東野圭吾「新参者」シリーズ 加賀恭一郎の魅力

探偵・刑事が主役な推理モノって、天才的な頭脳の持ち主が活躍して事件を解決していくという王道があります。

それだけに主人公のキャラクターは大事なものになります。

今回、東野圭吾の「新参者」シリーズの加賀恭一郎の魅力を考えてみます。

お知らせ

毎週火曜日発行のサードプレイス・メルマガ(まぐまぐ)月額800円(税抜)

【週刊】サードプレイス・メルマガ 登録は こちら >>

オフライン・オンラインで色々な人に会って、一緒に学べる場です。
定期参加も、スポット参加も歓迎します

毎月開催【サードプレイス・ラボ】の詳細は こちら>>

「新参者」シリーズ加賀恭一郎の魅力

加賀恭一郎役を演じる阿部寛さん。彼の役者としての幅が広がったと感じませんか?「

「人は嘘をつく」というナレーションから阿部寛さん演じる加賀恭一郎・新参者シリーズ

阿部寛が演じる「新参者」シリーズの加賀恭一郎は、魅力溢れる独特なキャラクターです。

加賀恭一郎のキャラクターは、家族に問題を抱えてることで、被害者にも加害者にも温かい眼差しを向けていますが、ただの人情刑事とも違うのが引き寄せられるポイントです。

created by Rinker
Tc エンタテインメント

東野圭吾作品は、原作が素晴らしい

東野圭吾作品は、映像化されることがとても多いので人気が高く、ファンも多いです。

最近であれば、「祈りの幕が下りる時 」も映画化されました。

もちろん、映像化されると役者を中心とした制作サイドの力も重要ですが、1つ1つの作品に練られた原作の素晴らしさは秀逸です。

もちろん、爽快感だけで終わるのではなく、考えさせられるエンディングも胸に残ります。

加賀恭一郎のキャラクターが最高

推理モノや刑事モノであれば、癖のあるキャラクターが謎を解いていくのはオーソドックスなストーリーです。

「新参者」シリーズの加賀恭一郎は、優秀なのに、捜査一課というエース部門におらず、所轄の刑事として過ごしている。

少し変人なキャラクターであるからこそ、魅力が倍増しているとも言えるでしょう。

しかも、東野圭吾氏自身が加賀恭一郎に対して思い入れがあるのか、キャラクター設定がプライベート、特に家族に関わる部分まで及んでいるので引き込まれます。

元刑事の父親との確執。家を出て行った母親への思い。

完璧ではない加賀恭一郎だからこそ、事件に関係する人たちへの優しい眼差しと触れ合い方が印象深くなります。

刑事として優秀なのに、決して花形ではなく、組織から逸脱しすぎない範囲で自分のやり方で事件と向き合う姿勢は、世の中のビジネスマンが共感するキャラクターに仕上がっています。

「祈りの幕が下りる時」でシリーズ完結

事件に向き合い、人は嘘をつくことを理解している加賀恭一郎が活躍する「新参者」シリーズも、いよいよ「祈りの幕が下りる時」で完結とされています。

加賀恭一郎の母親の失踪に関する謎も含めて、事件が展開することで、彼自身の過去まで掘り下げられていきます。

粘り強く事件の真相を探り、犯人を突き止めていきます。

今回は、事件の犯行に、ある家族の物語が絡んでいて、その人生と加賀恭一郎のアイデンティティにつながりそうな話にまで展開されていきます。

事件を解決して、捜査一課に異動になったのに、彼を主役としたシリーズは終わりという。

今まで、東野圭吾氏自身も長く描いてきた大事なキャラクターであり、構成や切り口に工夫を加える実験的な作品にも登場させた加賀恭一郎。

もう、再会できないのかと思うと切ない気持ちになります。

<新参者シリーズ「加賀恭一郎」>

created by Rinker
¥858 (2024/04/24 10:15:24時点 Amazon調べ-詳細)
created by Rinker
Tc エンタテインメント

毎月開催【サードプレイス・ラボ】

サードプレイス・ラボでは定期的にイベントを開催しております。

★イベント情報★は >>こちら(随時更新)

ご都合が合えば、是非、ご参加いただけると嬉しいです。

関連ブログ記事

[各種SNS]サードプレイス・ラボ

サードプレイス・ラボは各種SNSで情報発信をしております。

是非、フォローやコメント、グループへの参加をお待ちしております。

[週刊]サードプレイス・メルマガ

仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ

「まぐまぐ」毎週火曜日発行 月額:800円(税別)※初月無料です!

私を含めた3人で執筆している週刊メルマガです。

メルマガの詳細は こちら をご一読ください。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

【サードプレイス】ブログへのご意見・ご要望・ご相談、ご依頼などは下記まで

 お問い合わせはこちら

投稿者プロフィール

安斎 輝夫
安斎 輝夫
【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。