書店のコーナーで目が止まった一冊、『2型糖尿病は寛解する!薬なしでヘモグロビンA1cを6.5%未満にする方法』(糖尿病専門医・西森栄太・著)を読んでみました。
糖尿病が寛解するなんて奇跡みたいな話ではないのか、という疑問を解決してくれました。
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糖尿病になったら、治らない!悪化すると怖いという定説を覆す
糖尿病になったら、絶対に治らない!
投薬を続けて、合併症で失明したり、足を切ることもあったり、人工透析になるかもしれない。
自覚症状がないものの、健康診断や急激な体重減少、喉の渇きなどで発覚する、糖尿病。
絶対に完治しない病気だと疑われておらず、予防ができず、発症したらアウトだと誰もが、そんなイメージを抱いていたはず。
そんな定説を覆すタイトルの本『2型糖尿病は寛解する!薬なしでヘモグロビンA1cを6.5%未満にする方法』は書店で目を引く方は、糖尿病へのアンテナが立っているのでしょう。
完治ではなく寛解!でも、薬も要らなくなり、体調も改善する方法がある
寛解するとしたら、何らか特別な手術なのか、新薬などの新しい治療法なのか、著者は医師なので、疑わしい情報を扱っているとは思えません。
大事なポイントは、完治ではなく寛解ということ。
この二つの違いを正しく整理してみると以下のようになります。
| 言葉(単語) | 意味 |
| 完治 | 病気が完全に治った状態 |
| 寛解 | 病気の症状がなくなったり、とても良くなったりしているが、再発の可能性がある状態 |
あくまでも、完治ではなく寛解という結果ですが、明らかに症状は改善されていることは喜ばしい展開。
再発の可能性はゼロとはいえない点は心苦しいですが。
薬を飲んで、食事や運動、生活習慣に気を使っても、治療を継続しても維持する程度で、悪くならないようにコントロールするしか道がないので、永遠に医療費がかかる病気だと、糖尿病は思われています。
ところが、西森先生の専門家として発表された、2型糖尿病の緩解については、シンプルな点が着目できます。
〝減量”で糖尿病は寛解する
体重を減らせば糖尿病は寛解できるという言葉は、当たり前のようで、納得感が得られるか微妙です。
・「手術による寛解」
・「食事を中心とした生活改善による寛解」
の2つの可能性があると実績データや研究論文などを元に書かれています。
イギリスで行われた糖尿病の寛解研究では、低カロリー食で10〜15kg体重を減らすことができた人の57%が寛解しました。
また、日本の研究では、1年間に体重を5kg以上(80kgなら4kg)減らすことができた人に寛解が起こりやすいことが示されています。
肝臓に脂肪が増えて、「脂肪肝」になったり、膵臓に脂肪が増えて、「脂肪膵」になったことが、糖尿病発症の原因だと特定しています。
だからこそ、体重を減らすことで、インスリン抵抗性を下げ、インスリン分泌を増やせば、脂肪が減って、糖尿病寛解になっていくという理屈。
膵臓についた脂肪を落とすことで、休眠状態だった、膵臓のβ細胞が再び活発になり、インスリンを分泌するようになり、膵臓自体が元の大きさや形状を取り戻すという。
だからこそ、摂取カロリーを減らして、減量をして、肝臓や膵臓についた脂肪を落とすことを最優先に考えるという発想。
新しい知見でもなければ、非常識なことでもありません。
問題は、その減量に取り組んで結果が出せるかどうかの個人の生活習慣全般の改善次第だと言えます。
糖尿病寛解への道 7つのコツ
ここで本書の中で取り上げている、糖尿病寛解への7つのコツを列挙しておきます。
1.甘い飲み物、お菓子はやめる
ブラックコーヒーや炭酸水で喉を潤すことと血糖値が上がりにくナッツやチーズ、生野菜で空腹を満たせばいい。
2.毎食、必ず野菜とたんぱく質を採る
愛色に少しずつでも取り入れることで、血糖コントロールの味方になる。
3.主食(ご飯・パン・麺)は〝量を決めて”食べ過ぎない
食べる量を意識して、できれば食物繊維が豊富なもち麦ご飯や全粒粉パンなどに置き換える。
4.意識して身体を動かす
日常の中でできる〝小さな運動”を積み重ねる。とにかく、こまめに動くこと。
5.体重を毎日測って記録する
ルーチンとして計測することで、小さな変化に早く気づける。
6.睡眠をしっかりとる
睡眠不足は、食欲を乱し、インスリンの効きを悪くするので、7時間以上の睡眠を目安に。
7.医療・保健スタッフに相談する
相談することは「甘え」ではなく、前向きな行動。
ぜひ、手元にこの7つのコツを置いて、自分の中に刷り込んでしまうことが、糖尿病寛解には不可欠なアクションなのだと思います。
国民病だからこそ、誰もが改善策を理解しないと
年々、糖尿病患者と糖尿病予備軍は増え続けています。
健康への意識が低いとは言えない日本人なのに、いつの間にか過剰に食べることと動かない日常が一般化してしまう生活を送っています。
街に出れば、美味しそうな飲食店とメニューに目が映り、SNSでも美味しそうな食事を見ると、食欲が刺激されますよね。
一方で、こまめに身体を動かす日常は減り、デスクワークだったり、動かないでスマホやモニターを眺める時間が増えて、銅像のように動かない時間が増えています。
家の掃除もロボット掃除機が対応したり、便利な電化製品によって、快適な生活を送れます。
結果として、身体の中に脂肪が増えて、そのダメージを受けた臓器、肝臓や膵臓に影響を与えて、糖尿病になってしまう。
贅沢病だった時代など遥か昔の話で、日常的な疾患であり、かつ、生活習慣病の親玉的な存在になっている糖尿病だからこそ、予防と対策を考えないと改善できません。
FreeStyleリブレ2をつけてみて、自分の値の変動を見た
実際、自分の血糖値の日時推移を知りたくて、私は、FreeStyleリブレ2で2週間ほど測定してみました。
FreeStyleリブレ2で計測できるのは、指先から採血して測る「血糖値」そのものではなく、皮下組織にある、間質液中のブドウ糖濃度(グルコース値)ですが、ほぼ、近しいものと考えて良いでしょう。
食後に値が上がり、2-4時間かけて数値が下がっていく。
食べた食事内容、タイミングによって、なかなか数値が下がらない状態が続く。
身体の中の血糖値(ほぼ同じ意味合い)の変動がスマホのアプリで確認できました。
私自身、高めの値が出ている時があり、これこそ、減量しなければいけないと感じる、最大のポイントでした。
もっと、FreeStyleリブレ2といった、持続血糖測定器 CGMが手軽な値段で、誰もが気軽に試せるようになる日が来ればいいのに、と常々思います。
おそらく、Apple Watchなどのデバイスと気軽に連動できる環境が整えば、低血糖や極端な高血糖状態をすぐに把握できるようになる時代が、やってきて欲しいものです。(2026年時点では、時間がかかるかもしれませんが)
2型糖尿病の寛解に向けてやるべきことは
『2型糖尿病は寛解する!薬なしでヘモグロビンA1cを6.5%未満にする方法』を読んでわかったことは、2型糖尿病になったから一生治らない病気とは言えないという事実。
発症から日が浅く、年齢が若ければ、十分に寛解のチャンスはあるという考え方も納得。
では、長年、糖尿病に苦しむ人は治せないのか、と言えば、糖尿病寛解への7つのコツをしっかりと実践することに尽きます。
太ってしまった身体から脂肪を落として、食生活、運動、生活習慣、ストレスへの対処、などをしっかりと行えれば、寛解のチャンスは年齢関係なくあるとの主張に勇気をもらう人が多いのではないでしょうか。
人工的なIPS細胞などで、インシュリンを大量に出してくれる時代を期待して待つのではなく、今の自分にできること、身体にとってダメージを与えている生活を止めて、少しでも体重を落とすことが大切だと思います。
※1型糖尿病の方は、今回の本の寛解対象者ではありません。
※信頼できる主治医と医療スタッフの指示を受けて、対応しましょう。
※既に痩せ気味の方で糖尿病の方は、この本の内容とは合致しない対象者だと思いますので、無理に痩せすぎないようにご注意ください。
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投稿者プロフィール

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【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。




