家庭でも職場でもない第三の居場所=サードプレイス。
私たちはその空間に、安心感やつながりを求めています。
その中で、「食事」が果たす役割は意外と大きいのです。
一緒に食べること、誰かと料理をシェアすることは、心の距離を縮めてくれます。特に最近は孤食が増え、「食べる楽しみ」が失われがちな中で、サードプレイスでの食事は、心身ともに満たしてくれる大切な時間になっています。
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サードプレイスと食事の関係を考える
私たちは、家庭や職場以外の「第三の場所=サードプレイス」に、くつろぎやつながりを求めます。そんな場において、実は「食事」はとても重要な役割を果たしています。
一緒に食べること、誰かと食の話題を共有することが、心を開くきっかけとなり、そこが「安心して居られる場所」になる。
特に現代では、孤食や栄養の偏り、忙しさによる食事の軽視など、食のあり方そのものが変わりつつあります。
そんな中で、サードプレイス的な空間で食事を囲む時間は、身体だけでなく、心も満たしてくれる貴重な体験となります。
このブログ記事では、サードプレイスと食事の関係を、実例も交えて掘り下げていきます。
サードプレイスと「食」の関係とは?
サードプレイスとは、家庭(ファーストプレイス)でも職場(セカンドプレイス)でもない、第三の居場所のこと。カフェ、地域のコミュニティスペース、図書館、趣味の集まりなど、その形はさまざまです。
そんな場所で人と人をつなぐ接点として、もっとも自然で、効果的なのが「食」です。
「誰かと一緒に食べる」「食べながら話す」「手作りの料理を持ち寄る」――これらは、構えずにコミュニケーションを生み出す力を持っています。
サードプレイスがただの物理的な空間から「心の拠り所」になるためには、食の存在が欠かせません。
食事が人と人との距離を縮める理由
食事は、最も原始的で本能的な“共体験”です。
言葉を交わさなくても、同じ食卓を囲むことで心の距離が縮まります。
文化や世代を超えて共感しやすい話題であり、「今日のお昼、何食べた?」という何気ない会話でも、人との接点を生み出します。
また、食には五感が関わります。
香りや味、見た目、食感、音――これらの体験を共有することは、単なる情報交換ではなく「感情のやりとり」でもあります。
さらに、現代社会では、孤食や“ながら食べ”が増え、食事の「楽しさ」が失われつつあるという背景があります。
そんな時代だからこそ、誰かと一緒に、ちゃんと「食を楽しむ」時間は、貴重な癒しの時間になるのです。
【実例紹介】食を囲むサードプレイスの現場
それでは、食を囲むサードプレイスの現場の実例を幾つか紹介してみます。
▶ 事例①:持ち寄りごはん会を続ける地域コミュニティ
ある地方都市で、毎月1回、地域の人たちが集まる「持ち寄りごはん会」が開催されています。
各自が家で簡単に作ったおかずを1品ずつ持ち寄り、みんなで囲む食卓がサードプレイスに。
料理の腕前も関係なく、「これどうやって作ったの?」という会話が自然と生まれ、気づけば初対面の人とも笑顔で話せている。
人見知りの人も、料理という“媒介”があることで場に溶け込みやすくなっているのです。
▶ 事例②:カフェがコミュニティのハブに
都内のあるカフェは、「日替わり店長制度」を導入しています。
地域の人が1日店長として、自分の好きなメニューを提供する日。
普段料理をしない人も挑戦し、自分の思いを込めた食を提供することで、来店者との対話が生まれます。
「これ、あなたが作ったんですか?」から始まる会話が、まさにサードプレイスの魅力を表しています。
▶ 事例③:孤食を防ぐ「みんなで食べる夕食会」
都市部で孤独を抱える若者向けに、週1回開催されている「夕食会」。
参加費は安価で、栄養士が考えたメニューを囲みながら、食事とちょっとした会話を楽しむ時間。
「食事」が目的ではあるけれど、「一緒に過ごす時間」の価値が、リピーターを増やしている理由です。
サードプレイスの場づくりに「食」を活かすには?
サードプレイスが心地よい場所になるには、「居心地の良さ」「安心感」「交流」が欠かせません。
その鍵を握るのが、実は「食事」です。
特別な料理や豪華な食材が必要なわけではありません。
簡単なおにぎり、手作りのお菓子、スーパーの総菜でも構いません。
誰かと一緒に食べる、誰かのために作る、そのプロセス自体が、サードプレイスに命を吹き込むのです。
忙しい日常のなかで、ただ空腹を満たすだけではない、「心まで満たされる食の時間」を、あなたのサードプレイスでも作ってみませんか?
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投稿者プロフィール

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【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。