【名言】結果だけの成功に価値はない。仲間と共に作ってきた過程にこそ、価値がある(栗城史多)

結果が重要で、プロセス(過程)はどうでもいい。

プロセスが重要で、結果はどうでもいい。

どちらの考え方がしっくりきますか?

私は、価値があるのは、一人だけではなく誰かと一緒に作ってきたプロセス(過程)に価値があると考えます

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登山家・栗城史多さんの名言から、結果と過程のどちらに価値があるか考えてみる

Mountains in Sagarmatha region, Himalaya

2018年5月、8度目のエベレスト登頂に失敗し、35歳の若さで亡くなった登山家・栗城史多さんの名言から、結果と過程の価値の問題を考えてみることにします。

結果だけの成功に価値はない。仲間と共に作ってきた過程にこそ、価値がある

何度も、エベレスト登頂にチャレンジして成功しないまま、この世を去った登山家。

この響気には、なんとも残念なものを感じます。

ところが、栗城さんは、自分のエベレスト登山の価値を別のところに置いていたようです。

登頂成功という、わかりやすい価値よりも、仲間と共に作ってきたプロセス(過程)に価値があるという考え方。

ビジネスパーソンとして考えたら、結果よりもプロセス重視は評価としては厳しい。

しかし、一人の人間としては、結果だけを追い求めるだけでは息苦しい。

仲間と一緒に取り組んだ、プロセス重視で挑んだほうが価値があると言い切れる人生には深みが出ています。

孤立奮闘ではなく、仲間と一緒に戦えたことに価値を持つ

例えば、高校野球を例に考えて見ましょう。

4番でエースのチームの中心選手が、試合を支配して勝利に貢献しているとします。

守りも攻めも中心選手次第、彼の調子がよければ勝負には勝てるし、悪ければ負ける。

一緒に戦う仲間の存在は薄いものに捉えられがち。

一方、全員野球で戦うチームは、尖った選手がいないというケースがあります。

仲間と一緒に戦うことに価値があるならば、目立った中心選手がいないので、日替わりヒーローが生まれますし、仲間と熱を共有しながら戦っていくのですから、他のものには変えられない価値が、そこには存在しています。

プロセスの価値を置くだけだけでは勝負にならない

忘れてはいけない話として、いかに、プロセスが素晴らしくても、勝敗には直結しない結末を迎えるケースはかず多くあります。

プロセス重視は、当事者の満足感に過ぎないのかもしれません。

結果として、自己高揚感、仲間と一緒にやる一体感がなければ、心持ちがよくならないのです。

勝負の世界であれば、プロセスは通過点の流れにすぎません。

ただ、ここを大事にする意識がないと人生は楽しく感じられないのも事実。

一人で抱えるのではなく、仲間と一緒に協力し合いながら、導けるゴールは楽しくて仕方ないもの。

結果に関する評価ではなく、プロセスを重視したほうが幸福感は間違いなく得られるのです。

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投稿者プロフィール

安斎 輝夫
安斎 輝夫
【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。