草彅剛は、俳優として、どんな役もこなせます。
4年前、「ミッドナイトスワン」で難しい役を演じた彼が、今回は時代劇でも評価され、第48回 日本アカデミー賞では、「碁盤斬り」で優秀主演男優賞に輝いています。
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うまい役者は、どんな役も見事に演じきる!
草彅剛という役者は、元アイドルという前提を抜いても、さまざまな役を演じきれる見事な人物だと思います。
昔なら、自分のハマり役だけを続けていることに価値を見出されていましたが、今は、バリエーション広く、自分をカメレオンのように変えられる役者が評価される時代ですから。
今回の不遇な武士の役も十分に演じ切っていた点は評価されて当然です。
冤罪事件を盛り込む時代劇は少ない気がする
時代劇の典型は善悪の二項対立で設計されており、悪を倒す善玉で溜飲を下げるのがスタンダードでした。
その点、「碁盤斬り」は、今も取り出されることがある、冤罪事件を盛り込んでいます。
事実ではなく、誰かの造られたストーリーに相手を嵌め込むスタイルは、無実の人間を犯罪者に仕立て上げます。
許しがたい行為に対して立ち向かう姿は、本来の正義を成し遂げることにつながるので、視聴者の心の深い部分にまで刺さってきます。
シンプルな善悪の世界に違和感があるように変わった
以前なら、誰が善い役で、敵役が悪者という設定は鉄板だった。
この悪者を倒すことが正義という一定の公式に基づいてストーリーは組み立てられていたので、誰にとっても安心感を得られたいたのは間違いありません。
ただ、ある時から、この正義に関する考え方が、立場によって代わり、誰の中にも、善と悪の二面性があるというリアルな設定が増えました。
100%の善悪を決めつけてしまうほど、人間は単純ではないのです。
これにより、人物描写は深くなり、見るものを飽きさせないコンテンツが出来上がるようになりました。
単純な善悪対立なんて、妄想的であると違和感を持って受け止められるように変わってきたのでしょう。
自分の求める正しさを認めてもらえるのか
個人にとって、自分の求める正しい道に突き進もうとしても、周りが認めてくれるとは限りません。
私の友人が、自分の仕事へのプライドを持って挑んだものの、成果が出せずに、上司や組織とぶつかって、うまくいかずに、転職していった事例などはいくつもあります。
勝てば官軍、負ければ賊軍
とでもいうべきか、うまくいけば全てが丸く収まり、失敗してしまうと誰かの責任に押し付けられてしまうもの。
そこに正しさを求めて融通が利かない人物だと、周囲に思われたら、その先は暗い道が待っていると予測はできるのではないでしょうか。
だからこそ、自分のこだわりを捨てて、妥協をするという生き方をする人間が多いのも、当然の話ではあるのですが。
人は騙されて貶められて生きることに反発できるのか
柳田格之進は、貧乏武士になり、ギリギリの生活をしていたものの、納得のできないことに立ち向かっていきました。
さて、私たちは、誰かに騙されて、貶められてしまったら、どうやって生きるのでしょうか。
世間に訴えたり、力で解決しようとしますか。
我慢して、その状況を受け入れるでしょうか。
もちろん、大逆転という展開は爽快なのですが、実際のところは、なかなか難しいもの。
その点をスカッとさせるエンディングに持って行けた、「碁盤斬り」という作品が賞を獲得するのは納得できますね。
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投稿者プロフィール

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【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。