家族(娘)に経済の話を伝えようって、難しいものです。
目の前の商品やサービスについては語れても、もっとマクロな意味で経済を、となると別次元に感じられてしまう。
さて、どうすればいいのか、そのヒントになる本を読みました。
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親から経済なんて教わってない!
ほとんど誰もが、親から経済の話をしっかり学んだなんて記憶はない。
断片的な経験や知識を教わるとしても、商売などでの取引とお金の流れ程度まででしょう。
親が経済学者でない限り。
ごちゃごちゃした表紙の本を薦められたのは、堀口英太郎さん主催の読書会でした。
次回、取り上げる本と決まると、未読であれば食らいついて読むしかない。
まるで、大学のサブゼミの毎週新書を読んで議論する感覚を思い出す。
経済は、日常世界にあるものの誰かに説明しようとすると、専門用語か、下世話なまでに身近な題材に偏り、程よいものがない。
もちろん、テストが待ち受けているわけではないから、闇雲に暗記をしようなんて考えることもない。
親から経済なんて教わってない!
ギリシャ危機の財務大臣、ヤニス・バルファキスの語る経済本
ギリシャ危機の時の財務大臣、ヤニス・バルファキスが書いた、父が娘に語る経済の話。
経済本にない面白さがあるという表紙の通り、異質な一冊でした。
資本主義とは何なのか。格差とは。利益と借金とは。金融とは。
1つ1つのテーマが本来、専門書で専門用語だらけで語られるような内容を平易な言葉とギリシャ神話からマトリクスの話まで広げてくれる一冊。
思ったほど、簡単ではありませんでした。
経験価値と交換価値の関係
経験価値と交換価値は、対極にある。それなのに、いまどきはどんなものも「商品」だと思われているし、すべてのものに値段がつくと思われている。世の中のすべてのものが交換価値で吐かれると思われているのだ。
この1冊を読み解く上で、色々な課題と切り口がありますが、経験価値と交換価値について堀さがえて考えてみましょう。
私たちは、日常、いかなる取引も交換価値で動いています。商品であれ、サービスであれ、対価としての価値を意識しています。すべてをはかる指標を交換価値、つまり、金銭的な意味での価値に置き換えて成り立っています。
一方で、この本にも出ている血液市場(献血)のように、見返りを求めない、経験価値というものをもっと意識した方が良いというスタンスで語られています。
実際、経験価値がプレイスレスとは言っても、誰もがお金を払うレジャー系の経験は、交換価値になります。自分の取引、やり取りによるgive & takeではなく、giveに徹する行為は、大幅に減っている。
誰もが等価交換や損得勘定を頭の中で描いているのかもしれない。
経済はもっと身近に理解すべき
一冊を読み切って、ものすごくわかりやすく、万歳という気持ちは持てませんでした。
ただ、経済というものに対して、専門家・評論家だけに依存するのではなく、自分は経済の一部であり、関係を持つ存在だと認めてしまうと、興味や考えが深まります。
誰もが経済を無視しては生きていけないのだから。
自分の日常の延長にある経済をもっと理解しようと努めてみませんか?
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【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。