偶然知ってしまった本のタイトルと内容が、今までの常識を超えてしまうものだと、息を飲むというか、言葉を失い、冷静さを欠いてしまうことはないでしょうか。
信じるかどうかは、現段階ではわかりません。ただ、医師が研究の成果として発表しているものなので、非科学的な内容ではないのは事実ですが。
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新しい説や考え方を受け入れるには時間がかかる!
今までの常識範疇とは大きく異なる、新しい説や考え方に対して、誰もが抵抗感と違和感を感じるのは仕方ありません。
受け入れるには時間がかかるし、証明されて、納得するには、証拠(エビデンス)が複数出てこそ、腹落ちするものでしょう。
それだけに、
本当なのか?!うつ病の原因がウイルスだなんて!
とんでも本(実態とは異なる、まやかしの本)じゃないかと思ったのですが、情熱大陸に出ていた、著者・近藤一博さんの雰囲気からして、外れてはいないのかもしれないと思い、読んでみました。
本の目次(章立て)
第1章 うつ病の正体は「炎症」? 最新知見で見えてきた「心の病」の本当の姿
第2章 爆誕!ウイルス原因説 ついに見つかった、うつ病パズルの最後のピース
第3章 疲労とストレスからすべては始まる 新しい時代の「うつ病の地図」
実践編 うつ病と戦うための「疲労栄養学」 カレーがうつ病に効くってホント?
著者:近藤一博さんについて
東京慈恵会医科大学教授
1958年三重県生まれ。愛知県と大阪府で育つ。
大阪大学医学部卒業後、大阪大学附属病院研修医、
大阪大学微生物病研究所助手、
スタンフォード大学ポストドクトラルフェロー、
大阪大学医学部微生物学講座准教授を経て、
東京慈恵会医科大学ウイルス学講座教授。
同・疲労医科学研究センター センター長を兼任。
日本ウイルス学会評議員、日本疲労学会理事。
著書に『疲労ちゃんとストレスさん』
『うつ病は心の弱さが原因ではない』(河出書房新社)がある。
この本以前の段階で研究成果として、近藤先生が発表された情報は複数あります。
「ヒトヘルペスウイルス6(HHV-6)の 潜伏感染遺伝子SITH-1は うつ病を引き起こす」
SITH-1は、ヒトヘルペスウイルス6(HHV-6)が脳に潜伏感染している際に産生するタンパク質であり、うつ病の発症に関与することが研究で明らかにされています. SITH-1は、ストレス応答を亢進させることで脳の神経細胞に影響を与え、うつ病の原因となる可能性があります.
うつ病の原因が定かでないからこそ、投薬・治療を行なっても寛解・完治しにくいと言われているのに、ウイルスが原因だとしたら、対応方法が異なり、新しい治療法が見つかるかもしれないという希望を持たせてくれる一冊でした。
疲労とストレスに、ウイルスが加わるとしたら納得もできる
うつ病患者は、性格が真面目であり、なんとかしてやり遂げようとするタイプの人間であり、結果として、疲労とストレスにやられて、発症するというイメージが、私には根強くありました。
ただ、一方で、ハードワーカーやタフな人間は、この壁を乗り越えてしまい、疲労とストレスに打ち勝って成功を成し遂げるタイプもいるわけです。
だからこそ、人間として、心の弱さが原因ではないかと疑われてきたのも事実。
脳に何かのダメージが芽生えるから、発症して、回復しないのではないかと思われているだけに、治療も長期化するし、自分を追い込んでしまう人も多いと聞きます。
もし、これが、ウイルスが原因の一部にでも影響を与えているならば、医学的なアプローチは変わり、ウイルスを駆除することで、改善が見られるというロジックになります。
自分の身近にいるうつ病患者とうつ的な状態に陥った自分を振り返る
私が子どもの頃は、うつ病という存在もよく知られていなくて、神経症の一種として扱われていたし、精神障害者は隔離されてしまうというイメージが根付いていました。
この数十年、「うつ病は心の風邪だ」などというキャンペーンもあり、誰もが親しみやすくなることで、精神疾患領域では、うつ病などの一連の症状は一般化しました。
自分の身の回りにだって、数人はうつ病などを発症してしまった方(回復した方も含む)は、増え続けています。
治療に時間を要し、周囲の理解も不可欠で、なかなか大変な状態に陥るケースも見てきました。
私自身も30歳頃、いろいろな事情があり、うつ状態に近づき、異動を命じられてブレーキがかかったことを思い出します。
あの時、あのまま踏みとどまろうとしたら、きっと、自分も壊れていたのかもしれないと思うと、あの時の上司たちの判断は正しかったと理解できます。(当時は、かなり恨みましたけど)
原因は、自分自身に起きた状況であり、心の反応であり、心身の疲れとストレスだったと思うのですが、あそこに、もしウイルスがあったら(なかったので、私は踏みとどまったとも言えるのですが)、どんなことになったのだろう、とこの本を読みながら考えました。
紙の本にならない電子書籍とペーパーバックしかないのは
センセーショナルなタイトルと内容なのに、紙の本として出版されたり、大ブレイクにならないのは、また、医学の領域では異端の存在だからということになるのでしょう。
うつ病の原因がウイルスであり、そのウイルスを駆除できる薬が誕生して、実績が出始めていたら、この説は誰もが信用をして、大騒ぎになるはずです。
魔法の痩せる薬と同じように、まだ、未知数で、動物実験の検証段階であり、データも足らないとすると、どうしても信用性が足らず、社会的には受け入れられないのは仕方ありません。
ただ、もし、この研究成果に実績が伴ったら、多くの人が救われるのは街がないと思います。
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投稿者プロフィール

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【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。