サードプレイス・ブリッジの21日間を終えて 〜準備・実施・反省〜

2021年11月23日(火)~12月13日(月)開催!
サードプレイスを通してコミュニティ同士がつながる21日間!

サードプレイス・ブリッジは、64のイベントの集合体となって終えることができました。

ご参加いただいた皆様、ご協力いただいた全ての方に心から感謝しております。

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全てを主催せず、小さなイベント・コミュニティをつなげていく企画

サードプレイスという居心地の良い場所は、人それぞれなもの。

ただ、お互いの存在を知らないために、もったいないことも多いはず。

ミートアップ的な企画をやってみようと思い立ったのが、2021年夏でした。

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寄せ集めだけに終わらず、どうやれば、コミュニティとコミュニティ同士、人と人の架け橋になれるのか?

その思いを、「ブリッジ」という言葉で表現してみました。

「コミュニティとコミュニティの架け橋になる」は実現できたのか

サードプレイス・ブリッジが、「コミュニティとコミュニティの架け橋になる」という目的やビジョンを掲げて走り出した結果、どのようなゴールにつながったのでしょう。

3点に絞ってポイントを整理してみます。

1.多くの人に少しずつ協力してもらう価値

2.主旨を理解してもらう困難さ

3.どこまでブリッジできるのかは誰の力か

1.多くの人に少しずつ協力してもらう価値

企画を思いついた時点で、今まで、接点があって、協力や賛同してくれそうな方に声をかけて、企画準備のSlackを作り、とにかく関係者向けの情報発信を日々続けました。

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協力してくれる方の割けるリソース(時間や労力)には限りがあります。

また、報酬を支払うような体裁で設計しているわけではないので、関係性の構築は様々でした。

ただ、ちょっとしたコメントやアイデアが参考になるケースも多く、知り合いのコミュニティを紹介してくれるというご縁のきっかけもいただけました。

今回、私が掲げていた根本の思想は「プロセスマキコミー」だったので、いつの間にか、協力して巻き込まれて楽しんでいくという雰囲気を味わってもらえたら幸いです。

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2.主旨を理解してもらう困難さ

一番苦しかったのは、今回のコミュニティとコミュニティをつなぐことによる価値をどう伝えるのか?

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コミュニティや個人主催の企画がオンライン上で乱立した結果、関わるものが増え過ぎて、時間が足らないという方の声を耳にしていました。

楽しむべきはずの、サードプレイスやコミュニティ活動が重荷になり始めている。

だったら、私が企画するイベントは、自らが全部主催としてメインを張ることは、得策ではないと判断したのです。

そこで、各コミュニティの運営者に、サードプレイス・ブリッジの企画をプレゼン・説明する機会を繰り返します。

この時点で、私との関係性、コミュニティのポリシー(クローズドなのか、オープンなのか)との兼ね合いもあり、理解や賛同を得るには時間がかかりました。

協力してくれるコミュニティや個人に明らかなメリットを提示しきれていなかったのが反省点です。

仮説として、コミュニティが多重多層な関係性になることで、接点が増えて、最適なコミュニティを中心に楽しい日々が送れるはずだと信じていました。

ただ、一部の方には、ある意味、イベント告知サイトの無料リンクのようなイメージを持たれたケースもあるのは大変残念でした。

3.どこまでブリッジできるのかは誰の力か

企画全体はともかく、ブリッジとして、コミュニティ同士、個人間を取り持つことができたのか、という最も大事な点に焦点を当てて考えてみます。

私自身が全イベント告知への協力をしつつ、自主開催と共催・協力開催なものが同時並行になった期間が長すぎたので、丁寧なブリッジをかけることができませんでした。

特に、相手のイベントにジョイントしている状態で、告知上もイベント内でも、サードプレイス・ブリッジとの接点を伝えきれなかったケースも見受けられました。

明らかに仕掛けと準備が不足したと反省していますし、運営側のフラストレーションが溜まっていたのも事実。

もっと、協力してくれるメンバーに拡散や告知を手伝って貰えばよかったと思いつつも、新しくつながる人を増やすことに注力できていなかったのです。

一期一会の関係になってしまうと、ブリッジとしては、たまたま、そこにかけてあった橋にすぎず、印象に残らずに終わってしまいます。

昨年のサードプレイス・フェス2020との大きな違いを感じました。

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ブリッジしきれなかった部分が心残り

正直に、企画として、ブリッジしきれた(コミュニティとコミュニティの架け橋になる)とは言えない理由は、参加者のリストを私(サードプレイス・ラボ)が管理しているわけではない、という点も影響していました。

つまり、各イベントの参加者を特定していないので、他のイベントと個人を繋げるためのタッチポイントが少なすぎたのです。

サードプレイス・フェス2020では、参加者一人が3イベントぐらいには参加してもらえていたのに、今回は、単独参加の方(サードプレイス・ブリッジの存在を知らないままだった方も多いはず)も多いのは仕方なかったのです。

個人情報にも配慮したとはいえ、各コミュニティやイベントの運営スタイルに配慮した結果、どうしても、薄まる部分は否めませんでした。

告知のためのイベントサイトを盛り上げる仕掛けが足りなかった

告知力が足らないことはわかっていたため、毎朝のように当日のイベントと昨日の振り返りをライブ配信をFacebookで行い、YouTubeのサードプレイス・ラボちゃんねるにアーカイブを残すという方法を取りました。

私自身だけでなく、全体として告知力が足らなかった点は反省材料です。

もちろん、イベント集客の広告にコストを投下していれば、状況は変わったかも知れません。

また、私自身が、各イベントに顔を出しながらも、裏で作業をしなければいけない状況は、見た目以上に余裕がありませんでした。

サードプレイス・ブリッジの中で、いくつも参加したら、自分に適した、知らない世界のコミュニティや人と会える楽しさを伝えたかったものの、以前よりも、受け身の参加者だけでなく、積極的に発信する側の方が増えています。(質や量は別問題)

期間が長すぎることが中だるみを生み出してしまい、熱量が分散してしまったのは事実。

仕掛け不足は、何かの企画を成功させるには致命傷になりかねません。

もちろん、私は、全イベントにたくさんの人が集うことだけを求めてはいませんでしたが。

参加者も主催者側も納得できる時間、関係性を作ってもらうことが最優先でしたから。

運営スタイルはともかく、やり抜いたことへの納得と皆様への感謝

私自身、21日間を走り切って、納得感でいっぱいです。

課題も、失敗もありましたが、まずは、やり抜いたことが全てです。

サードプレイス・ブリッジに関わってくれた全ての皆様への感謝は忘れません。

同時に、限界も感じたのは事実です。仕事をしながら、大型イベントの企画・運営を走りながら、日常生活を送るのは、想像以上に大変な日々でした。

今後、同様なイベントをやるか、やらないかは未定ですが、チャレンジする気持ちは忘れずに、前に進んでいこうと思っています。

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投稿者プロフィール

安斎 輝夫
【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。