【Netflix映画】「余命一年、男をかう」節約して老後のお金を貯めても、余命が分かれば生き方は変わるのか

Netflix映画「余命一年、男をかう」を見始めたら、最後まで集中して見てしまった。

全然ノーマークだったし、柴咲コウと赤楚衛二のダブル主演とはいえ、なんとなく、地上波でやりそうなドラマのようで、わざわざNetflixが手を出す作品なのかと想像していたから。

余命モノは、若い女性が命を燃やして愛を貫くという鉄板のストーリーがあるだけに、中年のイケていない女性がホストと一緒になって、というおとぎ話に感情移入ができるのか、微妙だと思うのではないだろうか。

 

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キャスティングが良くて成功する作品に違いない!

どんな映像作品(映画、ドラマ、動画配信など含む)でも、大事なのはストーリーだし、プロモーションですが、一番はキャスティングだと私は考える。

 

同じ役でも誰が演じるか、それぞれの配役陣のバランス、やりとりの姿(芝居)で大きく変わります。

 

今回、その点で、ダブル主演の2人はとても良かったと認めるしかない。

 

無料のがん検診の病院で、親の入院・治療費が払えないホストと出会う

主人公・片倉唯(柴咲コウ)が、赤楚演じるホスト・瀬名との出会いを通して、さまざまな感情をあらわにする姿を描く作品。

 

二人の出会いが、唯が無料のがん検診を受けて子宮頸がんが発見された病院で、ホストの瀬名に出会い、お金を貸して欲しいと頼まれるという、絶対にありえそうな導入部分から始まる。

 

寸借詐欺でもありえないような設定で、70万以上を見ず知らずの人に声をかけて借りようとする行為が奇想天外。

 

二十歳でマンションを購入し、節約を重ねて、老後のために毎月7万円NISAに積み立てる地味な事務職の中年OLの楽しみはなんなのか。

 

この地味すぎるキャラクターを柴咲コウが演じるという点で、眼鏡と服装だけでなく、発言も素振りも、それっぽい一般人に見えるような点が、特殊メイクではなく、演技力として秀でている。

 

誰にもお金を残さないで、余命1年ならば、自由に使って過ごそう、治療なんかしないと決めて生きる姿は、世間一般のガン患者とは違う独特な哲学を感じます。

 

そして、いい加減に生きてきたであろう、ホストの瀬名、ピンクの髪だし、いかにもチャラそうな雰囲気を赤楚衛二がスイッチを入れて演じている。

 

演技力のある二人の掛け合いと、変わった設定により、視聴者を惹きつける作品なのだと、原作を読んでいないものの、納得して見ました。

 

遺言書や遺産という考え方と対極で使い切る、もしくは第三者に譲渡するという考え

人生100年時代と言われて、誰もが老後の資産、生活、健康に不安を感じながら現役世代から生きるような世の中です。

 

結果として、遺言書や遺産という考え方で誰に残すのか、どのように人生のエンディングを迎えるのかを、視野に入れようという考え方は定着しようとしているのでしょう。

 

一方で、宵越しの金は持たない。使い切って死ぬというスタイルで生きるのも1つの選択。

 

今回の主人公・唯は、老後を見据えて節約した意味を見失い、ある意味、贅沢なものを手に入れて、遂には、瀬名と結婚するという道を選びます。

 

自分が亡くなれば、その遺産を彼と彼の家族に使って良いという意味での契約結婚だと主張。

 

確かに、残した遺産で揉め事が起きるよりは、

 

遺産は配分で揉め、借金は相続放棄で決着する

別に、終活アドバイザーではない私ですが、遺産を巡っての家族・親族のトラブルは聞いたことはあります。

 

なかなか辛辣な争いになるのは、本人の遺言書があろうが、なかろうが避けて通れない。

 

一方で、借金を残して死ぬと、当然ながら、相続放棄で決着します。

 

人間は、モノを交換するための「お金」という価値を生み出して以降、結局は、死ぬまで「お金」に縛られて、死んでから揉める要素になるという。

 

だからこそ、誰にも資産を残さずに寄付をするという道を選ぶ人がいるのも納得する。

 

今、自分の親世代からどう引き渡されるのかも遠くない将来に迫っているし、自分自身もどうするのかを考えなければいけない。

 

残された家族のことまで考えると、なんとも難しい。

 

だって、その時、自分には何もできないのだから。

 

ネタバレだからエンディングは言わないけど、良かったよ

最近、エンディングはキレイにまとめずに、視聴者の判断に委ねる作品が増えています。

 

正直、モヤモヤしていたのは、ハッピーエンドで終わるものという慣れ親しんだ展開が崩れたからだと思う。

 

それだけに、Netflix映画「余命一年、男をかう」が、どんなエンディングを迎えるのかは、あんたに見てもらいたいので、コメントを差し控える。

 

でも、集中してイッキ見する価値のある作品だったと思います。

 

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投稿者プロフィール

安斎 輝夫
安斎 輝夫
【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。