サードプレイスを普及する、サードプレイスコネクターの安斎です。
このシリーズは、2020年11月27日から12月4日までの8日間、30のオンラインイベントを開催した「サードプレイス・フェス2020」のイベント振り返り記事です。
今回、30の企画の中で、打ち合わせ連絡がなかなか取りにくく、本番を迎えたケースNo.1といえば、「そうだ!塩尻に行こう!〜スーパー公務員・山田崇さん〜」でした。
ただ、山田さんの実績と人間性を信頼していたので、安心していました。実際に、素晴らしい話の中に、ヒントがたくさん埋まっていました。
まずは、やってみる!が人生をドライブさせるには不可欠です!
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朝から穏やかながら熱く語る話を聞ける幸せ
日本一面白く、講演も関わっているプロジェクトも多い公務員といえば、長野県塩尻市の山田崇さんしかいません。
コロナ禍で、山田さんの活動は変わったのか、変わらなかったのか、最近、一体何を考えて、どう行動しているのか、を個人的にどうしても話が聞きたくて、今回の企画をオファーをしました。
朝から穏やかながら熱く語る話を聞ける幸せを感じられました。
リハーサルの予告動画なし!忙しすぎる&自信あり
サードプレイス・フェスを盛り上げていくことと、事前リハーサルなども兼ねた、予告動画(ライブ配信)は、30のオンラインイベント関係者と展開していました。
理由は、企画内容とゲストのことを少しでも知ってもらって、安心して参加して欲しかったのです。(知らないイベントには参加しにくいのは当然です)
ところが、この塩尻企画については、なかなか、山田崇さんと連絡が取りきれず、予定が組めませんでした。
忙しい山田さんの日程がピンポイントで空いていたので、12/1の早朝枠だけでした。
公務員としての仕事だけでなく、各種イベントと取材などを含めて、めちゃくちゃ忙しい山田さんのスケジュールを抑えられただけでも、ラッキーだったと認めざるを得ません。
塩尻について語ってもらうことには何の不安もなかったので、予告動画やリハはいらないとのことで、安心9割の心配1割で当日を迎えています。
2020年コロナの影響を受けて塩尻市と山田崇さんは何が変わったのか?
コロナの影響を受けて、全国を飛び回る山田さんのスタイルには制限がかかりました。
ところが、オンラインのイベント、地元の企画、取材などで、コロナ前よりも多忙さは増していたという話からスタートしました。
2020年4月〜11月を振り返り、「本質的に大切なもの」に焦点が当たっていたという分析力。
オンラインやリモートに不慣れだった誰もが、いつの間にか慣れたのは、zoomで自分の表情を見ながらのメタ認知が高まったというコミュニケーションの効果・変化を体験も踏まえて語ってくれました。
オンラインが当たり前の時代になったけど、便利なものを顧客が選んでいるだけという話も納得できました。
地方公務員の職員として、市民が求めるならば、オフラインもオンラインも必要だと考えるそうです。
さまざまな活動をされているのは、塩尻市のためにやっているというスタンスは、ずっと変わっていない姿に感動させられました。
山田崇さんの最大の魅力は、ここにあるのだと。
オンラインコミュニティも多数展開中 〜辞める日を決める〜
実際、山田さんは、オンラインコミュニティをたくさん展開されていますが、特徴が1店あります。
始める時点で、辞める日を決めているという設計力です。
誰もが、何かを始めることに注力を絞り、気合を入れるものの、いつまでやるか、何回やるか、という話には意識を向けていないので、2回目がなかったり、尻つぼみのように終わっていくケースは多く見受けられます。
当然ながら、熱を込めてスタートする1回目を超えるのは、2回目以降厳しいものです。
また、いつまで続くか、わからないレギュラー番組よりも、5回連続、とか、年末までという期間限定な制限がかかった方がやりやすい、というのは山田さん。
1つ1つのオンラインコミュニティの目的とゴールを明確にしている点、次のチャンレンジをできる余白を作ろうとしている心掛けに、主催者の一人としてうなづいていました。
このサードプレイス・フェスだって、8日間で30のオンラインイベントをやる!と決めたからスタートしています。
だからこそ、最後まで走り抜けたわけで、いつまでやるのか、いくつやるのか、全くの未定だったら、私の気持ちも、やる気も続かず、自然消滅で終わっていたのは間違いないからです。
コミュニティについて『マッキンゼー流 最高の社風のつくり方』をヒントにしている話などは深いものを感じました。
VUCAの時代には、戦略的パフォーマンスには限界があって、適応的パフォーマンスが重要だとする話などは、参加者も自分ごととして捉え直すヒントがあったはずです。
行政の軸を大切にしながら、違和感を大切にして目の前のことに向き合い考える
山田崇さんは、地方公務員という立場は全くブレていません。
行政マンの軸を大切にしながら、塩尻市のことを考えながら、他の自治体、民間、学生など多様な人と関わっています。
複数のコミュニティを立ち上げて、メンバーと役割を持ちながら、前に進もうとしているのが印象的です。
「45歳になりましたけど、37歳まで普通の公務員でした」
とんでもない講演件数、そのアウトプット数が、次から次のオファーにつながっています。
レタス農家に育った公務員が、1件の空き家を借りてスタートしたチャレンジ。
なりたい自分と現実の自分の違和感を持ったことがきっかけだったと仰ります。
違和感に対して、自ら動き出したからこそ、今の山田崇さんの活動と注目と期待度が生まれているのでしょう。
今回の話の中で、現場のリアルな話、多くの人との交流、書籍などからのインプット。
ものすごい行動量とインプット量とアウトプット量を持った公務員が活躍している姿。
朝から十分すぎるほど、熱く学べる貴重な話を伺えました。
コロナ禍が落ち着いたら、絶対に、塩尻に行って、いろんなものを見て、地域と交流したいと、改めて決意しました。
詳しくは、下記YouTubeのアーカイブをチェックしてください。(50分弱)
余談:ナンパを続けたら仕事につながった!
学校の先生になりたかった、山田崇さんは、大学時代、ナンパしまくる若者として過ごしたそうです。
ナンパばかり続けていた結果、塩尻市のシティプロモーションの仕事につながったと、正直に語ってくれています。
好きなことに夢中になっていた結果、自分の仕事になるというモデルとして、山田崇さんは親近感を持てる存在ですね。
高尚な理想や夢などなくても、とにかく夢中になって、やってみることで人生が開けてくるというのは、誰にとってもヒントになるシンプルな方法だと理解できたのではないでしょうか。
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投稿者プロフィール
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【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。