[問題提起]コミュニティづくりがどうして大事なのか?

コミュニティってなんだろう?まず、そこからスタートしてみる

コミュニティ【community】という言葉の意味を色々と調べてみました。

居住地域を同じくし、利害をともにする共同社会。町村・都市・地方など、生産・自治・風俗・習慣などで深い結びつきをもつ共同体。地域社会。(Goo辞書)

学術的な言葉になると、本当に難しくなるので、シンプルに考えてみたいと思います。

何らかの結びつきがある人同士のネットワークを指すと私は考えています。

結果として、地域コミュニティであったり、業界団体コミュニティであったり、同窓会などもコミュニティに含んでも構わないでしょう。

イメージとしては生活スタイルや環境、考え方が近い集団のようなイメージがついています。

ただ、最近、コミュニティづくりは変化していると感じます。

まず、緩やかな繋がり・連帯を意味するものが多く存在しています。

私は、地域を越えたコミュニティも存在しているのは、ある趣味の分野で集まるメンバーたちであれば、共通の言葉、認識を持っているものの、近場で話したこともない関係も含む時代になりました。

時代をさかのぼれば、パソコン通信、チャットなどが該当してくるでしょう。

ガチガチの地縁・血縁などの縛りではなく、付かず離れずの関係であったりするので、強制力の働かない人的ネットワークが、現在のコミュニティスタイルに変貌しています。

例えば、市民権を得てきた、コワーキングスペース、シェアハウスなども、たまたま、その場所に集まっている人たちであり、共通の目的やゴールを目指す関係ではありません。

明らかに、同じ空間で過ごすという意味ではコミュニティ的ですが、お互いの細かいことを拘束はしていませんが、何らかのユニットとしての価値は存在しています。

お互いが完全に同じではなく、バラバラ過ぎない程度の感覚でゆるやかなネットワークを作ることで何が起きるのでしょうか?

人と人の接点から新しい化学変化が起きる!

昔、中高生の理科、化学の実験を思い出してください。

私は理系脳ではないので、忘れましたが、何かと何かを掛け合わせると色が変わったり、煙が出たり、化学変化が目の前でおきることに感動を覚えた記憶は誰にでもあるのではないでしょうか。

何が起きるかわからない、相互の関係性による変化が、今のコミュニティでは生まれている感覚があります。

例えば、「クラウドファンディング」や「ふるさと納税」という切り口で考えてみましょう。

小額の寄付を与えることで、相手にメリットを生み出すだけでなく、参加者のワクワク感を生み出しています。

以前であれば、季節ジャンボ宝くじの高額当選のように、個人の願望が中心であって、相手への貢献は考えていませんでした。(実際は、宝くじの費用は、当選金額や運営費以外は、かなり公的なものに投下されていますが、皆さん、よく知りません)

参加して仲間になるということで楽しめる感覚、人と人が繋がっていくなかで知らない情報が入り交じったり、知人と知人が思わぬところで繋がるという不思議な経験を積み重ねていくことで、人間の神経細胞のようにアメーバーのような広がりを持つものが生まれてきます。

その中でも、自分が深く関わりたいことを決めて、軸となるコミュニティを発見して、参加したり、運営・主宰するなどの経験を踏まえながら、化学変化は進化を遂げて行きます。

コミュニティは、今、新しい価値を生み出す存在に!

コミュニティから生まれる新しい価値は、既存のビジネスのコピーとは違います。それぞれの規模や環境に合わせた形で多様化が広がっています。

しかも、大事なことは、以前の勤め先への滅私奉公のように我慢をして、所属と安定を求めていることの反対側に位置するような自由さがあるという点です。

出入り自由な仲間たちの作る場なのです。

ある日、新入りが来たり、ベテランが去ったり、派生して分離したり、解散したり、何でもありな感じがあります。しかも、ゆるやかなものなので、誓約書とか加入手続きなどがいらないものが大半なのです。

変化に柔軟であることで、新しい知識や情報を得て、個人もコミュニティも変わっていきます。

現状、一人が複数のコミュニティに属しても構わないのです。

働き方改革であれば、副業解禁というダブルワークの奨励も1つのトレンド。

居住地の環境で言えば、デュアルライフ的な、2拠点以上で生活をするノマドスタイルも認められる時代になりました。

複数のコミュニティ間を自由に行き来するなかで、さらに、新しい変化が生まれてきます。

逆を言えば、固定概念に縛られて変化についていけない時点で、新しいスタイルのコミュニティ価値観とは相容れない関係につながり、孤立するリスクさえも語られるようになりました。

いろんなコミュニティはあるけど、傍観者じゃなくて、当事者になろう!

勉強会、趣味のサークル、どんなものであっても構わないので、傍観者の立場で見るのではなく、当事者になるとものすごく楽しめます。

昨年、私は、深川八幡祭りで神輿を担ぐという初めての経験をしました。
以前、水掛け祭りですから、外から水をかけたり、御神輿を見る側の立場で参加するのと違い、当事者として担ぐことで景色が変わり、一緒にいる仲間との一時的な連帯感も味わえて楽しめました。

[参考]水かけ祭り!深川八幡祭りで神輿を担ぐ 〜意外とウェルカムな雰囲気に驚いた〜

参加するまでは、よそ者に厳しいんじゃないだろうか、といった心配がありましたが、一緒に担いでしまえば、細かいことは関係ありません。

これが、傍観者じゃなく、参加者になることなんだとリアルに感じられた経験でした。

テレビやネットのメディアを見ながら、あれこれ相手を批判や誹謗中傷する側で盛り上がる方達がいます。連鎖的に盛り上がるので、バーチャルなコミュニティのように勘違いしてしまいがちですが、ただの傍観者の遠吠えなので、本来は意味がありません。

それは、一過性の熱を越えると、何もなかったように忘れ去られるのを何度も見てきていれば、誰もが理解できる話です。

コミュニティに関わるならば、当事者として参加しないと意味がないのです。

次回のサードプレイス・ラボは「コミュニティづくり」を実践の事例から学べる機会!

次回の第14回 サードプレイス・ラボ(2018年2月21日)では、専門家のサードプレイスな場を作ろうと主宰として活躍してきた増田和芳さんを迎えての開催に決まりました。

「プラスオン未来塾」主宰の増田和芳さん

私がメルマガのインタビュー対象者を捜すことに苦労していた時期に、ブログ記事で告知したところ、すぐに連絡をくれたのが増田さんでした。

[参考]【募集】メルマガのインタビューを受けて頂ける方!

10名を越えるインタビューをさせていただいた方の中で、もっとも共鳴、理解ができた印象が強く残りました。

「プラスオン未来塾」として、32回に及ぶ勉強会を主宰してきた実績のエピソードは、私にはヒントがたくさんあり、しかも、苦労話も似通ったものが多かったのです。

増田さんと一緒に何かをしたい!と考えた瞬間、私は、次のサードプレイス・ラボを一緒にやってもらうお願いすることに躊躇しませんでした。

きっと、今までのサードプレイス・ラボの中で、一番、サードプレイスという場を感じれる時間を作れるに違いない!

今、強い予感・予想しか頭には浮かんでいません。

テーマは、「コミュニティづくりのヒントを知る!!」 に決めました。

参加申込は2パターンで受け付けています。

1.Facebookイベントページ:

サードプレイス・ラボさんが東京都中央区で水曜日, 2月 21 2018に開催するイベント

2.こくちーず申込ページ:

こくちーずプロを使えば、驚くほど簡単で安全なイベントの告知・集客ができます。登録料・手数料は無料!SEOに強くSNSでつながりのない人々にもアプローチ!イベント・セミナー・勉強会の管理や告知にかかっていた時間などの手間をお大幅に削減できます

参加いただける方にとって、気づきとメリットがあり、すぐに一歩目の行動に取り組めるような企画として仕上げて行きます。どうぞ、ご期待ください。

ご参加お待ちしております。(追記:2018年2月開催しました)

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投稿者プロフィール

安斎 輝夫
安斎 輝夫
【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。