資本主義を半分捨てると考えられる人って、どんな人なのか知りたくなる

資本主義を半分捨てる』(青木真兵・著)を仲間との読書会の課題本なので、読みました。

資本主義社会で生きなければいけない我々現代人が、半分捨てるとはどういう行為なのか、何を目指しての話なのか、じっくりと読んで考えました。

お知らせ

毎週火曜日発行のサードプレイス・メルマガ(まぐまぐ)月額800円(税抜)

【週刊】サードプレイス・メルマガ 登録は こちら >>

オフライン・オンラインで色々な人に会って、一緒に学べる場です。
定期参加も、スポット参加も歓迎します。

毎月開催【サードプレイス・ラボ】の詳細は こちら>>

資本主義って、人を幸せにできるのか

この本を読みながら、改めて、資本主義は人を幸せにできるシステム、仕組みなのかと考えることになりました。

もちろん、多くの人にとって希望と期待があるのは間違いないものの、本質的に幸せとイコールと捉えてしまおうと考えるなら、それは、自分たちにとって錯覚に過ぎないのではないかと感じながら、この一冊を読み進めました。

本当に、資本主義を半分捨てられるのか

この『資本主義を半分捨てる』を理解するためには、著者である青木真兵さんが、どういう人なのかをプロフィールから追わなければいけません。

著者:青木 真兵(あおき・しんぺい):1983年埼玉県生まれ。「人文系私設図書館ルチャ・リブロ」キュレーター。思想家。古代地中海史(フェニキア・カルタゴ)研究者。博士(文学)。社会福祉士。2014年より実験的ネットラジオ「オムライスラヂオ」の配信をライフワークとしている。2016年より奈良県東吉野村に移住し、自宅を私設図書館として開きつつ、就労支援や若者支援、企業の組織文化づくりなどに携わっている。著書に『手づくりのアジール──「土着の知」が生まれるところ』(晶文社)、『武器としての土着思考』(東洋経済新報社)、共著に『彼岸の図書館──ぼくたちの「移住」のかたち』(夕書房)、『山學ノオト』シリーズ(エイチアンドエスカンパニー)、『つくる人になるために──若き建築家と思想家の往復書簡』(灯光舎)など。

青木さん自身、思想家であり、研究者として生きており、ご夫婦で、「私設図書館」を作り、運営されています。

就労支援や若者支援などの事業に関わっているスタンスからして、ギラギラの起業家、経営者、ビジネスパーソンと立ち位置が違うことは明らかです。

本の中で、青木さんご夫婦で、過疎地である、東吉野村へ移住という選択肢を背景に、都市などで展開されている消費社会、労働力を商品化することと一線を引いていることが語られています。

あんてる
あんてる
完全なる世捨て人というわけではないんだね。私設図書館だから、人との交流はあるわけだし。

数値ではなく自分にとってのちょうどよさを基準にすることを大切にすることで、資本主義を半分捨てるという実践ができているのが伺えます。

また、人間らしい生活を維持するために、自然の中で、無理せずに生きている姿が想像できます。

現代の便利な社会とは異なる環境に身を置いて暮らしながら、雑談としてのラジオや障がいのある方との関わりなどに貢献している姿に、キャッシュの臭いは何も感じられません。

競い合う社会、資本絶対主義の中で生きる息苦しさ

資本主義を完全に否定して、山籠りをして、世離れした生き方を提唱しているわけではなく、資本主義の中にある息苦しさと距離を置いて生きることも悪くないという提示だと受け止められます。

当然ながら、競争のある資本主義だからこそ、社会が発展して、社会や人類が成長を続けているというプラスの側面を無視することを望んでいるわけではありません。

ただ、資本主義に生きるのが苦しい人たちが弱者というレッテルを貼られて、追いやられるだけな社会よりも、選択できる、代替可能な(substitutable)道を選んで生きることも悪くないというメッセージ。

大半の人には理解がされない生き方かもしれない。

少しでも多くの贅沢なものを手に入れたり、裕福な資産を持って過ごすことが幸せだと考えるのが一般的なので。

でも、それ以外の選択肢、道があると思わないと、社会全体に適合できていないように思われてしまうのも、不合理だと感じる感覚は持っていたいものです。

例えば、収益を求める情報発信で成果が出ないとしたら

例えば、このブログを継続することで、私が、毎月コンスタントに収益を得ることを主目的としていたら、1円も稼げないブログ記事、アクセスが増えない内容は不要ということになります。

同様に、SNSを中心とした情報発信も収益を自慢するような方々(インフルエンサーやそのステージを目指す人々)からすると、稼げない情報発信は無駄、ゴミと感じるのかもしれません。

確かに、時間や労力、手間暇をかけて、ブログ記事、情報発信をしている以上、そこに対価として収益が生まれたら、幸福な気持ちになれるのでしょう。

私自身、その点を狙っていた時期もありますし、今も、少しでもキャッシュにつながるのであれば嬉しいです。

そうなってくると、ブログや情報発信の目的が自分の思いや考えを言葉にすることよりも、アクセスが増えて、物品が売れることが目的にすり替わります。

それって、予測のできない対価を求めるワークに陥っていないでしょうか。

否定はしませんし、インターネットが普及した時代、新しいツール、手法で稼ごうとする行為は、チャレンジとしては真っ当です。

ただ、誰もがその道を選択しようとするから、早々に挫折しているのも事実。

資本主義の論理にのらずに、自分の伝えたいことを言葉として残しておく、誰かに、いつか見てもらえたらラッキーぐらいなものが増えていても、悪いことだとは思いません。

稼ぐことに命をかける人から見れば、甘いと非難されるのは、私も青木さんも一緒かもしれませんが。

資本主義を完全に放棄はできないけれど、縛られるのは良くない

ニュースを見ても、結局、事件が、お金にまつわる話になりがち。

国家レベル、企業、個人、儲け話、大損失の話、たくさん溢れかえっています。

考えてみたら、どれも自分に関係があるようで、他人事のような気もするものばかり。

だからと言って、自然あふれる、田舎、過疎地で誰もが楽しく暮らせるのか、と問われると難しいのも事実。

日頃、便利な生活、サービスに浸りきっているだけに、これらを全て失って、自給自足に近いスタイルで生きようとするのは至難の業。

結局は、個人のバランスで考えるしかないことで、他人・他者と比較すると上下が生まれてしまうのだから、自分の納得できる生き方を極めるしかないのでしょう。

私個人は、資本主義社会の中で生きるけれど、染まりすぎない範囲で生きたい反面、自然の中で毎日をゆったりと過ごせない人間なので、青木さんのようにはなれません。

あわせて読みたいブログ記事
「共感資本主義」って言葉を最初に聞いた時、「共感」×「資本」×「社会」の組み合わせに違和感がありました。 ただ、これからの時代、新しいお金...
2024年から流通する1万円札の図柄には渋沢栄一が決定しています。名前は知っているものの、具体的な功績や人間関係などを知らない人物ではないで...
日本人は6人に1人が貧困層と言われています。また、世界では7億人超が絶対的貧困であるという観点から、『世界と比べてわかる 日本の貧困のリアル...

毎月開催【サードプレイス・ラボ】

サードプレイス・ラボでは定期的にイベントを開催しております。

★イベント情報★は >>こちら(随時更新)

ご都合が合えば、是非、ご参加いただけると嬉しいです。

関連ブログ記事

[各種SNS]サードプレイス・ラボ

サードプレイス・ラボは各種SNSで情報発信をしております。

是非、フォローやコメント、グループへの参加をお待ちしております。

 ◆ サードプレイス・ラボ(Facebookページ)

サードプレイス・ラボ(Facebookグループ:非公開のため、申請・許可制です)

【サードプレイス・ラボ】居心地の良い第3の居場所を拡げる!(Twitterアカウント)

◆ サードプレイスラボのあんてる(note)

◆ サードプレイスラボちゃんねる(Youtube)

◆ サードプレイス・ラボ(Peatix)

サードプレイスラボ(専用サイト)

[週刊]サードプレイス・メルマガ

仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ

「まぐまぐ」毎週火曜日発行 月額:800円(税別)※初月無料です!

仲間と一緒に執筆している週刊メルマガです。

メルマガの詳細は こちら をご一読ください。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

【サードプレイス】ブログへのご意見・ご要望・ご相談、ご依頼などは下記まで

 お問い合わせはこちら

投稿者プロフィール

安斎 輝夫
安斎 輝夫
【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。