15年以上前に、優秀な人材を流出させない方法が「副業OK」と判断した企業が日本IBMだったという話に驚く

15年以上前に日本IBMは副業OKだったって!

副業解禁、働き方改革という世の中の流れは加速しています。

私が驚いたのは、21世紀初めの時期に、すでに副業OK!としていた企業が「日本IBM」社というコンピューター業界の老舗・大手が実践していたそうなのです。

個人が、こっそりと隠れて、副業を実践したのではなく、会社が認めていたという点は注目できる話題だと思いませんか?

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いつ、どんなタイミングで、何を狙って、その本は出版されたのだろうと考える

15年ほど前に出版された『副業生活のすすめ』(川村亮 著)を読んでみました。

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当時、何が流行っていたのかを調べてみました。

SMAPの「世界に1つだけの花」が210万枚、私の大好きな邦画「「踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!」が大ヒット。六本木ヒルズがグランドオープンし、朝青龍が横綱になり、養老孟司さんの『バカの壁』がベストセラーに、という時代です。

私も、まだ若手ビジネスマンで、生意気盛りで、ワーカーホリックそのものだった頃に出された本が『副業生活のすすめ』です。

バブル経済も弾けて、景気が良いとは言えない時代。著者の川村さん自身が、実践した副業生活をもとにした一冊。

「副業解禁」と言われる現在とは異なり、副業とは隠れてやらないと危険なことという雰囲気が漂っていたことは間違いありません。

独立起業を促すのではなく、サラリーマンをしながら、「副業」をどうやるのかという点に絞って書かれているので、税制や社会情勢は異なるものの、ヒントはつかめます。

優秀な人材の流出を防ぐために、副業を認めた日本IBM

この1冊の中で、私が手を止めて、注目した部分は以下の部分です。

日本IBMでは2001年から副業禁止規定を廃止し、全社員に副業を認めることにしました。
「優秀な人材ほど活躍の場を外に求め、会社に縛りつけようとすると辞めてしまう。副業を認めて自由度を高めた方が優秀な人材の流出を防げる」という考えに基づいたものだそうですが、これはすなわち社員に社外で自分の力を試す、あるいはスキルを高める楽しみを、認めることにほかなりません。日本IBMではライバル企業の仕事を請け負ってもかまわない、というのですから驚きです。

日本IBMというIT領域の雄だからこそ、当時、打ち出せた施策なのかもしれません。

個人が副業をすることは、スキルを高めることにつながるというスタンスで考えている部分と、流出するぐらいなら自由を与えてしまうというい発想は、今なら納得できる考え方です。15年前だとすると、異質な感じを世の中に与えていたはずです。

ただ、私は、目の前の楽しい仕事に異常なまでに没頭していた時期だったので、まったく副業に興味関心をもっていなかったので、この情報の記憶がありません。

社員の働き方について、クローズドよりも、オープンな考え方をもっていた点は素晴らしい。

ただ、実際に、日本IBM社員の方で、副業で活躍された個人を私は知りません。もちろん、接点がないというのが理由ですが。

なぜ、この本の副業生活全般の中で、この部分が私にヒットしたのか。

カラーパス効果だったと気がつきました。

日本IBM出身の方といえば、朝日一恵さんの存在に気がつき、今月のサードプレイス・ラボの登壇ゲストだから、私の琴線に触れたのです。

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お客様をパートナーに変えるコミュニティづくりの専門家、朝日一恵さん

朝日一恵さんのプロフィールをブログ「最幸の人生の贈り方」から引用します。

東京大学工学部卒。日本IBMでSEとして、国内一流企業のシステム構築に加え、組織横断の世界プロジェクトにも参画。その後、人事を担当。新たなキャリアをつくるため、24年勤務したIBMを退職。
独立後、会社員の独立支援セミナーや各種イベントを主宰。初の大型イベントは企画してわずか30日で200名超の集客を実現。
メルマガ「最幸の人生の贈り方」を毎朝配信。2018年7月現在、2000号。
2015年6月より、アルマクリエイションズ コミュニティ事業部ディレクターとして、日本最大級の読書会ネットワーク「Read For Action」など、800名の認定資格者、参加者のコミュニティを複数運営。2018年4月より(社)逆算手帳活用協会理事。
フューチャーマッピングを活用したコンサル、および親子フューチャーマッピングは毎回好評!

このプロフィールを見て、この本が出た頃は、朝日さんは日本IBMに在籍されていることに気付きました。

独立されてからの活躍のフィールドの広さ、人脈のつながり、毎日のメルマガ発行などを知ると、本当にすごい人だというのが実感できます。

私も朝日さんのメルマガをチェックしていますが、行動力には本当に驚かされています。

私自身、次回のサードプレイス・ラボでお話が聞けることにワクワクしています。

今回は、「副業」ではなく「複業」という切り口で、朝日さんの働き方、考え方を吸収して実践に生かそうと企んでいます。

参考サイト

◆ 最幸の人生の贈り方 (朝日一恵さんサイト)

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投稿者プロフィール

安斎 輝夫
安斎 輝夫
【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。