男性の行う家事って、どうして雑に見えるんだろう。
フルオートでしか洗濯できないことが何の問題なんだろう。
そんな風に感じる人には『フルオートでしか洗濯できない人の 男の家事』は一度、読んでみる価値がありますよ。
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夫婦の中で家事分担って、得意なことを分ければいいだけなはず
「家事メン」なんて言葉できたのは、結婚された女性が働き続けるという、共働きがスタンダードになってから、しばらくして生まれた言葉です。
お互い、家庭の外で働いている以上、家の中の家事は役割分担を決めなければいけなくなります。
公平に、家事を交代でやれればベストなのでしょうが、実際のところ、個人によって得意・不得意と好き嫌いの家事があります。
この時点で、しっかりと話し合って、役割を考えて、家事分担をすれば良いだけです。
男性には家事の細かい理屈やフローがわからないのは事実
男性の場合、細かい部分まで気を使わずに、とりあえず、家事はこなせばいいと考えがち。(厳密には個人の性格やライフスタイル、価値観によって異なりますが)
一方、女性は、家事に関しては、自分流の細かいこだわりがあります。
しっかりとした手順があり、ルールがあリます。
この点を理解できない男性(夫)は、軽く手伝ったつもりになるのです。
女性(妻)から「全然できてない!」と怒られて、イラッとする男性(夫)。
五藤隆介さんの『フルオートでしか洗濯できない人の 男の家事』の中でも繰り広げられた日常。
そこで、彼は、理系男子らしく、洗濯の工程を細かく書き出すことからスタート。
すると、細かいステップがあることを彼も(世の中の普通の男性も)知ることになります。
洗濯機に洗濯物を入れて、洗剤と柔軟剤を入れて、スタートボタンを押して、終わったら、干して(乾燥機付きならカット)、畳むだけ。
五藤さんの奥様は、全くのダメ出しをします。
汚れのチェックをしない、ポケットの確認をしない、素材によって洗い方を変える。
こういう細かい点に配慮がない点にイラっとしていたわけです。
つまり、双方、洗濯という家事に対して、考え方もやり方も違っていたわけです。
これが夫婦の家事に対する考え方の違いの事例でした。
特別な話ではなく、家事について細かく意識しない男性陣(世の中の夫と呼ばれる人たち)からすれば、普通の話です。
私も怒られた!家事を手伝ったのに!
私も何度も妻に怒られました。
洗濯、料理、買い物、掃除・・・。
自分としては普通のやり方と思っていることに対して、ダメ出しを浴びる。
「できない」「わかってない」などと怒られる。
説明を求めても、わかりやすく話してくれる場合ばかりではありません。
五藤さんも著書『フルオートでしか洗濯できない人の 男の家事』の中で書いていましたが、男性は、家事をやってることだけに価値を持っており、中身の細かさは意識していない部分があります。
だから、家事を手伝ったのに!と逆にイラッとするのです。
一緒に暮らしている以上、手伝ったのに、ではなくて、役割分担として当然の行為なのですが、どうも男性には古いDNAが、根底に残っているようです。
少しでも家事を手伝っていると
「羨ましい」「立派!」「すごい!」
と妻以外の女性は賞賛します。(これが勘違いの元とも言えます)
結局、苦手なことが被らなければ、適度に家事は分担すればいいだけ。
家事は、特別なことではなくて、日常の一部なのだから、家庭の中で役割分担をするのは普通のことです。
もちろん、人間ですから得意、不得意はあります。
自分が苦手だと思ったら、パートナーである相手に委ねましょう。
お互いが苦手だったら、外部に頼むという方法(完全にやらないという方法もあり)も考えましょう。
100%を相手に求めるのではなくて、ほどほどなレベルを認めあいましょう。
家事に対して、お互いの考え方、やり方の違いをしっかりと話し合うことが大切なのです。
五島家のように家族会議(夫婦会議)を定期的に開くことで、コミュニケーションをしっかりと取ることは理想です。
夫の立場として、色々と考えさせられる一冊でした。
「男子家事」本
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投稿者プロフィール
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【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。