに。
生きることは苦行よりも、楽行であってほしい
精神科医の和田秀樹さんが、この数年、シニア向けの本を書いていくなかで、高齢者との接点から気づいたことを、自分の言葉で伝えていく姿勢が評価されています。
昔、「受験は暗記だ」と豪語していた方とは思えないほど、臨床を重ねて、深められたからこそ、つむぎだされる、強烈でありながらも優しく平易で、裏表のない言葉は共感してもらいやすいのは納得できます。
やはり、生きることは苦行というよりは、楽しい=楽行であってほしいと、私も常々考えています。
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投稿者プロフィール
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【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。