ドラマ「緊急取調室」の保育士役の言葉から「忘れられる存在」について考える

忘れられる存在って、悲しいんじゃなくて当たり前!

ドラマ「緊急取調室」の保育士役の言葉から「忘れられる存在」について考える

天海祐希さん主演の刑事ドラマ「緊急取調室」(テレビ朝日系、木曜午後9時)の第3シーズンの第6話が2019年5月16日に放送されました。

女優の倉科カナさんが熱血保育士・柴田七海役でゲスト出演。

天海祐希さんに対して、「知ったようなこと言わないで!」と大声を上げた後、涙を流しながら子供への思いを話す熱演には本当に驚かされました。

倉科カナさんって、ここまで演技力のある女優さんだったのか、と圧倒されました。

そのワンシーンで「保育士のことなんか、誰も覚えてくれていない!」というセリフが胸に深く刺さりました。

待機児童を減らすために、保育施設を増やそうという動きに伴い、都心では、街のあちこちに小規模な保育施設が増えています。

働くパパ・ママの代わりに、小さな子供達の面倒を必死に見てくれている、保育士たち。

幼児にとっては、優しくて大好きな存在のはず。

でも、そのキーパーソンである保育士たちが、忘れられる存在となってしまうのは、なぜなのでしょうか?

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小学生未満は記憶の残らない時期

私自身、幼稚園に3年間通い、同じ先生のもとで一緒に過ごし、友達と楽しい時間を過ごしたはずです。

当時の数少ない写真(今と違って、フィルムですから、バンバン撮りまくることはありません)を見ても、記憶がほとんど残っていません。

親から何度も聞かされたエピソードや、当時の連絡帳を見たことで、薄い記憶の点がある程度。

何十年も前のことだから仕方ないと思っていました。

小学生(中学年)になる我が子は、1年保育園、3年幼稚園に通いました。

幼稚園のバス登園、各種イベントのことは覚えている様子。

そこで、保育園当時の写真を見せて、先生の名前、友達の名前を覚えているか確認しました。

全く覚えていませんでした。

一番大好きでベタベタしていた保育士のことすら記憶がありません。

「だって、小学校に入ってお手紙を書いたけど、返事がなかったもん」

小学校で文字を習い、ハガキを書くという課題の際に、大好きだった保育士宛に送りました。

返事がもらえるとワクワク期待していたのに、無反応でした。

おそらく、保育施設が変わったのか、退職したのか、返事が来ませんでした。

そうか!!

個人情報の観点もあり、保育施設と預ける家族の個人情報は退園すれば残っていないはず。

また、退職・離職された保育士に、あの一枚のハガキも届かなかったのでしょう。

(代わりの保育士が代筆するような、余裕があるわけもない。日頃、忙しくて)

そもそも、その保育士が、我が子のことを一切覚えていないのではないだろうか。

毎年、新しい子供が入れ替わってくる以上、覚えきれるはずがない。

まして1年しか付き合いがなかった子供なんて、忘れてしまうのは仕方ない。

人のエピソード記憶なんて、都合よく作られているのだから、時間とともに薄まるもの。

保育園に入る必死さと、通わせる日常、受け入れの日々

最近、保育園児を公園へ遊びに行かせた際に、暴走した車との事故がニュースになりました。

よほど園庭が広い施設でない限り、晴れた日の午前中は、園児を連れ立って、近くの公園に遊びに行く姿は目にします。

怪我や事故のないように気を配り、体調の変化も含めて、親への報告も怠るわけには行きません。

保育士も保育園に子どもを預ける親も必死です。

目の前の日常を過ごすだけで忙殺されています。

園児から無事に卒園して、小学校に上がってしまえば、子どもたちも生活スタイルが変わるので忘れてしまいます。

記憶は新しいことが上書きされていくと、どんどん消えて行きます。

当時のビデオ(動画)を見ても、他人事のエピソードのような感覚が残ります。

親としても必死に送り迎えを続けていたことなどは忘れてはいません。

当時の保育士や園のスタッフには感謝しかありません。

でも、保育士のこと、園のことも 忘れてしまったのです。

結局、よほどの人物・関係性がない限り、忘れられる存在だ!

ここで大事なことは、誰にとっても、よほどの人物・関係性がない限り、忘れられる存在なのです。

オンタイムな時間を濃密に過ごすことが重要であって、気がつけば、エピソード記憶さえ、どんな形で残そうと薄まるもの。

逆に、忘れることが一切できなかったら、人間は狂ってしまうのかもしれません。

楽しいことだけでなく、嫌なことも全く記憶から消えないとしたら、日々、何を食べたかを完璧に記憶していたら、と想像します。

狂ってしまうでしょう。

人間は、今を生きて、未来のことを想像する。過去に縛られすぎないもの。

過去は変えられないし、蓄積されていくうちに薄まってしまう。

小さな子供の親が必死にブログで日常をつづっているものを読んだことがあります。

そのブログの日常もアウトプットとして書き綴ってストックされているのに、忘れてしまう。

いつかブログを正式に辞めたり、アカウントを消せば(消されることもある)、この世から消えてしまうもの。

忘れられてしまうことに恐怖を感じるのではなく、当たり前の現実と受け止めると、今、目の前で気にしているすべてのものがどうでもよくなる。

いい加減なスタンスという意味合いではなく、そこまで真剣に思い悩む必要はないと受け止めてみよう。

人生は、楽しくて、自分に都合よく忘れていくもの。

こんな割り切り方をしてみませんか?(そうでもしないと前向きに生きられません)

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投稿者プロフィール

安斎 輝夫
安斎 輝夫
【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するラボ・リーダー(主宰者)。また、3人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。