予約販売には、ストーリーの存在が大事!商品や体験の価値を事前から魅力的に語ろう!

シーズンイベントの食材が、大量に廃棄される問題。クリスマスケーキや恵方巻きなどはピンポイントのイベントだけに、販売機会ロスを防ぐために、可能な限り大量に作って、消費者に売ろうとしています。

この話題が社会問題になってから、コンビニチェーンなどが予約販売制度を導入するという話を打ち出しています。

予約販売が進めば、無駄が減ってエコでいいじゃない!と単純に考えがち、でも、それだけじゃないと思いませんか?

そこにはストーリーが不可欠なんです!

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予約販売で購入者が得られるのは、ストーリーへの共感

予約販売によって、生産や廃棄ロスが減るだけではありません。

事前に、予約するもののストーリーを語れるかどうかが大事な時代にシフトしているのです。

予約販売の場合、申し込み期限、限定感が高まるけども、事前に興味やイメージが湧かないと購入意欲につながりません。

単純に「予約販売10個」と店頭にポスターを貼ったとしても、予約は販売数を下回る可能性があります。

なぜ10個なのか?どうして、予約販売でしか買えないのか。

ストーリーに惹きつけられたら、人は予約をしてしまうもの

今、人は色々なものを事前に調べて、価格やサービス、口コミを調べて、自分の望むものだけを選択して購入しています。

その中にある、予約販売とは、予約行為から販売実施日までに期間があるという点に特徴があります。

Amazonプライム会員が、翌日や当日に商品が届くのとは、価値が異なります。

未来の日付を待たないと買えないモノ・体験について、ストーリーがあるかどうか。

作る人の思い、その工程に惹きつけられます。

1000個限定では興味がなく、シリアルナンバー(イニシャル入れなども)が入っていると買いたくなるなんて感覚はありませんか?

土屋鞄のランドセル販売予約サイトがパンクした話

2016年7月1日に騒動となったのが「土屋鞄」のランドセル予約販売のサイトダウンというトラブルがありました。

職人が手作りするランドセルというブランド価値を、土屋鞄では、SNSなどを通じてアピールを続けた結果、当時、ランドセルを購入したい(2017年4月に小学校に入学する子供をもつ)親たちが、サイト上での予約日にアクセスを集中させて、サイトダウンを発生させるというニュース。

私が、印象に残っているのは、当事者として、このタイミングでランドセル購入を行おうとしていたからです。

家のパソコン、スマホなど、ありとあらゆるデバイスで予約をしたいのに、まったくサイトが開かない状況でした。

騒動に便乗したというより、半年前から土屋鞄製作所でのイベントに参加しており、ランドセルを作る職人たちの思いや作られるまでのストーリーに共感したから、買おうと決めていたのです。

価格や買いやすさだけならば、他のランドセルでも構わないのですが、買いたいという気持ちにならなかったのです。

人生で色々な鞄・バックは購入するものの、1度きりしか手に入れず、6年間しか使わないのがランドセルという存在。

値段や機能よりも、職人さんたちが大事に作っているというストーリーに勝るものはありませんでした。

2018年11月発売のキングコング西野亮廣さんの『新世界』サイン本予約受付を実施した話

すっかり、お笑い芸人というステージから絵本作家やビジネスアーティスト的な存在になっている西野亮廣さんですが、2018年の新刊本『新世界』の予約受付もが戦略的な特徴がありました。

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キンコン西野 完全終了のお知らせ

Amazonで新刊本の予約販売を行い、購入者に特典をつけるというやり方はスタンダードです。

発売前に重版にできるのは、このカラクリ(おそらく初版を少なく設定)があることによって成り立っています。

この時、西野さんは、Amazonでの予約販売というスタイルだけでなく、書店での予約販売というスタイルも同時並行しました。

書店の場合のみ、サイン本として購入できるというメリットです。

つまり、リアル店舗の本屋さんにもメリットがあるように、西野さんは差別化した予約販売スタイルを設計していたのです。(天才的プロデューサーというか、戦略家ですね)

結果として、この『新世界』は若者を中心に、人気本になりました。

もちろん、彼自身がオンラインサロンで、本が作られる工程をストーリーとして見せていたことも、購入意欲を駆り立てることにつながりました。

そのストーリーをファンやサロン生が、SNSや口コミで拡散をすることで、さらなるブームを生み出すという展開。

予約販売という仕組みをここまで、見事に個人(実際はチームだと思いますが)で展開できるのは、彼ぐらいしか考えられません。

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東京オリンピック2020の観戦チケットだって、予約販売でしたよね

競技と会場の席数には限りがあります。安い価格で見れるわけではありません。

あの予約抽選にWEBから申し込まれた方の数が膨大なものになりました。

結果として抽選に外れたと話している方の話は良く耳にします。

日本で開催されるオリンピックを見れる機会は、もうないかもしれない。

ライブな会場で応援できる体験は、プレイスレスなもの。

もちろん、テレビでじっくりと見る事だってできるのに、わざわざ現地で見るというのは、その代えがたい経験体験を予約販売として購入しているわけです。

この限定感、ワクワク感をストーリーを持って味わえるのが、予約販売の醍醐味であり、人気を高める仕掛けなのです。

もし、オリンピックが当日券販売だけだったら、どうなると思いますか?

間違いなく、会場近くがパニックになりますよね?

予約販売での成功には、限定感やワクワクした気持ちを与えられるストーリー性が不可欠

結局、予約販売は、売手(提供)側の都合だけでなく、購入する側との共同で共感できるストーリーが不可欠なのです。

逆に言えば、個人が何かをやるときにも、しっかりとしたストーリー設計的なものが存在すれば、熱量が高まり、人が人を呼び込み、熱量が高まっていきます。

おそらく、私はこの考え方のアプローチを無自覚で、サードプレイス・ナイト2を実施することができたのだと、振り返っています。

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是非、あなたも、誰かのストーリーに参加することで、予約(事前から関わるという意味合い)時点でワクワクしましょう。

結果として、モノでもコトでも十分に満喫できるし、その楽しさや良さを、情報発信することで、スパイラル的に良いことが拡散していきますから。

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投稿者プロフィール

安斎 輝夫
安斎 輝夫
【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。