コミュニケーションの基本は人と話すことにありますが、あなたは、ちゃんと話せていますか?
傾聴などが注力されて久しいですが、話の聞き手というだけで良いのでしょうか?
また、オンライン環境が増えたことで、どうやって話をするのか、伝えるのかということも重視されるようになっています。
今回、サードプレイス・ラボでは、フリーアナウンサーとしても活躍されている、山田麗奈さんをメインにお呼びして、コミュニケーションの基本である、話し方について確認・学ぶ機会を設けました。(2020年11月18日開催レポート)
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話すプロフェッショナルは何を意識しているのか?
フリーアナウンサーの山田麗奈さんと私が偶然知り合えたのは、中央区100人会議という場に参加したことがご縁の始まり。
どこかで見たことがある女性と思っていたら、プロフィールを調べて、日本テレビのバラエティ番組『恋のから騒ぎ』出演メンバーだったことで納得。
山田さんは、私を知らなくても、私の中では、見かけたことがあるのは当然です。
任される場によって、きっちりとしっかりと話せて、相手のことを聞き出せるのは、アナウンサーの基礎を身につけて、フリーとして活躍されているからなのです。
山田麗奈さんのプレゼンのタイトルが変わって驚く!
2020年夏、私は、Facebookでつぶやきました。
「サードプレイス・ラボに登壇してくれる女性いませんか?」
オンライン環境になってから、サードプレイス・ラボは、数年前と同様に、男性ゲストと男性参加者だらけの雰囲気になっていることを気にしていました。
毎回、自分と接点のある人のなかで、リサーチを続けていたのですが、あえて立候補してくれる、女性がいないものだろうか?と思いついての投稿でした。
「私でよければ、是非!」
という返答をくれた女性が2人(もう一人は、9月に登壇していただいた、山田トモミさん)。
山田麗奈さんとは、連絡が途切れ途切れになりながらも、ゆっくりしたペースでスケジュールを合わせつつ、当日のコンテンツを決めていく段取りを進めました。
山田麗奈さんのプロフィール
北海道函館市出身。横浜国立大学教育人間科学部卒業。大学在学中、2005年秋に行われたミスキャンパス「Miss YNU Contest 2005」に参加・出場し、グランプリを受賞。
翌年3月には、インターネット接続サービスSo-netの広報活動に従事する「So-netキャンパスサポーターズ」の2期生にも選ばれた。
日本テレビのバラエティ番組『恋のから騒ぎ』出演メンバーの13期生でもあった。 大学を卒業後、2009年4月に北海道文化放送に入社。同局のアナウンサーになるも、2010年1月31日をもって退社した。 現在はフリーアナウンサーとして活動している。
話すというコミュニケーションの課題が浮き彫りに!
テーマを設定するにあたり、私は、自分の考えている思いを山田さんにぶつけました。
話し方講座とは違う、リアルなコミュニケーションとして、ちゃんと話せる人が増えるためにはどうすればいいのだろうか、という課題を感じていたのです。
特に、オンラインになり、会話を伴うコミュニケーションのテンポは変わってきたため、苦手意識を持つという声を耳にしていたからです。
お互いの違いを理解しながらも、しっかりとコミュニケーションを図る話し方というのは、自然体で身に付いている人もいれば、無自覚で不得意な人も多いのが現実。
おおよそのポイントを伝えて、タイトルを決めたのは私ですが
オンラインで時間をもらい、山田さんとテーマのすり合わせをした結果、私が作ったタイトルが「これからの時代に通用する話し方のコツ」という面白みのない表現に落ち着いてしまいました。
ただ、プロの立場のフリーアナウンサーの方だけに、くだけすぎると、悪影響を出したくないという気持ちも抱いていたのです。
当日、スタートしてみて、山田麗奈さんのスライドの一枚目を見て、驚きました。
あ!タイトルがブラッシュアップされてる、と。
フリーアナウンサーの私がバーのママをやって学んだ「コミュニケーションの極意」とは?
最初から、このタイトルにすれば良かったと、スタート時点で、少し落ち込みました。
一方で、このタイトルならば、参加者が最後までワクワクしてついてきてくれるのも間違いないと確信は持てたのも事実です。
コミュニケーションを語る上で大切なものは、愛
山田麗奈さんが、オリジナルな資料を用意して、語ってくれるポイントとして、最初に取り上げたフレーズが印象的でした。
コミュニケーションとは 愛
なんとも壮大で、深い言葉を冒頭に持ってこられたので、驚きました。
テクニックを語るのではなく、コミュニケーションは相手を知り、自分を伝えるために、愛が必要なんだと断言されるとは、予想していませんでした。
大事なものは、共感力!
相手を知るコミュニケーションにとって、大切なものは、共感力ということを実感してもらうために、早速、グループワークを実践してみることになりました。
お互いが噛み合わないトークをしていく不快感を感じるワークです。
実際に、私も、山田さんと二人でやってみて、難しさを感じました。
お互いが好き勝手なことを言っているので、自由なはずなのに、一方通行なやりとりは、難しくて、大変なものに感じました。
実際の生活の中で、こういう噛み合わないやりとりが増えている場面は多いのかもしれませんが、意図的にやろうとすると、短時間なのに大変でした。
共感力を伝え合うフレーズ、「なるほど」や「たしかに」、を繰り返すと、話は盛り上がっていきます。
話を聞いている相手が共感してくれるのがわかるので、話す側が心地よくなります。
この言語によるコミュニケーションが、バーバルコミュニケーションだとまとめてくれました。
好感度を上げるために、ノンバーバルコミュニケーションを意識して!
バーバルコミュニケーションよりも、オンラインでは大切になるのが、ノンバーバルコミュニケーション という表情によるコミュニケーションだと教えてくれました。
この瞬間、私は、画面上でニコニコしたことに気が付いた人が数名いました。
コロナ禍で、誰もが険しい顔を画面上で晒すことが嫌になっていた私は、許されるオンラインの場であれば、顔芸を楽しむように、派手なリアクションや、面白い顔をすることに努めていたのです。
安心安全な場所であるためにも、リラックスして楽しむ環境にするためには、表情は不可欠なはずですが、集中したり、他のことを考えたりすると、誰もが真顔で、少し険しい表情になりがちなのです。
私がふざけたような顔のリアクションをとっていると、オンライン上で、誰か一人が笑います。
すると、それにつられて、誰かも笑ったりするのです。
ニコニコと笑う人が増えると、オンライン上の場の空気が変わるというのは、常に意識するようになっていました。
自然と、ノンバーバルコミュニケーションを意識していたのだと気付かされました。
コロナ禍でマスク越しでコミュニケーションを取るのであれば、オーバーアクションで構わないのです。
共感が伝わりやすくなり、愛が伝わると、バーのママもやっている、山田麗奈さんの考えは腹落ちできました。
もう1つ大事なのは、質問力
質問と回答を繰り返すという新しいグループワークを第二弾として実践しました。
先程のグループワークと比べると、会話としてやりとりが深まり、楽しめます。
質問力を上げると、どんどん、相手と話し込めるようになります。
質問力が巧みな人と話すと、気持ちよく一緒に時間を過ごせた気がします。
とにかく、たくさんの手札を出し続けていると、共通で盛り上がる話題を展開することで、コミュニケーションが深まるのは間違いありません。
共感力・質問力を高めるために明日からすぐにできる3つのこと
山田麗奈さんが、ご自身の共感力・質問力を高めるために、実践してる3つのことをおしえていただきました。
① スマホから顔を上げて、周りのリアルな景色を見てみよう
② 検索より、探索
③ amazonじゃなく、本屋さんに行こう
私たちが日常で楽をしているスタイルが、 コミュニケーション力を衰え冴えてしまっているのかもしれないと感じるポイントでした。
ブレイクアウトルームを使用したことで、数名グループのコミュニケーションは深まる
今回、サードプレイス・ラボで初めて、zoomのブレイクアウトルームという機能を使ってみました。
- 最大で50のブレイクアウトルームが作成可能
- 1つのブレイクルームに最大で200名の参加者(大規模ミーティング200アドオンが必要)
- ブレイクアウトルームの参加者には、完全なオーディオ、ビデオ、画面共有機能を提供
zoomミーティング(会議)の中で、参加者をグループで分けてディスカッションができます。
今回は、zoomの使用方法をレクチャーできる、小泉卓登さんがブレイクアウトルームのサポートをしてくれたので、安心してチャレンジできました。
小泉さんは8月のサードプレイス・ラボに登壇してくれた大学4年生です。
時間を決めて、少人数でワークができるのは、リアルなセミナーや勉強会でも盛り上がるやり方を踏襲しているので、ブレイクアウトルームは参加者が能動的になります。
コミュニケーションは、相手に興味を持つことにある!
フリーアナウンサーさんが、バーのママという役割を果たしていると聞いて、山田さんの日常に興味を持って、当日を迎えました。
確かに、アナウンサーは、相手への興味関心を抱いて、共感と質問をすることが、良好なコミュニケーションになり、視聴者にも伝わっていきます。
バーのママであれば、目の前にいるお客様との会話を楽しんでいくというのも、コミュニケーション能力は不可欠。
山田麗奈さんの強みとして、コミュニケーション力を学べる貴重な時間でした。
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【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。