映画「踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望」(2012年)で、「踊る」シリーズは終わったと誰もが思っていたのではないだろうか。
私自身も、あの作品で終わりでいいのかと思いつつ、色々な意味でエンディングだと思って今ました。
室井慎次の二部作で「踊る」シリーズが復活と聞いた時に、なんとなく、違和感があったのは事実。
気持ちとして、テンションが高くならなかった。でも、公開されたら、見に行ってしまうのは、97年のドラマからハマっていた、「踊る」シリーズへの思い入れが私には残っていたのだと再認識させられました。
◆『踊る大捜査線N.E.W. メトロポリスを駆け抜けろ!』公式
毎週火曜日発行のサードプレイス・メルマガ(まぐまぐ)月額800円(税抜)
【週刊】サードプレイス・メルマガ 登録は こちら >>
オフライン・オンラインで色々な人に会って、一緒に学べる場です。
定期参加も、スポット参加も歓迎します。
毎月開催【サードプレイス・ラボ】の詳細は こちら>>

ネタバレはしない!あのコートを着て青島がいるだけでいい
話題作だけに、期待値や前作までとの比較もあって、賛否両論が出てくるのは当たり前。
青島が老けたという人もいるものの、実際に、織田裕二という役者も年齢を重ねたわけで、あのコートを着て、走る姿を見せるだけで十分すぎると言うしかない。
映画の感想ではあるものの、基本的にネタバレはしないというスタンスは悪しからず。
「踊る」が再始動したのはなぜか
映画そのものの価値以前に、この映画が再始動した背景を考えておきたい。
制作の主体である、フジテレビが某問題で大幅なダメージを負い、スポンサーも離れて、役者も離れて、視聴率も上がらない、テレビマンたちも去っていく、という厳しい状況に追い込まれていた。
この事実は無視してはいけない。
もし、あの問題が起きていなければ、「踊る」シリーズが復活・再始動したのかは疑問が残る。
なぜならば、「踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!」(2003年公開)の興行収入173.5億円という邦画実写映画歴代興行収入(観客動員数1260万人)が、「国宝」に抜かれるまで、金字塔のように存在しており、常に、ベンチマークがピークとの対比になってしまっていたから。
私自身、「踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!」は、映画館で3回見たいし、DVDも買って、何度も見ていた人間なので、思い入れが強かった。
主演の織田裕二さんは、また、いつかやるのでは、と思っていたと語っているものの、どこまでが本音なのだろうか。
彼は、いかりや長介さんが亡くなり、和久さんというバディがいなくなった時点で、卒業しようという意図があったのは明らか。
今回、どうして、再始動したのか、という答えについて明確なものを見出せないと、本音として喜べない部分は、私には残っている。
「N.E.W メトロポリスを駆け抜けろ」は何を伝えたかったのか
今回、「踊る大捜査線 N.E.W メトロポリスを駆け抜けろ」は一体何にを伝えたかったのか、という点に焦点を当てて考えてみたい。
この作品の時点で、青島俊作(織田裕二)は、59歳という設定になっている。
定年間近であり、ドラマの時の和久さんと年齢は被ってくる。
若い青島に期待しつつ、伝えていこうというメンターとしての和久さん。
あの二人のバランスがあり、他のキャストもいて、成り立っていたエンターテイメント。
では、今回、第二の青島が決まるのか、と想像して映画を見ると、ピントがズレてしまう。
あの当時とは違い、青島は捜査一課の刑事であり、所轄で汗をかく刑事ではない。
自分の信頼していた室井慎次(柳葉敏郎)という人物は、警察を辞めて、亡くなっている設定。
そして、長年の相棒である、恩田すみれ(深津絵里)も警察を辞めているので、出演していない。
当時の先輩たちは警察を離れてしまっている。
彼は、自分の正義のために突っ走っていた若い頃とは違い、今の自分に何ができて、どう向き合っているのかを掘り下げて見たかった。
「踊る」オールドファンにはウケがいいはず
今回、以前、出演した面々が登場するので、とても懐かしく、感慨深いものがあります。
一方で、その文脈や背景を知らない新しい世代には理解が及ばないとも言えるでしょう。
この映画を見る前に全シリーズをチェックしなければ、というのはハードルが高すぎます。
それだけに、私を含めた「踊る」オールドファンにはウケがいいはず。
同窓会ムービーとしては、居心地がいい。
少しだけ演出過多に感じるシーンもあるものの、賛否両論あるのは仕方ありません。
事件から社会を見る、警察から組織を見る、この軸はどうだったのか
「踊る」は、普通の刑事ドラマとは違い、犯人に肩入れしすぎないスタンスが特徴。
むしろ、事件から、今の社会を見て問題を考えて見ること。
警察を組織論的に掘り下げることで共感を得てきた作品です。
その点、今回、AIやドローンが出てきても目新しさは感じなかったし、組織的な対立軸も明確ではなかったように感じます。
キャッチなフレーズが思いつかないのが残念
今までの「踊る」ならば、キャッチなフレーズが人の心を動かして、社会現象やインパクトを与えていました。
今回、最後まで見終えて、あれが決め台詞だ!と誰もが納得できるものが見当たらなかった。
決して、出演者や製作者が歳を重ねてしまったことを言い訳にはしたくないものの、何か寂しくも、残念な気持ちが残りました。
和久さんも、室井さんも、すみれさんもいないのだから、青島だけの力で乗り切るのは難しいと認めるしかないのかもしれない。
おそらく、「踊る」シリーズの次作は制作されるのでしょう。
ただ、FINALとタイトルに入った前作はなんだったんだろう、という疑問への答えを誰も出してくれない点だけは、釈然としません。
毎月開催【サードプレイス・ラボ】

サードプレイス・ラボでは定期的にイベントを開催しております。
★イベント情報★は >>こちら(随時更新)
ご都合が合えば、是非、ご参加いただけると嬉しいです。
[各種SNS]サードプレイス・ラボ
サードプレイス・ラボは各種SNSで情報発信をしております。
是非、フォローやコメント、グループへの参加をお待ちしております。
◆ サードプレイス・ラボ(Facebookページ)
◆ サードプレイス・ラボ(Facebookグループ:非公開のため、申請・許可制です)
◆ 【サードプレイス・ラボ】居心地の良い第3の居場所を拡げる!(Twitterアカウント)
◆ サードプレイスラボのあんてる(note)
◆ サードプレイスラボちゃんねる(Youtube)
◆ サードプレイス・ラボ(Peatix)
[週刊]サードプレイス・メルマガ
仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ
「まぐまぐ」毎週火曜日発行 月額:800円(税別)※初月無料です!
仲間と一緒に執筆している週刊メルマガです。
メルマガの詳細は こちら をご一読ください。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
【サードプレイス】ブログへのご意見・ご要望・ご相談、ご依頼などは下記まで
投稿者プロフィール

-
【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。



