世界トップアスリートだった室伏広治の疲労回復への指南本

元・男子ハンマー投げ選手、アテネオリンピック金メダルなどで活躍された、室伏広治さんの著書『室伏式世界最高の疲労回復』を偶然、図書館で手に取り、読んでみました。

2019年の書籍なので、コロナ前の東京オリンピック直前の1冊という前提で読むと、感慨深いものがありました。

参考サイト

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独特な雰囲気、オーラは室伏広治さんの特徴

父親の室伏重信というハンマー投げの哲人の息子であり、その風貌、独特な雰囲気とオーラは他のアスリートと異なります。

世界のトップクラスのハンマー投げ選手と比べたらば、20kg以上も軽量でも、スピードとテクニックで戦ってきた彼には、自らの理論、父親やコーチの教えが染み付いている。

室伏広治の疲労回復法は誰にでも当てはまるのか

室伏式世界最高の疲労回復』は室伏広治氏の著書としては最新(2019年)であり、それ以降は、著書も研究者としての論文としての成果も見当たらない。

ごく、たまにメディアで彼の筋力トレーニングの方法などが独自であることは伝えられていたものの、この本でも「新聞紙エクササイズ」を紹介している。

彼には及ばない、一般人も日頃、疲れを溜めており、疲労を回復することは重要です。

だからこそ、室伏広治流の疲労回復方法は、彼にはベストであっても、世間一般の方に応用できるのか、という点では、すごく興味を持ち、疑問を感じながら読み進めました。

彼自身が考案し、指導を受けつつ、自分の身体で試してきた方法ばかりなので、どこまで科学的なエビデンスがあるのか、と問われると、素人には理解が及ばない世界なのだと思います。(そういう意味で書籍の中では割愛している印象あり)

彼は20代ラストが選手としてはピークであり、それ以降は、キープしながら過ごしていたことを正直に語っています。

国内ではライバルがいないほど圧倒的な強さがあったとはいえ、海外で戦うには、もっと筋力を増やして、身体を大きくする道もあっただろうに、そこに向かわなかったのは、彼が自分の身体をコントロールしていた証なのだと理解しました。

栄養も休養も日常の動きも含めて取り組む

室伏さんが当時、大学の教授として書かれていた一冊なので、理論の要素も入りつつ、専門的になりすぎないバランスを保った本でした。

当然ながら、栄養の話も、休養・睡眠の重要さも、日常の動き、簡単なトレーニングについても触れられており、網羅的だけども難しすぎず、深い経験と知識を、わかりやすい言葉で伝えようという彼のスタンスは理解できます。

もちろん、それぞれ健康や疲労の問題の書籍や情報発信は様々あり、その向き・不向きは正直言って、個人差のレベルと言うしかありません。

ただ、常人とは違う感覚の中で自らを研ぎ澄まし、職人とも言えるレベルで自分を律してきたのは十分にわかります。

スポーツ庁長官時代に、体調を崩して治療をしながら公務をされていた様子ですが、詳細は、個人のプライベートなことということで語っていません。

あれほど、頑丈な身体の持ち主で、理論も実践もある方なので、もうワンステップ、新しい環境での活躍を期待しているだけに、元気な姿を披露してもらいたいと願うばかりです。

私は高校2年生のインターハイ南関東地区予選で、生の彼を見た

私自身、高校の陸上部に所属していたので、91年のインターハイ南関東地区予選で、成田高校2年生だった、室伏広治選手を生で見ました。

私の先輩が同じくハンマー投げの東京都代表だったので、競技場の近いところで、彼を見た印象が鮮烈でした。

同級生である彼の身体の大きさ、動き、競技に向かう姿勢など、格段にスケールが違ったのです。

当然、南関東大会でも、他の選手を寄せ付けることなく、優勝。

1991年の高校 2年生のときに 68m22 の高校新記録(6.35kg)、高校最高記録61m76(7.26kg)を樹立。

この南関東大会を超えて、インターハイに出場して、彼は高校新記録で優勝(高校3年生でも連覇)という結果を出しています。

当時は、今よりも、もっとスリムで、跳躍の選手ではないかと思うほどの細いバネのある下半身を見せていました。

当時は、やっ噛む気持ちから、父親のDNAを引き継いだのだから、勝って当然だろうと思っていましたが、会話をすることなく、近くで生で彼を見た、たった1度の機会です。

身体能力も当然、別次元なのは、あの頃から明らかでした。

これからの彼に求めるものは

室伏広治は、ハンマー投げの指導者としての道ではないキャリアを描きました。

オリンピックなどの場面で活躍した彼は、スポーツ全般を世間に広めていく存在として、ここまで歩んできました。

当然ながら、世界を相手にしたので文化も言葉も理解しているし、研究者としての顔もある。

そして、メディアに出るとおどけることなく、自分の個性をさりげなく見せる。

では、ここから先、彼自身も歳を重ねて、疲労も、心身のガタもきていると思うので、まずは、コンディションと健康を最優先にしながら、彼独自の道を歩み続けてほしいと願っています。

彼自身が疲労をコントロールして、元気でいてくれることが同級生・同世代にとってはかけがえの無い存在そのものなので。

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投稿者プロフィール

安斎 輝夫
【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。