『発達障害を治す』から有害物質のデトックスとビタミンの投与を学ぶ

子どもが発達障害と診断されると親たちは「原因不明で利用法はない」と宣言されて、療育などの対処で過ごすことを求められている。

しかも、発達障害領域の子どもたちは、グレーゾーンんも含めると増え続けている。

誰もが発症原因を追い求めきれていないから仕方ないと考えてしまいがちですが、世界にはさまざまな研究成果があり、それらを実直に取り入れようとしている医師もいます。

大森隆史医師の『発達障害を治す (幻冬舎新書)』は、多くの発達障害で悩む本人と親を救うヒントに溢れて一冊です。

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まさか有害物質が身体に取り込まれていことが原因だなんて!

学校で、水俣病やイタイイタイ病などの公害病を習ったことを覚えていますか?

水銀や有害物質を身体に取り入れてしまい、大きなダメージを追ってしまった人たち。

2度と同じようなことは繰り返してはいけないと感じていたのですが、今も、私たちの日常で有害物資や環境汚染物質は、増えており、知らぬ間に多く取り入れています。

発達障害の発症要因の1つに、このような問題が作用し、遺伝子多型という微小な変異などが作用していることが判明したのです。

遺伝子を調べて体内に蓄積した有害物質をデトックスい、必要なビタミンを投与せよ!

遺伝子検査は、新しい分野で少しずつ広がっています。

この検査をすることで、体内に蓄積している水銀、鉛などの有害物質の存在を調べられます。

これらを身体から外に出すために、デトックスなサプリメント(αリポ酸)を摂取していきつつ、必要となるビタミンもサプリメントで摂取していくことで、症状が改善される。

化学を専攻してきてから医師になった大森先生が専門的な解説をしつつ、具体的な発達障害児の症例を後半に展開されると、困っている親たちであればすがりたくなる内容です。

研究に邁進するだけでなく、臨床現場で奮闘する医師だからこそ、革命的治療法を書籍にして伝えることで、大いなる価値が感じられました。

なぜ、原因を探らなかったのか、あきらめたのか

もちろん、今まで、医師たちも発達障害児には、療育的な指導と、最低限の投薬などによって処置をしていました。

発達障害は避けられない、仕方ないとあきらめて、原因を探ろうとする姿が少ないのは、なぜだったのでしょうか。

治らないものとして決めつけて、本来の症状の原因究明に対して、真摯に向き合い、研究をしたり、調べるという地道なプロセスが足りなかったのが要因だと考えられます。

普通の子どもも世の中にいる中で、一部の子どもたちだけが、発達障害と認定されなければいけないのか。

彼らは知らぬ間に、身体に悪いもの(蓄積される毒)を取り入れて排泄できずに苦しんでいた結果、発達障害としてのさまざまな症状や問題に苦しんでいるのです。(言語化できないとしても)

大森先生が地道に遺伝子検査で問題を浮き彫りにするだけでなく、その改善をデトックスと足りないビタミン・ミネラルを投与する方法を選んで成果を出しているのは素晴らしいことです。

なぜ、大森先生がレアケースのように受け止められてしまうのか、に大きな課題が隠されています。

解毒できず、排出できないならば、身体に溜まってしまう

私は、この本を読みながら、自分自身の身体のことを軸に考えてみました。

お酒を飲むことでアルコールや余分な脂や糖分が脂肪として蓄積されて肥満になっているのは事実。

この中心にある脂肪が有害なものになり、身体に悪影響を与えているという説があります。

私自身にとって、解毒して排出したい脂肪たちをデトックスできれば、健康度が.増すのは間違いありません。

同じように、発達障害の場合も、有害なものが脳などにまで蓄積されてしまい、機能障害を起こしているのだとしたら、なんとか解毒して、排出させないといけないのは理解できます。

身体にとって、必要なもの、不要なものが何であって、余計なものは外に出して、必要で足りないものを取り入れる。

栄養学の基礎みたいなものは学校で教わり、社会に出てからも学んでいるはずなのに、徹底できていません。

サプリメントが全てではないけども、解毒と不足の摂取に必要ならば理解して取り入れよう

サプリメントを取れば、発達障害の問題が解決するという単純な話ではありません。

ここを間違うとサプリメントを神のように進行してしまう危険な考え方にはまってしまうので冷静になってください。

どんな原因があるのかを調べて、そのために、どんな方法があるのかというアプローチを理解した上で、デトックスにはサプリメントが最善と納得した上で、取り入れましょう

また、不足している栄養素が明らかならば、食事で補うことをメインにしつつ、サプリメントという選択肢(場合によっては投薬)を考えるのが正しい選択です。

まずは、知識を得て、必要であれば検査(保険対象外となると高額で、限られた施設でしか対応できないのですが)を行い、最適な専門家の判断を持って、対処していくことが大切です。

1人でも多くの発達障害児とその親たちが楽になり、社会とともに歩める日々を望んでいます。

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投稿者プロフィール

安斎 輝夫
安斎 輝夫
【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。