今こそ、「オンライン」と「オフライン」の違いを理解しよう!

【サードプレイス】をつなぐブロガー@安斎 輝夫 です。

オンラインとオフラインどっちが大切か?

このような議論を考えたことはありませんか。

時代は、オフラインの接触頻度よりも、オンライン重視に流れていますが、オフラインの温かみが欠かせないという論調も残っています。

ウイズコロナ、アフターコロナを見据えて、このオンラインとオフラインについて考えて、まとめてみます。

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オフラインとオンラインの区別が薄まっていく中で、人と人の交流に変化が生まれる

もともと、オンラインなんて交流を人間は持っていませんでした。

電話が発明されて、確かに、離れた場所の人と人をつなぐことが可能になりましたが、爆発的に変えたのはインターネットです。

メールよりも、チャット、Twitter、LINEとなって、個人同士、グループ内など幅広いオンラインの交流が増える一方で、リアルな場で人が集まるイベント、フェスやパーティーなども大盛況でした。

このオフラインとオンラインの双方によって、人の交流は変わってきましたし、これからも大いに変わろうとしています。

オンラインは電話という通信手段が生まれてから、根付いてきたもの

もともと、人と人の交流は、直接、顔を合わせるやりとりか、手紙などの文字によるものが中心でした。

リアルタイムでの交流なんて、狭い社会の中でしか成り立たない、村とか、地域とかに限定されたものでした。

おそらく、この距離感を変えたのは、電話という機器の誕生です。

物理的に距離が離れた相手と話ができるということは画期的。

全世界に電話がつながり、相手とこちらのタイミングが合えば、いつでも連絡が取れるようになりました。

その後のインターネットも含めて、通信技術があってこそ、オンラインの交流が生まれたわけです。

もし、その技術を人間が開発していなければ、世界のスピード感は、もっとゆっくりと流れていたことだけは間違いありません。

オフラインしかない時代の良さと問題点

通信技術を使わない、いわゆる、オフラインの関係は、リアルな人間関係の上に成り立つので、何らかの集団や友人・知人関係というものが前提になっています。

お互いが顔を合わせて、一緒に時間を過ごすために、予定と場所を合わせて、そのひとときを楽しむように設定されていたはずです。

それだけに、オフライン、リアルな人間関係は濃厚で、濃密なものであったはずです。

ですから、問題点としては、オフラインでつながる人の数は、限られていたわけです。

印刷技術が生まれたことで、活字による広がりとしてオフラインはあったものの、一方通行の状態なので、情報の伝え手と受け手という関係でしかなかったはずです。

したがって、偶然につながる相手の数、友人・知人なんてものは、誰にとっても、手帳に記載する程度の数しかいなかったわけです。

おそらく、あなたのご両親、祖父母なんて家族と親戚、近所や地域の知り合いと、仕事関係以外では、同窓生ぐらいなものでしょう。

もはや、その関係性は古びたものと感じられる世の中になっているとも言えます。

オンラインは万能じゃないという理解

スマホやインターネットを使えば、何でも便利に過ごせる生活が当たり前になっています。

会議や打ち合わせなどの会合も、物理的な距離も関係ないから、オンラインが最適という感覚になってきています。(新型コロナウイルスの影響を受け、顕著に加速中です)

すると、オンラインでつながっていれば良くて、オフラインなリアルな交流なんて不要、無駄じゃないかという極論を述べる人たちも出てきます。

確かに、今後、リアルタイム翻訳ができるコミュニケーションツールができたらば、言語や国の問題も乗り越えてしまうかもしれません。(時差の問題は解決できないまま残るでしょうが)

では、全てオンラインで済ませてしまう世の中ってどうなのでしょうか?

旅行もエンターテイメントも全て、オンラインで好きな時に自由に使えるから素晴らしいという断言しきれません。

お互いのリアルな交流というオフラインが、オンラインの関係性を補うのは、ネットの世界から発展する「オフ会」などの文化からして、不可欠なのだと思います。

つまり、全てをオンライン化だけでカバーするには、人間は近くで触れ合えるような感覚が不足してしまうので物足りないと感じてしまうのです。

オンラインとオフラインの融合ができる時代

オンラインとオフラインを区別することが減るとしたら、おそらく、オンラインが2次元から3次元に近づくことで生まれると予想しています。

オフラインは、目の前に人やモノがあり、触れることも距離感も自由です。

オンラインには、現在はディスプレイなどの画面の向こう側とこちら側という明らかな距離感があります。(オンラインなのに距離があるという矛盾)

では、オンラインとオフラインが融合ができるとしたらどうなるのでしょうか?

おそらく、VRやARなどの進展とセットになり、お互いの距離感が立体的に掴めるようになることで、オンラインなのにオフラインのように感じるのは錯覚なのかもしれません。

オンラインの擬似的な親密さを「リアル」に転換できるか  というコラムを読んでいて、私自身、思考を巡らせてみました。

結局、1 対 1 、1 対 多(特定できる対象)、1 対 不特定多数(見知らぬ誰かが多い) の関係性にポイントがあると感じています。

・1 対 1 ならばオンラインもオフラインもさほど変わらない親密度がある

1対1の場合、オフラインだと距離が近いし、相手の細かで微妙な部分まで立ち入れます。双方の信頼関係がなければ、成り立ちにくいものだからでしょう。

一方で、よく知らない人にコンサルやサポートを受ける場合、両者の距離感が、本音に近いところで近づかない限り、成立しにくいのではないでしょうか。

ホームドクター的な信頼のおける地域のお医者さんと、大学病院の医師の違いを例に考えてみましょう。

おそらく、医療の知識と技術レベルは、大学病院の医師が高いのかもしれません。

ただ、人間としての完成性は、ホームドクターにはかないません。

病気や健康とは関係のない話までできている相手になっていたら、患者と医者ではなく、人間同士の付き合いになっているからです。

どちらが良い、悪いではなく、1対1の関係性はオフラインであっても、オンラインであっても関係性は頻度とお互いへの理解度で大きく変わってきます。

世間的には良い評判がない相手であっても、毎週のように会って過ごしていたら、良好な友人・知人関係になっているというケースはよくありますから。

第三者にリアルタイムで伝わらない(リアルタイム以降は、誰かにお互いの話を伝えてしまうかもしれないのでわからない)という意味では安心感と親密度が圧倒的に高いと言えるでしょう。

ただし、初対面であったり、お互いをよく知らない関係性の中で、1対1だと緊張して、本音を語れないのは、オフラインもオンラインも差がありません。

・1 対 多(特定できる対象)になると、オンラインだと疲れる

1対多(特定できる対象)になると、オフライン(リアル)とオンラインには差が出てくると思います。

オフラインな状態で、人と集まったりする場合、正直、個別には1対1であったり、1対数人の関係が複数発生しています。

つまり、完全なる1対多(特定できる対象)になるのは、セミナー講師や講演家、教師などの指導者などに限られます。

これって、正直言えば、一方通行なので、受け手である多数の一人は、別のことを考えていてもわかりません。

ところが、1対多(特定できる対象) のオンラインは、短い時間しか持続できていないと思いませんか?

SNS系のライブ配信を友人限定に行ったとしても、2時間も続けられる人は誰もいません。

ものすごく疲れるはずなのです。

相手が見えていないとしても、些細な相手のリアクションが気になります。

例えば、小声の独り言や、オンラインの先で何か別のことに関して動いている姿を見えたりすると、気になります。

しかも、オンライン先の個人間で勝手に盛り上がったりすると、何が起きているのか、些細なことであっても気が散ることもあるでしょう。

だからこそ、「Zoom飲み会」が流行ったけど、長続きしなかったり、飽きてしまうことに少しは影響しているのかもしれません。

だらだらと楽しく、出入り自由な飲み会にならないとしたら、知っているモノ同士でも場がもちませんからね。(おつまみもお酒も自分で用意して、片付けるのも自分ですから、仕方ないですが)

あわせて読みたいブログ記事

・1 対 不特定多数(見知らぬ誰かが多い) はオンライン(匿名参加)だと暴走する可能性がある

1個人が多数の方と交流をすすめる上で、特定できる相手なのか、不特定多数(見知らぬ誰かが多い)のかは、とても大事なポイントです。

昔、2ちゃんねるが流行っていたのは、1という個人が匿名であり、それ人の発する情報やメッセージを不特定多数の人が見たり、コメントしたり、反論するという特殊な環境が成り立っていました。

2ちゃんねるの存在の価値を語る上で、中身ではなく、個人が不特定多数に対して働きかけるコミュニケーションの存在が成り立つかどうか、という点にあります。

今であれば、SNSでシェアされてきた情報が拡散していってます。

実は、オンライン・オフライン関係なく、この1対不特定多数(見知らぬ誰かが多い)が匿名関係であると、倫理観に欠けて、暴走することがあります。

オフラインだと目の前に当事者としてかかわっていので、ある程度の抑制がきくのですが、それでも、暴走する人は存在します。(友好な関係を望まないような人、自分の固定の考え方・思考・思想などを信じる人たちは、この傾向が強いのではないでしょうか)

オンラインの場合、人間の誤った正義感が強まるエンジンなのかもしれませんが、止まることなく、炎上という展開になって世の中を騒がせます。(良くも悪くも多くの人が便乗していくことで、燃え盛ります)

相手のことがよくわからないために、過激で偏った考え方を訴えやすくなります。

不特定多数の名もわからない相手は、ファンではなく、野次馬に近い存在です。

信頼関係というよりは、お祭りに参加する大衆たちとなると、歯止めがきかないので、収拾がつかなくなるというリスクが出てくるのです。

一般的に、インターネットのつながり、SNSなどが怖いと考える人は、この「1 対 不特定多数(見知らぬ誰かが多い)」をイメージしているのではないでしょうか。(プライバシーの問題なども危惧するのはよく分かります)

オンラインとオフラインの違いを把握して、使い分ける道を選ぼう

結論として、オンライン、オフラインの優劣論でも、単なる融和・統合論ではなく、それぞれの違いを把握することの重要性です。

お互いにメリットとデメリットがあり、場合によって使い分ける手段に過ぎないということです。

外出が自粛されるような状態ならば、オンラインを優先にすべきでしょうし、集まる熱気を大切にするイベントならばオフラインのリアルな集いが楽しいのは当たり前なのです。

あなたの参加する企画・イベント、コミュニケーションはどちらが最適ですか。

もちろん、MIXするようなハイブリッドなスタイルも今後増えていくはずです。

その時に忘れてはいけないのは、相手への配慮や気遣いなどの思いやりに尽きます。

相手の立場や考えに対して、フラットに耳を傾ける、自分との違いがあって当たり前という冷静さが求められます。

お互い様の精神を持って、双方がGIVEできるような関係性が築けたら、幸せな世の中になると信じています。

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投稿者プロフィール

安斎 輝夫
安斎 輝夫
【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。