児童や生徒と呼ばれる子どもの時代、春、もしくは、秋のイベントといえば、「運動会」と「体育祭」がありましたよね。覚えていますか?
ところで、この「運動会」と「体育祭」って名称の違いって何だと思いますか?
ちょっと気になったので、一緒に考えてみませんか?
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運動会と体育祭の違いは?
以前であれば、運動会や体育祭は、秋のイベントだったようですが、既に春の風物詩として定着しています。
子供の頃は、気にしていなかったものの、ふと、気になったのが「運動会」と「体育祭」の違いについてです。
「運動会」は、体を動かすことが目的であり、「体育祭」は、体育の授業の成果を発揮させることが目的という意味合いでの違いが、最大のポイントのようです。
運動会の位置づけ
「運動会」とは、学習指導要領の「特別活動」に該当し、学校行事として、連帯感・協力・団結力などを目的に実施されています。
運動会は、近代国家に日本が成長していく上で、重要な役割を果たしたという側面があります。
学校に通う子供のイベントでありながらも、親や地域を巻き込んだ展開に鳴る為、地域社会の連帯感を高めるために貢献してきたと言われています。
数年前に、児童たちの順位付けに対して懸念を示されて、かけっこを手をつないでゴールさせるなどの違和感は、既に消え去ったようで、いわゆる普通の運動会にスタイルに戻りつつあるのかもしれません。
特に、運動会の花形はリレーと応援団の2つにつきます。
クラスや学年を代表して足の早い子が目立つリレーは、最大の盛り上がりを見せます。
また、応援合戦という姿で、仲間を鼓舞する応援団も「運動会」の中で占めるポジションは大きいものです。
体育祭は、児童ではなく、生徒のお祭り!
体育祭の場合は、子供たちは中学生・高校生に成長しており、教員側の指事だけではなく、ある程度、自主的な企画の要素も高まってきます。
思春期を迎えた若者たちなので、取り組む姿勢も温度感が異なっています。
また、体育祭は、1つ1つが競技としての位置づけに変わるので、「陸上」種目的な要素が増えていきます。
運動会までは、親が参加したり、観戦するのが当たり前の雰囲気がありますが、体育祭になると、親の存在がほとんど消え去ります。
運動・体育が苦手な子供にとって・・・
運動会・体育祭というスポーツイベントだけに、苦手な子供からしてみると、嫌いな行事として受け止めるのも事実。
一方で、教室の授業では目立てない子供にとっては、自分をアピールできる絶好の機会というケースもあり、気合いを入れてくる姿も伺えます。
苦手な子供にとっては、苦痛の練習・本番を迎えることになりますが、人生は好きなことばかり、得意なことばかりで過ごせるわけではない、と理解するには最適なのでしょう。
なぜなら、大人になれば「運動会」「体育祭」を毎年行う必要も機会もないので、記憶から忘れさる出来事なのです。
子供がいれば、一歩引いた目で追体験は出来ますが、自らが主役ではないので、冷静に見つめることができます。
「運動会」と「体育祭」の違いは、大人になってしまえば、たわいもない話に過ぎません。当事者の子供たちも、自分たちが頑張るという姿勢が大事であって、名称の違いに拘ることはありません。
それだけに違いを求めるスタンスよりも、本人たちが楽しんで、何らかの思い出として記憶に残るかどうか、が一番大切なのだと考えます。
今までの人生の中で、忘れられない「運動会」や「体育祭」ってありますか?
私は、ぼやけてしまい明確に回答ができません。
おそらく、それほど、気合いの入った行事ではなかったという証拠ですね。
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【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。