【開催レポート】てらリーマン慈永さん「2021年も生きやすく」(サードプレイス・ラボ 第49回)

5年目を迎えたサードプレイス・ラボの第一弾は、年始の企画らしく、心地よい話を聞いて元気になるには、ゲストが重要になると考えていました。

今回、パラレルキャリアとして、お坊さんをされている、慈永さんにお願いをさせていただき、快諾をえました。

2021年のスタートとして、心に響く内容のサードプレイス・ラボとなりました。

(2021年1月11日開催レポート)

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どんな1年になるのか、どんな1年にしたいのか。

年初に誰もが目標や夢を掲げますが、なかなか思い通りいかないのが人生。

そもそも、自分が目指すべき方向が正しいのか。これからどんな時代や環境に変わっていくのかと見えない姿を追い求めすぎると疲弊してしまいます。

サラリーマンをしながら、お坊さんもされている、「てらリーマン」の慈永さんをお呼びして、「2021年も生きやすく」というテーマでお話を伺いつつ、皆様との交流も含めた、心穏やかな時間を一緒に過ごす機会を用意いたしました。

慈永さんの話を聞きたいという人が多かった

今回、ゲストスピーカーとして、お呼びしたのは、「てらリーマン」の慈永さんです。

慈永さんは、某IT企業のProjectManagerで、お客さまへAIやRPAなどのテクノロジーをご紹介するのを本業としながら、生きとし生けるもの、ペットをこよなく愛するお坊さんでもある、というユニークな生き方をされています。

穏やかに話をされる内容は、法話というほど格式が高いと感じさせないものの、聞き入る相手に深く考えさせてくれるのが慈永さんの魅力。

今までのサードプレイス・ラボのアンケートの中にも、実名で慈永さんの話を聞きたいというリクエストは数件、寄せられていたこともあり、私としてはタイミングを待っていました。

慈永さんが伝えたいことに「何か」の動きに目を配る

慈永さんは、気合のプレゼン資料を披露してくれます。(こんな形でお話をするお坊さんは、ほとんどいないでしょう)

何かを得れば、何かを失う。何かを失えば、何かを得る。

何かを得るには、何かを手放す。何かを手放せば、何かを得る。

冒頭で、コロナを踏まえて、伝えたいメッセージを短いフレーズでまとめてくれました。

私は、この言葉を聞いて思い出したのは、漫画「鋼の錬金術師」で何度も、取り上げられるフレーズの「等価交換」でした。

あわせて読みたいブログ記事

世の中は、絶妙なバランスで出来上がっていて、一方が動けば、一方が止まるような、相対するような関係性が存在しているもの。

全てのものを手に入れようなんて、発想にこそ無理があるのは、冷静になって考えれば当たり前のことです。

何かと何かの差を取っ払う。→「差取り=悟り」

ここまできて、仏教の考え方として語られると、参加者は引き寄せられていきます。

2極化に流されるな!あいまいさ、どちらでもないことが大事!

トランプ前大統領が顕著に作り出した、分断の世界。

2極化する社会は、お互いの対立を生み出すだけで、誰も幸せにはなれません。

どちらでもない、というあいまいさを排除する流れに身を任せてしまうことはリスクです。

ここで、慈永さんが提示したのが、「中庸」という単語でした。

意図的に極端に振り切れる信念がない以上、相手との差、違いを強調しても意味がないはずなのです。

「違い」は、存在の肯定、「間違い」は存在の否定

次に、たった一文字の違いで、全く違うものと語る「違い」と「間違い」の話。

確かに、ちょっとした差や違いに対して、「間違い」だと揶揄してしまうと、相手や存在を否定してしまうフレーズに変わります。

そもそも、「間違い」なんてものは世の中にはないのかもしれないと間焦らせられました。

相手が間違ってるとなると、感情的に相手を叩いてしまう、今の世の中の流れそのものです。

これらのことは、慈永さんが仏教を学んで気づいたことのエッセンスでした。

仏教とは自分を「観る」ための「人生哲学」

仏教といえば、宗教ですから、信仰心の乏しい人には、少し感覚的には遠いかもしれない。

自分を観るために大切なことを3つ上げてくれました。

1.視点(どの点を観る)

2.視野(どれだけ観る)

3.視座(どこから観る)

本当に、自分は目の前のことをちゃんと見れているのだろうか。

観るというアプローチまで深めないと、大切なことに気づけないのかもしれません。

「気づき」まで話を広げて、善悪の話まで展開されていきました。

本質をわかりやすく語ってくれた、慈永さんに感謝の気持ちでいっぱいになって、今回のサードプレイス・ラボは終わりました。

参加された方のコメントや感想、ブログ記事、グラレコ

◆ アンケートに寄せられた慈永さんへのメッセージ

・声トーンがとても気持ちに入ってきやすく、心地好かったです
・わかりやすいお話をありがとうございました
・いつも貴重なお話ありがとうございます!
・「自分を嫌いにならないでください」というように思うと気持ちが楽になりました。ありがとうございました。
・ありがとうございます。腹落ちしました。
・人と人とが、幸せを合わせて生きていく。自身の人生がそのような生き方の積み重ねで、ありたいと思いました。貴重なご講話有難う御座いました。
・自分を赦す、この言葉が腑に落ちました。何か失敗すると自分を責めてしまいがちですが、赦すことは悪くないんだと、勇気をもらいました。

・このご時世に非常に心の持ち方を学べました。ありがとうございます。

・慈永さんのお話を伺っていて「地球が大切なのは巡り巡って人の命の為」な気がしました。
・大変すばらしいお話をありがとうございました。 一如のお話は、確かにそうだよなあ、と思いながら聞いていました。 西洋では病気は悪で、健康が善だと考えますが、 東洋医学では、病気は身体のサインだと捉えます。 そのあたりと関係がありそうだなあ、と思いながら聞かせていただきました。
・何気なくやっている事に意味付けができました。ありがとうございました。
いつもながら素晴らしかったです。そして2021年をすごく感じました。慈永さん元気そうでよかったです!
・帝王學の學びと通じるところしかなく、そしてとってもわかりやすくて、新しい視点をいただきました♪(^O^)/
・本日はためになる話をどうもありがとうございました。仏教は慈永さんがおっしゃっていたように、哲学なんですよね、きっと。最近興味も出てきているので、またお話しきかせてください。

◆ 渕脇 毅さん 「ふちログ」

【学び】てらりーまん慈永さんに学ぶ、心穏やかに生きる方法-第49回サードプレイスラボ

◆ 堀口 英太郎さん eitaroh7407のブログ

てらりーまん 慈永さんのお話 – eitaroh7407のブログ

◆ 石川 愛さん グラフィックレコーディング

お坊さんの話に耳を傾けよう!

お寺に行って、お坊さんの法話を聞こうと考える人は少ないかもしれない。

難しそうな話をされても、理解できないし、宗教って抵抗があるもの。

私も、若い頃、このようなイメージを抱いていました。

慈永さんに限らず、お坊さんのお話は深く染み渡るものがあります。

不安定で、不確実な時代だからこそ、心を穏やかにするために、お坊さんのお話を聞くことをオススメ致します。

多くの方が参加して喜んでくれた、サードプレイス・ラボでした。

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投稿者プロフィール

安斎 輝夫
安斎 輝夫
【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。