「脳疲労」という状態が、発達障害の根源だったという医学的見地の存在。
「メディカル・マインドフルネス」っていう考え方を知ると、今まで、漠然としていたマインドフルネスの効果と発達障害などの精神疾患やグレーゾーンについて、謎が解けたような感覚に包まれました。
海外の医療技術を展開して、現代の重要な社会問題を解決しようとする姿勢に感銘を受けました。
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「メディカル・マインドフルネス」という世界最先端の方法
「メディカル・マインドフルネス」という世界最先端の方法で、現代人に増えている精神疾患を脳へアプローチして解決しようとしている、医師・医学博士、ブレインクリニック東京院長、川口 佑先生。
著書『ブレインクリニック東京式 脳と心の休息法 世界最先端「メディカル・マインドフルネス」
TMS脳疲労回復治療は、磁気刺激によって脳疲労を回復し、脳のパフォーマンスを向上させてくれる「メディカル・マインドフルネス」と言えます。
TMS脳疲労回復治療では、脳疲労の回復によってストレス体制を高め、周囲の環境に柔軟に対応しながら、本来その人が持っている潜在的な能力やパフォーマンスを最大限に発揮することが期待できます。
脳の磁気を当てると言えば、MRI検査が思いつきます。
はたして、あの磁気で脳にとってどのような効果を出すというのでしょうか。
特殊な器械を使って脳に特定の磁気を当てると、MRI検査後に前頭葉の改善が確認されたことからTMSの研究が進み、その結果、頭蓋部への磁気刺激によって神経細胞が自ら機能を修正する、脳の機能そのものを修復することが分かったのです。
かつて、脳は一度傷つくと回復しないと思われていたのだが、実際には、磁気刺激を与えることによって新たなニューロンネットワークが再構築される、つまり神経ネットワークの配線不良を秩序ある形に整えるという脳の可塑性を明確にしています。
TMSとは、経頭蓋磁気刺激法(Transcranial magnetic stimulation)の略称であり、8の字型の電磁石によって生み出される、急激な磁場の変化によって、弱い電流を組織内に起こして、脳内のニューロンを興奮させます。これにより、脳の回路接続機能を調べるための方法です。
これをさらに、応用した反復経頭蓋磁気刺激法はrTMS (Repetitive transcranial magnetic stimulation) の先行研究が進み、多くの神経症状(例えば、頭痛、脳梗塞、パーキンソン症候群、ジストニア、耳鳴り)や精神医学的な症状(例えばうつ病、幻聴)に有効な治療法であることが取り上げられています。
現在、世界で数千台のTMS装置が使われ、TMSの科学的、診断的、治療的な実験に関する3000本以上の科学論文が発行されている。
日本では保険適応外のため、高額な先端医療分野になっているため、一部の医療機関を除けば導入には至っていない。
「マインドフルネス」は有名企業で取り入れられているのは、疲労を取り、メンタルを安定させて、パフォーマンスを最大化することに有効であると実証されています。
ところが、感覚値なアプローチの為、個人差が出るし、どことなくマインドに関わる話を、落ち着いて理解しやすい状況にはありません。
私も「マインドフルネス」には期待値を持って、何冊も本を読み、自らも調べて、実践しているものの、正しいのか、うまくいっているのか確証が持てない状況が続いています。
それだけに、TMSを用いての「メディカル・マインドフルネス」という手法には大変興味深いものを感じています。
もし、対外からの刺激を受けることで、マインドフルネス状態になれるのであれば、それが安全安心で低価格なツールが誕生したら、私たちは、もっと本質的にパフォーマンスも上げて、ハッピーになれるのかもしれないと予測しています。
現代人が「脳疲労」になりやすいのはなぜなのか?
なぜ、現代人は脳が疲れやすいのか?というと、「マルチタスク型社会」「情報過多社会」、また、その中における複雑化した人間関係など慌ただしい生活環境におかれている人がほんとどだからです。
確かに、私もマルチタスクの危険性や問題については身をもって感じているし、このブログにも書いてきました。
脳をオーバーヒートさせるような状態を改善させない限り、疲労は蓄積されて、何らかの疾患を生んでいます。
心にダメージが来るのか、コミュニケーションがうまくいかないのか。
ここまで、私たちが忙しくなったのは情報過多な時代、スピードと量を求められる時代になったからと言えます。
とにかく調べて、収集して、比較して何が良いのかを吟味して選択することが増えました。
もちろん、良いインプットをすることで、実践していけば人生はより良いものに変わっていくのは間違いないのですが、実際はノイズが多いので、混乱させられがち。
例えば、糖質制限ダイエットは最強だという話もあれば、リスクが高いのでやってはいけないという説もある。どちらも比較検討しようと思うと、それなりの量の情報に触れて、自らもしっかりと考えなければいけなくなります。
情報量が爆発的に増えたことで整理ができず、カオスになっていることは間違いありません。
だからこそ、睡眠をとっても、休養をとっても、脳疲労という状態が消えないのでしょう。
脳疲労に関する本 一度読んで自分の脳の状態を考えてみませんか?
未解明なことも多いのが脳疲労と精神疾患の問題、投薬が正解ではない気がします
精神疾患に関する話は、年々、細分化されたり、新しい病名、治療法などが出ているものの、結果として患者数は増えています。
おそらく潜在的な患者予備軍も含めたら相当な人数になるのでしょう。
精神科・心療内科に行くと、何らかの診断名がついて、薬が処方されています。
その結果、完治したという話をあまり耳にしません。
まれに耳にしても、再発するなどのケースがあるようなので、根本的治療にはなっていないのは明らかです。
だからこそ、世界の医療分野の研究として、TMS以外も取り組みが続いています。
今回、川口先生のブレインクリニック東京についても調べてみました。2019年春に開院したてなので、TMSの実績数は少ないのかもしれません。また、保険適用外ということもあり、費用も高めですし、一度で受けるだけで解決しない方法のようなので、ベストな選択なのかはわかりかねます。
ただ、こういうアプローチがある、という知識を得て、自分の中に選択肢として増やしておくことは、私やあなたにとって、有効なものではないかと考えています。
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【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。