【レビュー】『3日で変わるディズニー流の育て方』櫻井恵里子

人材の育成は組織の悩みポイント

どのような組織であっても、人材を育成するということは重要な課題であり、悩みのポイントになっています。

組織に新しいメンバーとして加わる時点で、相手を見極めることも大事なのですが、正直言えば、初期の時点では判断がつきません。その人材のポテンシャルは雰囲気としてつかむのも難しいと言えます。

悩んだ上で採用(登用など色々な形態があります)したとしても、その後、どうやって育てていくのが良いのか。個人のトレーナー、研修担当やカリキュラムということでカバーしきれるとも言えません。OJTだけに期待して、環境に身を置いても成長できるかどうかは定かではないのです。

そこで、人材を育てる魔法を持っている、ディズニーで10万人を育てたカリスマトレーナーの櫻井恵里子さんの3日で変わるディズニー流の育て方を読んでみることにしました。

採用時点の面接で、求職者の本質を見抜く為に「挫折経験や失敗経験を教えてください」という質問をしていた点は、特に気になったポイントです。

面接の場だと、自己アピールとして、多少でも自分を良く魅せようと盛ってしまう発言をする方はいるでしょう。短所よりも長所を相手に訴えたいと前のめりになるので致し方ありません。

それだけに、挫折や失敗をどう乗り越えたのかを聞くことで、相手を見極めることができると指摘している点は、驚きがありましたが、納得感もあります。

ビジネス書や自己啓発書、ライフヒストリー的な本を読んで感動を得るのは、何らかのマイナスポイントからスタートして、苦楽を重ねて成長していく部分です。お金がなかった、不幸だった、恋愛がうまくいかなかった、など誰もが類似の体験したような失敗談のネタから、どうやって、這い上がってきたのか。もちろん、100%の事実を書けずに脚色している部分はあるにせよ、著者・人物の姿が浮かび上がってきます。自分も同じように、成長していけるかもしれないという淡い期待を抱くという点も入り込んでいきやすいのでしょう。

ストレスマネジメントができないと行き詰まる

仕事におけるストレスであれば
①人間関係
②仕事の質
③仕事の量
のいずれかに該当しています。それぞれ課題を解決するアプローチがあります。

その際には、3つのRで早めにストレスを解放するようにと、櫻井さんはアドバイスしてくれています。

Rest(休養・睡眠)
Relaxation(リラクゼーション)
Recreation(運動・旅行・趣味)

自分自身がストレスにやられていると感じたら、この3つのRを積極的に取り入れることで、楽になるのは間違いありません。

やらないことを決めるだけでチームが自立する

このパートがとても気に入りました。組織や個人の願望からすると、あれもやろう、これもやりたいと、加算されていく思いがあります。結果として、キャパオーバーになり、中途半端な結果しか生まないような事例は多く存在しています。

だからこそ、これだけはやらない、と決めてしまうことで、チームが効率的に動いたり、本人の生産性が上がることが期待できます。

やらないことを決めるアクションとして「Do Not List」を作ってみませんか?

サードプレイス・ラボの第4回研究会では、この「Do Not List」=やらないことリストを作成します。無意識にやってしまうこと、無駄だとわかっても辞められないこと、人それぞれに感じていると思います。書き出してしまって、決めてしまいましょう!

▼イベントの詳細は下記を参照ください▼